ハーレーダビッドソンジャパンは「パンアメリカ1250」シリーズの予約販売を全国の正規ディーラーで開始した。この車両は、新設計の Revolution(R) Max 1250エンジンを搭載した、ハーレー初のアドベンチャーツーリングモデルとなる。
ラインナップはスタンダードモデルの「パンアメリカ1250(231万円~)」、およびシート高の自動調節機能を持つ SHOWA の電子制御セミアクティブサスペンションや、Daymaker(R)シグネチャーアダプティブヘッドランプなどを装備する「パンアメリカ1250スペシャル(273万1,300円~)」の2タイプ。日本国内では2021年7月頃より納車が可能となる予定だ。
また、同シリーズについては2021年2月26日(金)より全国の店頭やイベントで実車先行展示が開催される予定となる。興味のある方は足を運んでみてはいかがだろうか。
「パンアメリカ1250」、「パンアメリカ1250スペシャル」を発売 水冷VツインのRevolution(R)Max 1250エンジンを初搭載。オフロード走行にも適したニューモデル
ハーレーダビッドソン ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役:野田一夫)は2月24日(水)より、ハーレー初のアドベンチャーツーリングモデル、「パンアメリカ1250(Pan America(R)1250)」、「パンアメリカ1250スペシャル(Pan America(R)1250 Special)」の国内予約販売を、全国の正規ディーラーにて開始いたします。
希望小売価格は、「パンアメリカ1250」が2,310,000円~、「パンアメリカ1250スペシャル」は2,731,300円~(いずれも消費税込)です。
2つのモデルは新開発の水冷1,250ccの大排気量Vツイン・Revolution(R) Max 1250エンジンを搭載しています。モーターサイクル全体の重量を最小限に抑えるために、このエンジンはシャシーの中心に組み込まれ、オフロード走行に適したスムーズなローエンドトルクと、低速スロットル・コントロールに重点を置いた特別チューニングも施されています。タッチパネルを用いて複数の走行モードが選択できる他、コーナリング安全機能の強化など、ライディング体験を向上させるために設計された新技術も多く採用されています。
「パンアメリカ1250スペシャル」には、電子制御式のセミアクティブフロント&リアサスペンションを標準装備します。モーターサイクルに搭載されたセンサーのデータを利用し、路面や走行状況に合わせて自動的に減衰力をコントロールします。このプログレッシブシステムによって、オンロードでの快適な乗り心地を維持しながら、オフロードでも優れたサポートを提供します。またシート高の自動調節機能「アダプティブライドハイト(ARH)」も標準装備し、走行中の安定と停車時の快適な足つきを両立しています。
アメリカでデザイン・製造された初のアドベンチャーツーリング「パンアメリカ1250」と「パンアメリカ1250スペシャル」は、2021年5月の北米を皮切りに順次各国へ出荷し、日本のお客様には7月頃より納車が可能となる見込みです。
【軽量水冷Vツイン・Revolution(R) Max 1250エンジンと、最適化されたシャシー】
新開発のエンジンは、1250ccのハイパワーとパワートレインの軽量化を両立しています。9,500rpmまで許容(レブリミット)し、最大トルクは128Nm/6,750rpm、圧縮比は13:1です。
フロントフレーム、ミッドフレーム、テールセクションの3つの要素が、パワートレインに直接ボルトで固定された設計により、モーターサイクルの重量を軽減し、従来のフレームを排除しながらも剛性の高いシャシーを実現して、正確なハンドリングにも貢献しています。ツーリング(特に同乗者と荷物を積んだ状態)に最適化され、オフロードでの操縦性に必要な俊敏なハンドリングを提供しています。
【タッチパネル・ディスプレイと、選択可能な走行モード】
「パンアメリカ1250」は、6.8インチ TFT タッチスクリーンを搭載しています。無反射ガラスカバーを採用し、殆どの照明条件で見やすく設計されています(走行中のタッチ操作は無効となります)。ディスプレイでは燃料や速度表示等に加え、モーターサイクルのテクノロジー介入レベルを電子制御することで複数の走行モード選択も可能です。
