スズキの電動スクーター「e-Let’s」の試作車が公道走行を開始

掲載日: 2010年09月24日(金) 更新日: 2013年12月11日(水)
この記事は2010年9月24日当時の情報に基づいて制作されています。

>リリース = スズキ株式会社

スズキ株式会社が開発を進めてきた電動スクーターの試作車「e-Let’s」が完成し、いよいよ公道走行調査が開始される。同モデルは9月21日に第一種原付自転車の届出を行い、ナンバーを取得したことで公道走行が可能となったとのこと。今後、様々な走行データを収集し製品化に向けた開発が進められる。

「e-Let’s」は、第一種原付自転車「Let’s4バスケット」をベースに開発した試作車。小型・軽量な車体に、回生充電が可能な高性能インホイールモーターとリチウムイオン電池、充電器システムを搭載しながらも、ガソリンエンジン搭載車と同等の車両重量としている。電動スクーターならではの滑らかな加速と軽快な走りに加え、低騒音、低振動、排出ガスゼロの高い環境性能を実現。充電は家庭用の 100Vを使用し、1回の充電(約4時間)で約30kmの走行(30km/h定地走行時)を可能としている。

なお、同社の「e-Let’s」は今秋より独自に行う公道走行調査に加え、静岡県浜松市が中心となり地域の産学官で構成された「はままつ次世代環境車社会実験協議会」の走行実証実験に「e-Let’s」で参加する。

「e-Let’s」諸元表
全長×全幅×全高:1,665mm×600mm×983mm
車両重量:74kg(バッテリー装着時)
乗車定員:1人
モーター:交流同期電動機
定格出力:0.6kW未満
航続距離:30km(30km/h定地走行時)
充電所要時間:約4時間/100V
バッテリー種類:リチウムイオン電池

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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