トライアンフからニューモデル「Speed 400」および「Scrambler 400 X」の2モデルが公開された。同車両は同じプラットフォームを持つバリエーションモデルとなっており、新開発となる総排気量398ccの水冷単気筒エンジンをボルトオンリアサブフレームと鋳造アルミニウム製スイングアームを備える新型フレームに搭載する。
タイヤサイズは「Speed 400」が前後17インチ、「Scrambler 400 X」はフロント19インチ・リア17インチとなっており、それぞれの走りに合わせたセッティングやディティールが与えられている。気になる価格は現在のところ公表されていないが、競争力のある価格設定になっているとのこと。デリバリーは来月のインドを皮切りにスタートとなっており、日本国内では2023年末に発売される予定だ。
トライアンフモーターサイクルズジャパン株式会社(本社:東京都港区海岸 代表取締役社長:大貫陽介)は、2024年の最新モデルとして、待望の中型セグメントとなるSpeed 400とScrambler 400 Xが、トライアンフのラインナップに加わることをお知らせいたします。
トライアンフ最高峰のモダンクラシックラインに、比類なきロードスターの血統を受け継ぐSpeed 400。そして力強いScrambler 900と1200や、オフロードバイクの源流となる1950年代の初代ファクトリーScramblerのデザインにまで遡ってDNAを受け継いだScrambler 400 Xが加わります。
この2台の新型モデルでは、エンジンプラットフォームを一から設計し、あらゆる年齢や経験のライダーが楽しく、俊敏で自信に満ちた走りを味わえるようよう作られています。
クラストップの性能、ライダーサポートに特化したテクノロジー、カテゴリーを牽引する品質とディテール、ハイレベルな標準仕様、長期間かつ充実した保証。これらに加えて更に、2台の新型モデルは、驚くほどのコストパフォーマンスを誇り、トライアンフの象徴となるスタイル、品質、性能を、新世代のトライアンフライダーへお届けします。
2台の新モデルは、英国ヒンクレーで企画・設計され、モダンクラシックのラインナップに加わります。トライアンフで最も有名な歴代モデル達と同様に、細部にまで徹底的にこだわって開発された、時代を超えたトライアンフのシルエットは、特徴的で彫刻のような燃料タンク、クラシカルなエンジン形状から一目でわかるデザインとなっており、大排気量モデルにも引けを取らない品質、フィーリング、存在感を誇ります。
伝統的なフィン付きシリンダーヘッドやエギゾーストヘッダークランプなどにみられるトラディショナルなタッチと、アップスウェプトサイレンサーや大胆なグラフィックなどのモダンなディテール、そして目立たぬように配置されたラジエーターやプライマリーサイレンサー付きエグゾーストなど、繊細に組み込まれたテクノロジーが融合しています。
そのすべてが、紛れもないトライアンフのモダンカスタムスタイルを実現するために結集しています。
もちろん、トレードマークのブラックパウダーコーティングによるエンジンケーシング、タフなゴールドアルマイトのフォーク、高品質な塗装、ロゴのディテールなど、上質な仕上げとエレガントなディテールも継承しており、全体にプレミアムな仕上がりになっています。
個性的なトライアンフのタンクグラフィックを彩るSpeed 400には、ツートンカラーで3種類のカラー設定があり、ダイナミックなロードスタースタイルを演出。カラーはカーニバルレッド、カスピアンブルー、ファントムブラックから選ぶことができます。
Scrambler 400 Xには、スタイリッシュでモダンな3種類のカラー設定があり、それぞれにトライアンフの特徴である「スクランブラー」タンクストライプとトライアングルバッジがあしらわれています。カラーは、マットカーキグリーンとフュージョンホワイト、カーニバルレッドとファントムブラック、さらにファントムブラックとシルバーアイスも選択できます。
またヘッドライト、ラジエーター、サンプガード、ハンドガード、パッド付きハンドルバーブレース、ロングフロントマッドガードなど、目的に応じた実用的な装備を多く備えており、Scrambler 400 Xのオールロードなスタイルを際立たせています。
・時代を超越したトライアンフのロードスターとスクランブラーのシルエット