ダイレクトで直感的なパフォーマンスライディングを実現する「スポーツモード」、日常使用に最適なバランス重視の「ロードモード」、荒天時等に最適な安全性能重視の「レインモード」、未舗装路や中程度のオフロードシチュエーション向けに設計された「オフロードモード」、前輪を持ち上げ障害物をクリアするなど高難度オフロード向けの「オフロード+モード」に加え、ライダー自身が自分好みにアレンジ可能な「カスタムモード」も登録することができます。
【ハーレーダビッドソンの先進安全技術/RDRS Safety Enhancements】
先進安全技術「RDRS Safety Enhancements」(旧称:RDRS)を搭載します。加速時、減速時、ブレーキング時のトラクションに応じてモーターサイクルの性能を調整するために設計 された一連の技術は、悪路走破時や予期せぬ状況での走行時に、アクセルを踏んだりブレーキをかけたりする際、ライダーがモーターサイクルを制御するのを助けるように設計されています。
【Brembo(R)ブレーキ】
ハーレーダビッドソンはBrembo(R)と共に、全く新しいブレーキシステムを共同開発しました。新しいラジアルモノブロック4ピストン(30mm)キャリパーは、素材の特性を最大限に活用し、全体の重量を軽減しながら剛性を高めています。
デュアルフロントブレーキローターは320mm径、シングルリアブレーキローターは280mm径。軽量化された新型フロントブレーキマスターシリンダーは、レバーのレスポンスを調整可能です。
■モデル名/パンアメリカ1250
■カラー・車両本体価格(税10%込み)
・ビビッドブラック/231万円、
・リバーロックグレー/233万9,700円
■諸元
・全長/2,265mm
・ホイールベース/1,580mm
・シート高(無負荷状態)/890mm
・車両重量/245kg
・レーク・トレール/25°157mm
・フューエルタンク容量/21.2L
・フロントタイヤ/120/70R19 60V
・リアタイヤ/170/60R17 72V
・フロント/リアブレーキ/デュアル・シングル
・エンジン/Revolution(R)Max 1250(排気量/1,252cc)
【セミアクティブ フロント&リアサスペンション/ビークルロードコントロール付】
電子調整式のこのサスペンションシステムは、センサーのデータを利用して、減衰力を自動的にコントロールします。SHOWA 製部品を基に、制御ソフトをハーレーダビッドソンが開発しています。選択した走行モードに加えて、サスペンション位置、車速、モーターサイクルの垂直加速度、ロール角、ロールレート、ライダーがかけるスロットル、ブレーキトルクに反応し、モーターサイクルの快適性を維持します。
またビークルロードコントロールは、ライダー、同乗者、荷物の重量を感知し、リアのプリロードを自動調整して最適なサスペンションのたるみを選択してくれます。
【アダプティブライドハイト/ARH】
静止・停車中にシート高を低くし、走行中は最適な車高の間で自動的に切り替えを提供する業界初の新技術です。この画期的なシステムにより、アドベンチャーバイクに起こりがちな「停車時の足つきの悪さ」を改善しています(上述のサスペンションにARHが加わることで、ライダー、同乗者、荷物の重量を感知・自動調整して最適な車高を決定します)。
シート高はローポジションで830mm(32.7インチ)、ハイで873mm(34.4インチ)となります。ライダー自身が選択可能な5つのサブモードも有し、シーンや好みに応じた車高調整も可能です。
【ライダーの安全をさらに強力サポート】
タイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)は、現在のフロントとリアのタイヤ空気圧をディスプレイ画面に表示し、空気圧が低くなるとライダーに警告するインジケーターを表示してくれます。
また鋼管状のブラシガードは、ラジエーターを保護し、転倒時にモーターサイクルをサポートするように設計されています。アルミ製の頑丈なスキッドプレートは、衝撃からエンジンのクランクケースを保護するように設計されています。
【センタースタンドとマルチポジションリアブレーキペダル】
