【アプリリア】車重166kgで230馬力! 100台限定のスペシャルモデル「RSV4 XTRENTA」の予約受付をスタート

掲載日: 2022年10月12日(水) 更新日: 2022年10月12日(水)
この記事は2022年10月12日当時の情報に基づいて制作されています。

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アプリリアレーシングより100台限定のスペシャルモデル「RSV4 XTRENTA」が発売される。RSV4ファクトリーをベースにレース仕様車として仕上げられたこの車両には MotoGP マシン「RS-GP」譲りのリアウィングとアンダーウィングなどのスペシャルパーツを装備。

車重は166kg、最高出力は230馬力となっており、このパワーを受け止めるためにサスペンションの設定が変更されたほか、専用品となるマルケジーニ製の鍛造マグネシウムホイールが装備された。価格は5万ユーロ(日本円換算約719万円)となっており、公式サイトで予約受付が開始されている。

アプリリアの初世界タイトル獲得から30年を記念する100台限定特別モデル RSV4 XTRENTA をアプリリアレーシングから発売

2019 年発表の RSV4 X、史上最もパワフルかつ最軽量のハイパーネイキッドバイク Tuono X を送り出してきたアプリリアレーシングは、アプリリア初の世界選手権タイトル獲得30周年を記念し、個性溢れるアプリリア RSV4 XTrenta を発表し、V4 プロジェクトを再発進させます。

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ノアーレのレーシング部門が手がけたRSV4 XTrentaは、アプリリアレーシングのエンジニアリングとMotoGPテクノロジーから生まれた最も過激で高性能なアプリリアRSV4です。世界初のリアウィング及びアンダーウィング搭載し、洗練されたエアロダイナミクスを実現しています。サーキットの楽しみを最大限に高めるかつてないパフォーマンスは、わずか166kgの車重にして230馬力エンジンを搭載。レーシングエレクトロニクス、サスペンション、Sc-Project製の専用エグゾーストを装着し、レース仕様のセットアップとなっています。

素材、コンポーネント、エレクトロニクス、細部へのこだわり、エアロダイナミクスにおいて、史上最もMotoGPに近い技術を搭載したマシンです。近年さらに注目度の高まるエアロダイナミクスの分野において、アプリリアレーシングは2022年シーズンに新たなRS-GPを投入し、フロントランナーとしての存在感を放ちました。

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これほど高度なエアロダイナミクスを誇るバイクの一般発売は史上初の試みです。カーボンフェアリングの全パーツはMotoGPと同じ工程によるPAN Compositi製。ダウンフォース性能を向上させながら抵抗を減らす新設計のフロントウィングと、全く新しいテールリアウィングの両方を搭載。RS-GPには2019年から搭載しMotoGPでは「スプーン」と呼ばれる、スイングアームに取り付けられた下部ウィング「アンダーウィング」を世界で初めてを採用し、ダウンフォース量を25%向上させ、4%の空気抵抗の軽減を実現しました。

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2022年のアプリリアRSV4ファクトリー2022という既に秀逸なマシンをベースの出発点に、アプリリアレーシングが全網羅的改良を加えて完成させたRSV4 XTRENTA。圧縮比を高め、最高出力230馬力を実現したエンジンに、アプリリアレーシングの排気システム開発を全て手掛けるパートナー企業SC-Projectが特殊チタンとカーボンで完成させたエグゾーストシステムを合わせ、さらにMotoGP、F1などに採用されているスプリントフィルター・エアフィルターを搭載。またMotoGPにも使用されるフルチタン製サイレンサーのオプション販売も予定しています。ラジエターとオイルクーラーには、高性能かつ過酷なサーキット走行を想定した、スーパーバイク発祥のTaleo Tecnoracing製を採用しました。

イタリア生まれのアプリリアV4エンジンの性能を制御するのは、Magneti Marelli製の専用コントロールユニットを採用。PBRブランドのチタンスプロケット(こちらもXTrenta専用)、JetPrimeのレーシングパネル、Spider製CNCフューエルキャップの構成です。

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シャシー面では、RSV4の高品質なシャシーに、AndreaniとアプリリアMotoGPのエンジニアが共同で改定したOhlins製サスペンションを採用し、さらなるパフォーマンスの向上を図りました。ビレットのステアリングプレートは、アプリリアレーシングの専用品です。フロントにGP4-MSビレットモノブロックキャリパーと330mm径のT‐ドライブディスクを装着したブレーキシステムは、最高峰のBrembo製。鍛造マグネシウムのMarchesini M7R GENESIホイールに、Pirelli製Diablo SBKスリックタイヤ(F:120/70、R:200/65サイズ、フロントSC-1コンパウンド、リアSC-Xコンパウンド)を装着。ホイール重量は標準品と比べ約2kgの軽量化を実現しています。

新型アプリリアRSV4 XTrentaのカラーリングは、ロレンツォ・サヴァドーリがオーストリアGPに参戦した際に使用したグラフィックと同じく、現在54の世界タイトルを保有し、モーターサイクルスポーツ界屈指の受賞歴を誇るアプリリアが、1992年のWGP125ccクラスで初の世界タイトルを獲得したときに使用していたカラーリングを、現代的に解釈したものです。

価格及び申込方法

100台限定のアプリリアRSV4 XTrentaは、factoryworks.apilia.comによるオンライン予約のみの受付を開始しています。価格は50,000ユーロ(税抜き)で、アプリリアレーシングから直接アプリリアレーシング本社にて納車されます。一部の購入者には、アプリリアレーシングでの車両の受け渡しと同時に、ノアーレのレーシング部門を見学できる機会が与えられます。さらにシリアルナンバー付き車両と共に、専用バイクカバー&マットが付属されます。

RSV4 XTrentaは、プロダクションバイクの選手権でのトップレベルを目指す方や、サーキットでのライディングに最適な性能のRSV4、Tuono V4をお望みの方に向け、レーシングバイクを開発したものと同じ技術を提供する、アプリリアレーシングの世界で唯一のプログラム「ファクトリーワークスプログラム」の一環で誕生したモデルです。

■RSV4 XTrenta詳細ページ(英語)
・URL/https://factoryworks.aprilia.com/en-GB/full-bike/aprilia-rsv4-xtrenta

リリース

ピアッジオグループジャパン株式会社(2022年10月11日発行)

 

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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