住友ゴム工業から、モトクロス競技専用タイヤ「GEOMAX MX14(ジオマックス エムエックスイチヨン)」が2022年6月20日(月)に発売される。GEOMAX MX12の後継モデルとなるこの製品はブロックに先着面が反りあがったスコップ形状を採用。さらにブロックの角度を最適化することによりトラクション性能やスライドコントロール性能などが向上したという。ラインナップはリアのみ8サイズ。価格はオープンプライスとなる。
住友ゴム工業(株)は、サンド・マッド路面向けモトクロス競技専用タイヤDUNLOP(ダンロップ)「GEOMAX MX14(ジオマックス エムエックスイチヨン)」を、6月20日から発売します。発売サイズはリア8サイズで、価格はオープン価格です。
サンド・マッド路面のレースでは、砂浜のような底のないサンド路面から、硬い下地の上に砂が乗った路面や水を含んで泥になった路面などさまざまな環境下で性能を発揮するタイヤが求められます。
「GEOMAX MX14」は、MXGPライダーの声をもとに、国内外のレースで培ったDUNLOPの最新テクノロジーで開発したモトクロス競技専用タイヤです。新しいパターン形状やコンパウンドを採用することで、当社従来品「GEOMAX MX12」からトラクション性能、ブレーキング性能などを大幅に向上させました。
※「GEOMAX MX14」はモトクロス競技専用タイヤのため公道走行できません。
※対応車両は、50ccから450ccまでのモトクロス競技車両です。
ブロックに先着面が反りあがったスコップ形状を採用することで、路面に素早くブロックが突き刺さり、砂・泥を掻き始めるタイミングを早めるとともに、接触面積を増やすことで、トラクション性能を向上しました(※特許申請中)。
ブロックを最も砂・泥を掻き集めやすく、かつスライドコントロールしやすい角度に最適化し、トラクション性能、ブレーキング性能、スライドコントロール性の向上を実現しました。
クラウン・ミドルブロック後着側に、柔軟に動く細いフィンを採用することで、フィンが路面に刺さりやく、制動力が効き始めるタイミングを早めました。さらに、コーナー進入のブレーキング時にフィンがしなることで、挙動が乱れにくく、すぐに、かつスムーズに止まれるブレーキング性能を実現しました。
トレッドコンパウンドにゴム強度を向上させる高分子量ポリマーと微粒子カーボンを採用することでトラクション性能を向上しました。
※メインサイズ(110/90-19, 120/80-19)にのみ採用
・70/100-10 41J(※)
・80/100-12 41M
・90/100-14 49M
・90/100-16 51M
・110/100-18 64M
・100/90-19 57M
・110/90-19 62M
・120/80-19 63M
(※)8月発売予定
住友ゴム工業株式会社(2022年6月17日発行)