・膝部にくぼみを設けた特徴的な形状のタンク
・トライアングルバッジの付いたクラシックなトライアンフエンジン形状
・個性的なフィン付きシリンダーヘッドとエキゾーストヘッダークランプ
・現代的なアップスウェプトサイレンサー
・プレミアム素材と仕上げ
・モデル別に3種類のカラー設定から選択可能
新型エンジンは、20世紀初頭のレース用シングル、とくにオフロード競技の6Daysトライアルにルーツを持つ、由緒あるトライアンフ「Trophy」の血統から名づけられました。
トライアンフのトレードマークであるモダンクラシックなスタイルと、最先端のエンジニアリングが融合した、最新のフューエルインジェクション・水冷398cc単気筒エンジンが、クラス最高レベルのパフォーマンスを発揮、レスポンスがよく快適なパワー特性と、躍動感のある豊かで個性的なエグゾーストサウンドを実現します。
4バルブDOHCシリンダーヘッドや、慣性バランスを最適化したクランクシャフトなど、低速域の乗りやすさを追求したハイクラスな技術を満載。また、フィンガーフォロワーロッカーアームや、フリクションを低減するDLCコーティングの採用により、スムーズな回転と扱いやすさを両立させたエンジンは、排気量以上のパフォーマンスを発揮します。
さらに、6速ギアによる軽く正確なギア選択が可能、この個性的でトルクフルなエンジンを最大限に活かすことができるよう、絶妙なチューンが施されています。
・クラストップレベルの最高出力40PS、最大トルク38Nm
・Euro5排出ガス規制をクリアした水冷単気筒
・目立たぬように配置されたラジエーターと削り出しの冷却フィン
・トレードマークであるブラックパウダーコート加工されたエンジンケーシング
・力強く、レスポンスのよい快適なパワー特性
・躍動感のある、豊かで個性的なエグゾーストサウンド
・6速ギアボックス
快適性と操作性を追求したエルゴノミクスにより、Speed 400のシート高は790mm、Scrambler 400 Xのシート高は835mm。それぞれ171kg/180kgと軽量な重量も実現。低速でのハンドリング性能と容易な足つきで、確実なライディングを可能に。
両モデルとも、新型フレーム、ボルトオンのリアサブフレーム、鋳造アルミニウム製スイングアーム、それぞれの用途に合わせたサスペンションセットアップや専用のシャーシにより、トライアンフの特徴である、操作性が高く、かつダイナミックなハンドリングを実現。
Speed 400は、大型43mmビッグピストン倒立フロントフォーク、外部リザーバー付きモノショック式リアサスペンションユニット、軽量17インチホイール、ロードスター専用のホイールベースを採用。
快適でニュートラルなライディングポジションが、あらゆる体格のライダーに自信を与える直感的な乗り心地、300mm径のフロントディスクを備えた強力な4ピストンラジアルフロントブレーキと、メッシュ・ブレーキホースがライダーの信頼性を高め、レスポンスの良いブレーキフィールを提供します。
Scrambler 400 Xは、長いホイールベース、長いストロークサスペンション、大型19インチフロントホイール、ワイドハンドルバーを採用し、不安定な路面での走行時の安定性とコントロール性を高め、Scramblerらしい堂々としたライディングポジションを実現。また、大型の鋳鋼製ブレーキペダルとハイグリップフットペグをより低く、より広く配置することで、オフロード走行時に自然なスタンディングポジションになるよう設計されています。同時に、フロントブレーキディスクを320mmに拡大、パッド構成を最適化することで、あらゆるコンディションでも安心の制動性能を可能にしました。
・ボルトオン リアサブフレームと鋳造アルミニウム製スイングアームを備えた新型フレーム
・Speed 400/Scrambler 400 Xの各モデル専用のセットアップと形状
・細身のウエストラインで、乗り降りがしやすいシート高
・Speed 400は快適でニュートラルなライディングポジション、Scrambler 400 Xはまっすぐで自然なスタンディングポジションを実現
・ビッグピストン付き43mm径倒立式フロントフォーク
・外部リザーバー付きモノショック式リアサスペンションユニット
・調整可能なリアサスペンション・プリロードで、1人乗りでも2人乗りでも快適 に
