ピアッジオグループジャパン株式会社は「TUONO(トゥオーノ)660」国内モデルの受注を全国のアプリリア正規販売店で開始した。
価格は130万9,000円(税10%込み)。カラーバリエーションは「コンセプトブラック」「イリジウムグレー」「アシッドゴールド」の3タイプをラインナップ。出荷時期は2021年6月頃より順次となる(アシッドゴールドのみ9月頃より順次)。
同車両は「RS 660」のバリエーションモデルとなっており、専用デザインのハーフカウルやアップライトなハンドルバー、独自のシャーシディメンションを与えられたネイキッドスポーツバイクとなる。
メーカー希望小売価格:130万9,000円(税10%込み)、受注開始日:2021年3月9日(火)
ピアッジオグループジャパン株式会社 (本社:東京都港区芝2丁目、代表取締役 ネリ・ミクラウス)は、新型の95 HP 660cc ツインエンジンを搭載し、他のネイキッドスポーツと一線を画すミドルスポーツモデル「TUONO (トゥオーノ)660」を全国のアプリリア正規販売店にて発売致します。
Tuono 660は、Tuono V4の直系の子孫であり、あらゆるライダーや評論家から評価の高い資質をすべて受け継いでいます。その輝かしい強烈な存在感を放つ個性と真価の歴史上で初となる、ミドルサイズのセグメントで再現し、幅広い層のライダーに究極のスポーツバイクを提供します。レーシングテクノロジーを活用して開発されたシャシー構造とエンジンを持つスーパースポーツをベースに、よりミニマルでフレンドリーなバージョンを作ることのアドバンテージにいち早く気づいたアプリリアは、これまでの歴代 Tuono に比類のないダイナミックな個性を与えています。
Tuono 660は、アプリリアが RS 660に導入した、多様性のあるスポーツライディングという新しいコンセプトを最もよく表現しています。この1台があれば、ストリートでもサーキットでも楽しむことができ、またデイリーユースでも、ソロやタンデム走行にも適した理想的なバイクです。あらゆるライダーに優れたパフォーマンス、洗練されたフレームやサスペンション、そしてプレミアムなパッケージで新たなスポーツ性を提供します。
この伝統にならい、RS 660から遺伝子を受け継いだ Tuono 660は、技術的なコンテンツはそのままに、ワイドハンドルバーを採用したアップライトなライディングポジションにより、街乗りやデイリーユースにも最適で、優れた機敏性と快適な乗り心地を実現します。
最新テクノロジーを採用した95 hpミドルサイズの2気筒エンジンを搭載し、卓越した性能や存在感、そして車両重量183kgという セグメントでトップクラスのライトウェイト を実現し、今では評価の高いアプリリアのフレーム構造と クラストップレベルのパワーウェイトレシオ を組み合わせたことで、これまでにないライディングフィールを提供します。その Tuono 660は、ヴェネト州ノアーレ近郊のアプリリア スコルツェ工場で生産され、世界中のライダーにお届けします。
■車両名/Tuono 660
■メーカー希望小売価格/130万9,000円(税10%込み)
■カラーバリエーション
・コンセプトブラック
・イリジウムグレー
・アシッドゴールド
■受注開始日/2021年3月9日(火)
■出荷開始時期/2021年6月頃より順次(アシッドゴールドは9月頃より順次)
当モデルの発売を記念し、アプリリア正規販売店にて Tuono 660をご予約いただいた全国先着50名様に、KUSHITANI 製オリジナルレザーキーホルダーをプレゼントするキャンペーンを実施いたします。
※定員に達した時点でキャンペーンを終了いたします。
※デザインはイメージです。実際のプレゼントと一部異なる場合があります。
Tuono 660のデザインは、ダイナミックでスポーティな個性を際立たせることでコンパクトさが更に引き立ちます。これまでの歴代 Tuono と同様に、Tuono 660はフレームに固定されたトップフェアリングを採用することでフロントエンドの重量を軽減し、他の一般的なスポーツネイキッドバイクには無い優れた防風性と、正確で高いレスポンス性を実現しています。
