【ホンダ】2019年鈴鹿8耐への参戦体制をホンダが発表!

掲載日: 2019年06月26日(水) 更新日: 2019年07月16日(火)
カテゴリー: トピックス  タグ: ,  
この記事は2019年6月26日当時の情報に基づいて制作されています。

7月25日(木)〜28日(日)の日程で開催される「2019FIM世界耐久選手権シリーズ“コカ·コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース」のホンダ・参戦体制が発表された。

チームの詳細は以下に記すが、ホンダとしては今年こそはヤマハの連覇を阻むという大きな命題があり、また世界耐久選手権シリーズの最終戦でもあることから、メーカーの威信、チームの思惑が複雑に絡み合ってレースが盛り上がることは今年も必至!

記憶に残る令和元年開催の8耐になりそうだ。各チームの熱い戦いを目に焼き付けよう。

2018-2019FIM世界耐久選手権シリーズ最終戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第42回大会参戦体制について

Hondaは、三重県・鈴鹿サーキットにて、7月28日(日)に決勝レースが行われる「2018-2019FIM(※1)世界耐久選手権シリーズ(以下、EWC)最終戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第42回大会(以下、鈴鹿8耐)」に参戦する主なHondaチームの体制を決定しました。

(以下、敬称略)

現在、MFJ(※2)全日本ロードレース選手権JSB1000クラス(以下、JSB1000)に、Hondaワークスチームとして参戦している「Team HRC」は、今年もRed Bullをパートナーに迎え、チーム名を「Red Bull Honda」として、鈴鹿8耐に参戦します。

ライダーは、JSB1000で現在ランキング1位(第3戦終了時)の高橋巧に加え、FIMスーパーバイク世界選手権シリーズ(以下、WSBK)に参戦中の清成龍一、HRCテストライダーであるステファン・ブラドルを起用します。マシンはCBR1000RR SP2をベースとしたワークスマシン「CBR1000RRW」です。2017-2018シーズンのシリーズチャンピオンを獲得した「F.C.C. TSR Honda France」は、今シーズンもEWCにレギュラー参戦しており、すでに2勝しランキング3位(第4戦終了時)につけています。

ライダーは、フレディ・フォレイ、ジョシュ・フック、マイク・ディ・メリオの3名で、逆転での2年連続チャンピオン獲得を目指します。

「au・テルル SAG RT」は、JSB1000に参戦中の秋吉耕佑、羽田大河に、MotoGP Moto2クラス(以下、Moto2)に参戦中の長島哲太を加えた3名体制で参戦します。

「KYB MORIWAKI RACING」のライダーは、JSB1000に参戦している高橋裕紀と、MFJ全日本ロードレース選手権ST600クラス(以下、ST600)に参戦中の小山知良が決定。また、これまでに3度の鈴鹿8耐優勝経験を持つ「MuSASHi RT HARC-PRO. Honda」は、現在JSB1000でランキング4位(第3戦終了時)につけている水野涼と英国スーパーバイク選手権(以下、BSB)に参戦中のチャビ・フォレスの参戦が決定。両チームともに新たなライダーが決定し次第、ホームページ等でお知らせします。

なお、「Honda Asia-Dream Racing with SHOWA」、「Honda DREAM RT 桜井ホンダ」、「Team ATJ」、EWCにレギュラー参戦中の「Honda Endurance Racing」も、鈴鹿8耐にCBR1000RR SP2をベースとした車両で参戦します。

※1=FIMとは、Federation Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称 ※2=MFJとは、Motorcycle Federation of Japan(一般財団法人 日本モーターサイクルスポーツ協会)の略称

参戦ライダーのコメント

■#33 Red Bull Honda

(写真左から)高橋 巧(JSB1000にTeam HRCより参戦中)「今年はHondaワークスチームとして挑む2年目の鈴鹿8耐。負けられないという気持ちが強いです。ここまでの全日本ロードレースでも好調を維持できていますし、歯車がかみ合った状態で挑める点は昨年との大きな違いです。なんとしてでも昨年のリベンジを果たしたいと思います。また、2010年に同じチームで優勝した清成さん、Moto GPライダーであるブラドル選手と共に戦えることを大変心強く感じています。ぜひRed Bull Hondaの走りに熱い応援をお願いします」/清成龍一(WSBKにMoriwaki Althea Honda Teamより参戦中)「Hondaワークスチームのメンバーとして鈴鹿8耐に戻ってこられたことを、大変誇りに思います。これまでのテストでブリヂストンタイヤへの適応はできていますし、本番を最高の状態で迎えられるよう、自分の役割をしっかりと果たしたいです。CBR1000RR SP2は、いつもWSBKで乗っているマシンですし、期待に応えられるように頑張りたいです。ぜひ鈴鹿に足を運んでいただきRed Bull Hondaへの応援を、よろしくお願いします」/ステファン・ブラドル(HRC契約Moto GPテストライダー)Hondaワークスチームの一員として参加できて、とても嬉しく思います。Hondaにとって重要なレースの一つであり、多くの名高い伝説のライダーが勝利してきた、このような大きなイベントに参加することに非常に興奮しています。鈴鹿8耐の優勝経験のある強力なチームメートと共に鈴鹿のファンへ最高のレースを見せるために最善を尽くします」