・4ピストンラジアルキャリパーとメッシュ・ブレーキホース
・Scrambler 400 Xにはロングホイールベースと人間工学に基づくライディングポジション
Speed 400・Scrambler 400 Xは、ライダーの利便性、パフォーマンス、安全性を高めるために、それぞれのモデルに合わせた最新の専用テクノロジーを採用しています。
Bosch製のECUとライドバイワイヤースロットルにより、リニアで直感的なスロットルレスポンスと安定したパワーデリバリーを実現し、走行性、安全性、コントロール性を高めています。
トラクションコントロールシステムは両モデルとも、シンプルなオン/オフの選択で切り替えられるため、ライダーは迅速かつ容易に制御を停止することができます。Bosch製デュアルチャンネルABSにより、あらゆるコンディションで確実なブレーキングを実現し、安全性と安心感を高めます。
大型のアナログスピードメーターと、デジタルタコメーター、燃料残量、ギアインジケーターを含むLCDスクリーンが一体化した、現代的で見やすいデュアル表示のメーターは、どんな環境でもハッキリと見えます。
操作はすべて、ハンドルバーに取り付けられた直感的で使いやすいスクロールボタンからアクセスでき、ヒートグリップのアクセサリーが装着されている場合、その状態をディスプレイに表示することも可能です。また、USB・C充電ソケットが便利な位置にあり、スマートフォンやナビゲーションシステムなど、ハンドルバーに取り付けたデバイスを移動中に充電することができます。
クラッチレバーを操作する力を軽減し、ストップ&スタート時の疲労を軽くするとともに、シフトダウン時の後輪ロックを防止、ライダーの自信と安心感を高める独創的なシステムです。
機能性と存在感を両立させたパワフルなヘッドライトには、トライアンフのDRL機能が付いた特徴的なヘッドライトを装備しており、テールライトにもモールドライトガイドとトライアンフロゴが付いたモダンなライトを採用し、スリムで現代的なインジケーターがパッケージを完成させています。
Speed 400・Scrambler 400 Xのどちらにも、ハンドルロックと盗難防止用イモビライザーが標準装備されています。イグニッションキーに内蔵されたトランスポンダーチップにより、オーナー以外はエンジンを始動できないようになっています。
・パフォーマンスと安全性を高める、ライダー重視の最新の専用テクノロジー
・走行性、安全性、コントロール性を高めたライドバイワイヤースロットル
・Speed 400・Scrambler 400 Xの両方に、切り替え可能なトラクションコントロール
・デュアルチャンネルABS(Scrambler 400 Xはオフロードモードに切り替え可能)
・トルクアシストクラッチ
・スタイリッシュな新型デュアルメーター
・オールLEDライト
・イモビライザー
Speed 400・Scrambler 400 Xには、25種類以上の純正アクセサリーを用意しています。スタイリングや快適性から、荷物やセキュリティに至るまで、ライダーの幅広いニーズに対応できるよう、両バイクともさまざまなアクセサリーが装着できます。
使いやすいWEB上のコンフィギュレーターから新しいバイクを作り上げることもできますし、正規のトライアンフディーラーでアクセサリーを購入することもできます。トライアンフ純正アクセサリーは、バイクにフィットして機能するように設計・開発されており、また、走行距離無制限の2年保証が適用されます。
クラス最高の性能、比類のない品質、低ランニングコスト、エキサイティングかつモダンクラシックな2台のバイクは、驚くほどのコストパフォーマンスを発揮します。
Speed 400・Scrambler 400 Xともに、主要な競合他社に対し、競争力のある価格設定となっており、トータルコストと初期購入コストの両面から、非常に魅力的な金額を予定しています。
両モデルは、来月からインドで先行発売され、年末には他のすべての市場で発売される予定となり、各市場での販売価格も事前に発表される予定です。
・競争力のある価格設定
・トップクラスの性能と品質
・クラストップレベルの16,000km点検/12ヶ月点検
・走行距離無制限2年保証
・2023年の年末に販売開始予定
トライアンフモーターサイクルズジャパン株式会社(2023年6月28日発行)