自宅やバックカントリーでのメンテナンスやタイヤ交換を容易にしてくれるセンタースタンドが付帯します。また、工具を使わずに、リアブレーキのフットペダルの高さを2つの位置に変更することができ、オフロード走行中などライダーが立っているときのコントロール性と快適性を向上させています。これによりモーターサイクルの制御性が向上し、ライダーの前方トレイルの視界も向上します。
【その他】
「パンアメリカ1250スペシャル」は、Daymaker(R)シグネチャーアダプティブヘッドランプ、ヒーター付きハンドグリップとハンドウィンドディフレクター、ステアリングダンパーも装備。日本標準のスポークホイールのほか、キャストホイールも選択可能予定です。
■モデル名/パンアメリカ1250スペシャル
■カラー・車両本体価格(税10%込み)
・ビビッドブラック/273万1,300円
・ガントグレーメタリック/デッドウッドグリーン/276万1,000円
・バハオレンジ/ストーンウォッシュホワイト/278万6,300円
■諸元
・全長/2,265mm
・ホイールベース/1,580mm
・シート高(無負荷状態)/830mm
・車両重量/258kg
・レーク・トレール/25°157mm
・フューエルタンク容量/21.2L
・フロントタイヤ/120/70R19 60V
・リアタイヤ/170/60R17 72V
・フロント/リアブレーキ/デュアル・シングル
・エンジン/Revolution(R)Max 1250(排気量/1,252cc)
ハーレー初のアドベンチャーツーリングモデルのデビューを記念し、下記の日程で実車先行展示を全国で実施します。お近くの店頭やイベント等で、「パンアメリカ1250」や「パンアメリカ1250スペシャル」の迫力を是非お感じください。
■日程・場所
・2021年2月26日(金)~28日(日)/H-D アクティブ、H-D 熊本、H-D 佐賀(S)、H-D レイクウッド(S)
・2021年2月26日(金)~3月8日(月)/そごう横浜店5階特設スペース(S)※1
・2021年3月5日(金)~7日(日)/H-D 博多、H-D 山口、H-D バルコム広島(S)、H-D 宮城(S)
・2021年3月12日(金)~14日(日)H-D 倉敷、H-D 姫路、H-D ブルーパンサー・2021年3月13日(土)~14日(日)/2021北海道モーターサイクルショウ (会場:アクセス札幌)(S)(※2)
・2021年3月19日(金)~21日(日)/H-D浜松、H-D豊橋、H-D沼津(S)、H-DMJM札幌、H-D帯広(S)
・2021年3月26日(金)~28日(日)/H-D中川、H-D国立、H-D高崎、H-D塚原(S)、H-D埼玉花園(S)
・2021年3月28日(日)/インポートモーターサイクル FUN&RIDE 2021(※2)(会場:GLION MUSEUM 隣接特設会場)(S)
・2021年4月2日(金)~4日(日)/H-D 箕面、H-D 南大阪、H-D プラザ伊丹(S)、H-D シティ川越、H-D 茨城南(S)
・2021年4月9日(金)~11日(日)/H-D 石川、H-D 幕張(S)、H-D 滋賀(S)
・2021年4月16日(金)~18日(日)/H-D横浜、H-D東久留米、H-D三鷹(S)、H-D足立、H-Dシティ柏(S)
※(S)印のつく各店等には「パン アメリカ 1250 スペシャル」が、無印の各店には「パン アメリカ 1250」が展示予定です。展示日ならびに車両については、予告なく変更となる場合があります。
※表中の H-D はハーレーダビッドソン(正規ディーラー)を指します。お近くの店舗と詳しい住所等については、ディーラー検索ページを是非ご活用ください。
(※1)メイド・イン・ジャパンで復活した伝説のアウトドアブランド「MOSSTENTS」と「バイカーズパラダイス南箱根」のコラボレーションによって誕生したソロテントの特別公開と合わせ車両展示を行います。期間中の営業時間など催しの詳細は、そごう横浜店(TEL: 045-465-2111)まで。
(※2)イベント内での展示となります。開催概要ほか詳細については、主催者へお問い合わせ下さい。
ハーレーダビッドソン カスタマーサービス
TEL/0800-080-8080
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リリース = ハーレーダビッドソン ジャパン株式会社(2021年2月24日発行)