■#1 F.C.C. TSR Honda France

(写真左から)フレディ・フォレイ(EWCに同チームより参戦中)「ボルドール(2018/19開幕戦)で勝ってから、ここまでの2レース(第2戦ル・マンと第3戦スロバキア)で思うようにいかなかったので、オッシャースレーベンでの勝利は非常に嬉しかったです。EWC ランキングも3位に上がって、チームのホームグラウンドである日本・鈴鹿での最終戦、鈴鹿8耐に向けて、さらにモチベーションを高めたいです。そして鈴鹿でベストを尽くために、可能な限り最善の方法で準備するつもりです」/ジョシュ・フック(EWCに同チームより参戦中)「オッシャースレーベンで優勝できたことについては、まずチームとチームメイトに感謝します。鈴鹿は何度も走っていて好きなコースなので、今年のバイクは完璧ですから、早く鈴鹿8耐仕様のバイクで走り込みたくてワクワクしています。オッシャースレーベンの優勝で、今でも鈴鹿でタイトルを取得することは可能だと思いますし、もちろんその位置を狙って、達成できることをとても楽しみにしています」/マイク・ディ・メリオ(EWCに同チームより参戦中)「オッシャースレーベンの優勝がチームをさらに一つ強くしたのは間違いないと思っています。そして鈴鹿8耐は最終タイトル獲得に向けた決戦の地となります。そこでも私たちは表彰台の頂点に上るために、あらゆる準備をするつもりです。すでに鈴鹿でのレース経験はあるので、何回かあるテストで鈴鹿8耐仕様のバイクとコースについてさらに理解を深めていければと 考えています」

■#090 au・テルル SAG RT

(写真左から)秋吉耕佑(JSB1000クラスに同チームより参戦中)「今回の鈴鹿8耐では全日本の前半戦で培ったノウハウ、そしてチーム力の集大成を見せたいと思います。ライダーはMoto2で乗れている長島哲太と、注目の若手、羽田太河、の3人体制で鈴鹿8耐を戦います。安定して好成績を出していきます。何卒応援の程、よろしくお願いいたします」/長島哲太(Moto2クラスにONEXOX TKKR SAG Teamより参戦中)「今年もau・テルル SAG RTより鈴鹿8耐に参戦することができ、チーム代表である中込社長をはじめ多くのサポートのおかげで走れることを心より感謝しております。昨年は良い形で走る事ができましたが、今年はさらにレベルアップした走りを見せられるように努力するので応援よろしくお願いします」/羽田大河(JSB1000クラスに同チームより参戦中)「鈴鹿8耐に、au・テルル SAG RTから参戦できることをとても嬉しく思います。僕自身スプリントレースしか参戦したことがなく、耐久レースは初めてですが、とにかく諦めず、ベストを尽くし最後まで戦います。強力なチームメートと共に表彰台を狙います」

■#19 KYB MORIWAKI RACING

(写真左から)高橋裕紀(JSB1000にMORIWAKI MOTUL RACINGより参戦中)「まずは今年もKYB MORIWAKI RACINGからHondaレーシングファミリーの一員として鈴鹿8耐に参戦できることに感謝いたします。そして第2ライダーには初のタッグにはなりますが、幼い頃より国内外でずっとレースを共にしてきた心強いパートナーである小山知良選手を迎え、チーム一丸となって最高の結果を狙っていきたいと思います。応援よろしくお願いいたします!」/小山知良(ST600に日本郵便 Honda Dreamより参戦中)「今年の鈴鹿8耐へKYB MORIWAKI RACINGより参戦できることを大変嬉しく、そして誇りに思っています。チームメートの高橋裕紀選手とはプライベートでもすごく仲が良く、グランプリ時代は常に共に行動し苦楽を共にしてきた仲です。高橋選手と一緒に鈴鹿8耐を走れるのは夢のような話なので、足を引っ張らないように、そしてチームにも貢献できるように全力で頑張りますので、応援よろしくお願いいたします」

■#634 MuSASHi RT HARC-PRO. Honda

(写真左から)水野 涼(JSB1000に同チームより参戦中)「昨年度に引き続きMuSASHi RT HARC-PRO. Hondaから鈴鹿8耐に参戦できることを、大変嬉しく思います。過去3度の優勝経験を誇る名門チームであり、日頃参戦している全日本のチームでもあるので非常に信頼も高く、万全の状態で挑みます。チームメートと共に3人で力を合わせ、優勝を目指して頑張ります」/チャビ・フォレス(BSBにHonda Racingより参戦中)「今回、有名な鈴鹿8耐にMuSASHi RT HARC-PRO. Hondaから参戦できることになり、本当に興奮しています。またHondaファミリーの一員として参戦するチャンスをあたえられたことにも、深く感謝しています。鈴鹿での耐久レースは初めてですが、今から待ち遠しいです。よい結果を残せるようにベストをつくします」

鈴鹿8耐に参戦する主なHondaチーム

問い合わせ

本田技研工業株式会社 お客様相談センター
TEL/0120-086-819

リリース=本田技研工業株式会社(2019年6月13日)

 

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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