表面積は小さくなったものの、Tuono 660のエアロダイナミックスポイラーを搭載したダブルフェアリングという革新的なコンセプトは RS 660から継承されており、ますます複雑化する空力ソリューション分野において、性能と快適性の向上を目指して開発を進めてきました。レーシング界から沸いたインスピレーションである2枚の壁の間に流れる空気の圧力は、高速走行時の安定性を最適化すると同時に、直接気流からライダーを守ることで快適性を向上させ、エンジンから排出される熱風を逃がします。
トップフェアリングには、2つのメインライトを囲むように配置された DRL が特徴の LED ヘッドライトユニットを搭載し、存在感を際立たせます。ターンシグナルは2つの DRL の両サイドに組み込まれ、フロント部がさらにコンパクトになりました。ヘッドライトシステムにはさらに安全性を高めるために、幾つかの独自機能を搭載しています。トワイライトセンサーにより、ロービームが自動的に点灯し 、オプションパーツである6軸慣性プラットフォームを装着すると、「コーナリングライト」機能が作動し、補助ライトがコーナーの内側を照射し、コーナリング時の視認性を高めます。
人間工学に基づいた徹底的な開発により、ハンドルバーに体重をかけ過ぎることなく、アクティブなライディングポジションを可能にし、スポーツライディングを楽しみながらも、街乗りではさらにリラックスした快適性を高めることができました。ライダーが無理なく車体にフィットするアプリリアの伝統のデザインに従い、Tuono 660のシート、フットレスト、ハンドルバーのトライアングルは、あらゆる体格のライダーに快適にフィットし、長距離走行でもライダーの疲労を軽減するリラックスした姿勢を実現しています。位置が高すぎないフットレストにより脚を適切な角度に曲げることができ、フットレストには振動を軽減するラバーがインサートされています。
シートは快適性を高めるパッドを採用し、スリムな形状としているため、地面に足をつけた状態での脚の操作がしやすくなっています。テールフェアリング(グラブハンドル付き)は、V4ファミリーから着想を得たデザインで、リアシートとして十分な面積を確保しています。オプションのアクセサリーパーツとしてシングルシートフェアリングを用意しています。
エキゾーストをエンジンの下に配置 することで、パッセンジャー用フットレストの位置を自由に設定でき、快適性が向上しています。燃料タンクは コンパクト な設計でありながら容量 15リットル を実現し、ライダーは車体との一体感を味わうことができます。アプリリアの最もスポーティなモデルの伝統を受け継ぎ、Tuono 660はミラー、パッセンジャーフットペグ、ライセンスプレートブラケットなどサーキット走行に必要のないパーツを簡単に取り外すことができるよう設計されています。
Tuono 660のシャシー構造は、Tuono V4の名を世界に知らしめたスポーツライディングと同レベルの楽しさや効率性を実現することを目標に、またより多くのライダーが Tuono 660を身近に感じ、街乗りやデイリーユースができるよう開発されました。フレームとスイングアームには高品質なアルミダイキャストを採用し、軽量化を追求した全く新しい構造によって、高い快適性とライディングフィールを実現しています。派生モデルである RS 660と比較して、同じ1370mmのホイールベースと24.1°のヘッドストックのアングルによって最大限の機敏性を誇り、さらに Tuono 660はオフセットが異なるフロントフォークマウントプレートを採用し、その違い強調しています。
ハンドリングや切り替えし時のレスポンスの速さが向上し、セッティングの精度やフロントエンドのフィーリングの個性と相まって、コーナーが連続するルートでは大きな違いが出ます。
フレームはヘッドストック部とリア部にボルトで固定された2本のラテラルロッドから構成されており、エンジンをスイングアームの軸受けとしても利用した、コンパクトで軽量な構造を実現しています。RS 660とは異なり、エンジンとフレーム接続ポイントを2箇所(RS 660は3箇所)にすることにより、幅広いライダー層に順応しやすいスポーツ性能とし、プロジェクトの狙い通りに扱いやすく素直な挙動を実現しています。
