ハーレーは現在イタリアで開催中のEICMA 2019(ミラノショー)で「PAN AMERICA(TM)」と「BRONX(TM)」のプロトタイプを公開した。
この2台に搭載される水冷60度Vツインエンジン「Revolution(R)Max」はデュアルダウンドラフトスロットルボディやカウンターバランサーなどを採用。幅広いパワーバンドによる扱いやすさと振動の軽減による快適性を併せ持ちながら、軽量化も実現しているという。
「PAN AMERICA(TM)」は同社初のアドベンチャーツーリングモデルで、パワーユニットには1,250ccのRevolution(R)Maxエンジンを採用。最大出力は145PS、最大トルクは90ft.lbs.(換算値で約12.4kgf.m)以上を発生するという。また、ミドルクラスのストリートファイターモデル「BRONX(TM)」には975ccのRevolution(R)Maxエンジンを搭載。最大出力は115馬力、最大トルクは70ft.lbs.(換算値で約9.7kgf・m)となる。なお、発売日は2020年後半を予定しているが、日本市場への導入など詳細については現在のところ不明だ。
ハーレーダビッドソン(HARLEY-DAVIDSON[R〕)は、現在開催中の「ミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)」(※)において、新たなセグメントへの参入となるハーレーダビッドソン初のアドベンチャーツーリングモデル「PAN AMERICA(TM)」とストリートファイターモデル「BRONX(TM)」のプロトタイプをそれぞれ初公開しました。両モデルにはハーレーダビッドソンの新たな水冷Vツインエンジン「Revolution(R)Max」が搭載される計画です。
「PAN AMERICA(TM)」(写真左)は高度なアドベンチャーモデルとして、過酷な環境をものともしない耐久性を有する“冒険家”のための二輪マルチツールです。排気量1,250ccのRevolution(R)Maxエンジン、145馬力、最大トルクは90ft.lbs.以上を有しています。そして「BRONX(TM)」(写真右)はミドル級のストリートファイターモデルでありながら妥協のない卓越したパフォーマンスを発揮します。排気量975ccのRevolution(R)Maxエンジン、115馬力、最大トルクは70ft.lbs.以上です。
新たな水冷60度Vツインエンジン「Revolution(R)Max」は、幅広いパワーバンドで柔軟なパフォーマンスを提供するように設計されています。シリンダーが60度のV角度に設計されることでデュアルダウンドラフトスロットルボディ用のスペースが確保され、空気の流れが最大限になってパフォーマンスがより向上しています。エンジン重量を最小化しながらもパフォーマンスは最大化されており、エンジンの振動を緩和してライダーの快適性を高め、車両の耐久性を向上させるカウンターバランサーも内蔵されています。
今回発表した両モデルは、2018年7月に発表したHarley-Davidson(R)の中期経営計画「More Roads to HarleyDavidson」に基づくものであり、ミドル級製品を含む新しいセグメントへの拡大を実現するものです。「PAN AMERICA(TM)」と「BRONX(TM)」は2020年後半の発売を予定していますが、日本市場への導入の有無、詳細な導入時期、価格を含めた仕様の詳細は発表日時点で未定となっています。
EICMAにて初公開された「PAN AMERICA(TM)」(写真上)と「BRONX(TM)」(写真下)
(※)正式名称は「EICMA 2019 –The 77th International Bicycle and Motorcycle Show」。ハーレーダビッドソンの本発表は現地時間5日(火)15:00(日本時間では5日(火)23:00)に行われました。
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