【MVアグスタ】F3 800の仕様を変更して3月発売

掲載日: 2015年01月30日(金) 更新日: 2015年01月30日(金)
この記事は2015年1月30日当時の情報に基づいて制作されています。

リリース = 株式会社 MV AGUSTA JAPAN

MVアグスタジャパンは、3気筒800ccエンジンを搭載する「F3 800」の一部仕様を変更して2015年3月に発売する。新たにLEDテールランプを採用。また日本国内仕様としてARROW製カーボンサイレンサーを標準装備する。

F3 800
以下リリースより
2015年1月30日


クラスの垣根を越えたライディングプレジャーをご提供

■モデル名/F3 800
■希望小売価格(税8%込み)/1,890,000円
■発売予定日/2015年3月
■ボディーカラー/レッド/アゴシルバー、パールアイスホワイト/アビオグレイ、マットメタリックセナブラック

1000ccクラスの高揚感、600ccクラスの軽快感。そして2気筒エンジンのトルク、4気筒エンジンの加速力……。イタリア製3気筒エンジンを搭載するMVアグスタF3 800は、そのすべてを併せ持ち、クラスの垣根を越えたライディングプレジャーを提供します。優れたハンドリング、先進の電子デバイス、そして148hpのパワーと88Nmのトルク(※本国仕様)を発生させる798ccエンジン。それを173kgの軽量な車体に搭載し、リッタークラスのスポーツバイクをも凌駕するパワーウエイトレシオを達成。イタリアンテクノロジーの真髄が注ぎ込まれたパワーユニットと、高いポテンシャルを備えたシャシー。その完璧なバランスが、ミドルクラススーパースポーツの概念を、スーパーバイクレプリカにも引けをとらないレベルにまで高めています。MVアグスタF3 800は、その類いまれなパフォーマンスで、ストリートでもサーキットでも、新たな次元の悦びを提供します。2015年モデルでは新たにLEDテールランプの採用、フェアリングとフレームのカラーチェンジを行い、さらに魅力がアップしました。また日本国内仕様はARROW製NEWカーボンサイレンサーを装着します。

F3 800

【エンジン】
MVアグスタF3 800が搭載する並列3気筒エンジンは、ボア=79.0mm、ストローク=54.3mmで総排気量=798cc。最高出力は13000rpm で148hp、最大トルクは10600rpmで88Nm(※本国仕様)。レブリミッターは13500rpmに設定。バルブ形式はDOHC4バルブ。チタン製バルブを採用し、高回転域において特に優れたパフォーマンスを発揮します。エンジニアリングの驚くべき偉業であるコンパクトなパワーユニットは、単体で52kgと非常に軽量。シェルモールド鋳造法によって作られた、シリンダー一体式のクローズドデッキ構造のクランクケースも特徴のひとつ。冷却水とオイルの流路をシリンダーブロック内に設け、それらのポンプもエンジン内部にそれぞれ配置するため、見た目の美しさとコンパクト化に貢献。また、ダクト内や燃焼室内の流れを慎重に検討し、最大限の燃焼効率を獲得。これにより燃費が上昇すると共に環境への影響を低減、そしてあらゆる回転域における高性能化を実現しています。MVアグスタの並列3気筒エンジンに組み込まれる革新的な逆回転クランクシャフトは、慣性力の影響を減らしてエンジンの均衡を高めることで、素早い向き変えを実現し、優れたハンドリングをもたらします。そのパフォーマンスは、F3 675と比較してさらに向上した、1.17kg/hp というパワーウエイトレシオによって、さらに強調されています。148hp(※本国仕様)の最高出力と、17/41のファイナルレシオによって、トップスピードは269km/hに達します。さらにMVアグスタが設計・開発したスリッパークラッチは、コーナー進入前のハードブレーキング時に最高のパフォーマンスを披露します。

【電子制御】

F3 800は、スロットル操作とスロットルボディー、トラクションコントロールを完全に電子制御で組み合わせるMVICS(Motor & Vehicle Integrated Control System)プラットフォームにより、中間排気量クラスでは、どのモデルより先進的な電子制御パッケージを備えています。洗練されたMVICSプラットフォームの技術的な心臓部は、ライド・バイ・ワイヤ。スロットルグリップの回転角とは独立して、瞬間ごとに理想的なスロットル開度を導き出しています。スロットルグリップとスロットルボディーの間に機械的なつながりは存在しません。その代わりに、最適な混合気がインジェクションマッピングによって定義され、いつでも最高のパフォーマンスを発揮します。ライダーは4種類のエンジンマップ(スポーツ/ノーマル/レイン/カスタム)を選択することができます。カスタムモードでは、ライダーの好みに出力特性をカスタマイズすることができます。リヤタイヤの最適なグリップを確保するトラクションコントロールは、いまや必要不可欠な装備。ハンドルバーのコントロールスイッチと、コンパクトなフルデジタルメーターによって、8段階の異なる介入レベルを選択することができます。2015年モデルでは、軽量コンパクトなBOSCH製9MP ABSユニットとRLM(Rear Lift-Up Mitigation)を新たに標準装備。ハードブレーキングによってリヤホイールが路面から浮き上がるのを防ぐRLMは、従来のABSと共に、潜在的な危険を回避するのに役立ちます。

【シャシー】
ホイールベースはわずか1380mm。この驚くべき数値が、F3 800に優れたハンドリングを与えています。フレームはメインストラクチャーのALSスチール鋼管トレリスフレームと、鋳造アルミプレート、そしてトラクションを最大限に得るために576.5mmと長く設定された片持ち式スイングアームを巧妙に組み合わせています。フロントのマルゾッキ製倒立フォークは43mm、ストローク長125mm。スプリングプリロード、圧縮側減衰力、伸び側減衰力の調整機構を備えています。リヤは窒素を充填したリザーバータンクを備えるピギーバックタイプのザックス製モノショック。スプリングプリロード、圧縮側減衰力、伸び側減衰力が調整可能なフルアジャスタブル。ライダーは好みに合わせてセッティングを施すことで、800ccエンジンのエキサイティングな性能を、余すところなく堪能できます。フロントのブレーキシステムは、320mm ダブルディスクにブレンボ製M4.34aモノブロックキャリパーをラジアルマウント。リヤは220mm シングルディスクに2ピストンキャリパーをセット。サーキットのような要求の厳しいシチュエーションでも、最大限の制動力を発揮します。タイヤはフロント=120/70-ZR17、リヤ=180/55-17。ピレリ製ディアブロ・ロッソ・コルサを装着します。2015年モデルからLEDテールランプを搭載。新たな光拡散システムの採用により、他車からの被視認性が高まり安全性が向上すると共に、リヤセクションの魅力をさらに引き上げています。またフェアリングのカラーチェンジに加えフレームカラーも全モデルで変更されています。

F3 800

※本国仕様車の情報を元にしており、日本国内仕様車とは仕様が異なる場合もございます。

[ お問い合わせ ]
MV AGUSTA JAPAN
TEL/0538-23-0861
FAX/0538-23-0862

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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