フロントサスペンションは、41mm径のインナーチューブを備えた KYB 製アジャスタブル倒立フロントフォークと、ブレーキシステムには2枚の320mm径ステンレススチール製ディスク、brembo製ラジアルマウントキャリパー、及び brembo 製ラジアルマスターシリンダーで構成されています。フロントタイヤは120/70 ZR 17、リアタイヤは180/55 ZR 17のピレリ製ディアブロロッソコルサ II が装着されており、公道走行では安全性と楽しさを、そしてサーキット走行では高いパフォーマンスが求められるグリップ力に対応しています。Tuono 660のハンドリング、軽量でコンパクトなサイズ、そしてエンジン性能が相まって、コーナーが連続するルートをさらに楽しむことができ、同時に街乗りや取り回しを快適にします。
アプリリア Tuono 660には、既に RS 660に搭載されている 新設計のエンジン を採用し、今後発売されるニューモデルにも搭載されてまいります。この 660ccの2気筒エンジン は、アプリリア V4 1100ccエンジンのフロントバンクのコンセプトを踏襲する、最新世代の極めてコンパクトなユニットです。
コンパクトサイズと軽量化 を追求するためにこの構成を採用しており、エンジンの縦横サイズを抑えたことで、インテークやエキゾーストなどの基本構成の配置や、シャシー設計の自由度が高まりました。エンジンは ピボットマウント を兼ね、アルミ製スイングアームと後部で直接取り付けられます。
前傾した構造により、放熱効果が向上したことでライダーの 快適性 が増し、またデザイナーが空間を自由に活用することができます。更に、この構造はフェアリングの独創的な二重壁システムにより冷却にも適しており、そしてフェアリングを流れる空気を加速させます。さらに、非対称のダブル排気口とエンジンの下に配置したシングルピースサイレンサーを融合した ロングエキゾーストマニホールド を開発し、より効率の良い重量配分と 低重心化 を実現しました。
アプリリアの2気筒エンジンは、RSV4に搭載された非常に強力なエンジンで培った経験の結晶であり、ヘッド、燃焼室、ダクト、シリンダー、ピストンは、V4エンジンの非常に効率の良いベースを活用しています。ボアも1099ccの V4と同様に81mmで、ストロークは63.9mmを採用しています。V4のテクノロジーを搭載したことで高いパフォーマンスを実現し、また実際の排気量に対しピストンのストローク速度が速い設計になっています。
結果として、750cc以下の2気筒エンジンで最高レベルの性能を実現、10,500rpmで最高出力の95hpを発生させ、レブリミッターは11,500rpmで作動します。8,500rpmで最大トルク67Nmに到達し、4,000rpm以上で最大トルクの80%に達し、6,250rpmで最大トルクの90%に達します。
この新型エンジンの性能は、アプリリア V4から直接受け継いだ完成されたエレクトロニクスにより裏付けされており、正確な加速、低回転域からでもスムーズでプログレッシブな加速を可能にする、電子制御マルチマップ・ライド・バイ・ワイヤ スロットルを搭載し、燃費を最適化しています。
アプリリア Tuono 660のもう一つの特徴は、クラス最高レベルのパフォーマンスと安全性を実現する電子制御システムを搭載していることです。
アプリリアは常にエレクトロニクス分野の最先端を走っており(2007年にはライド・バイ・ワイヤースロットルコントロールを最初に市販車へ導入)、現在ではトップレベルのレースの世界で開発された APRC(アプリリア パフォーマンスライドコントロール)電子制御システムの完成されたパッケージを誇り、ユーザーや評論家からは市場最先端との評価を受けています。
パフォーマンスをサポートし、街乗りを安全に、かつスリリングにするために開発されたTuono 660の APRC には、以下のものが含まれます。
・ATC(アプリリア トラクションコントロール)/スポーティなライディングをサポートする操作ロジックが特徴の調整可能なトラクションコントロール
・AWC(アプリリア ウィーリーコントロール)/調整可能なウィリーコントロールシステム
・ACC(アプリリア クルーズコントロール)/スロットルコントロールに触れずに設定した速度を維持
・AEB(アプリリア エンジンブレーキ)/スロットルを閉じた際の、エンジンブレーキを制御する調整可能なシステム
・AEM(アプリリア エンジンマップ)/エンジンの特性やパワーデリバリーが変更可能な様々なマッピングを搭載
6軸慣性プラットフォーム (純正アクセサリー設定:オプションとして装着可能)には加速度センサーとジャイロスコープが搭載されており、走行中のバイクの状態を認識し、走行から得た入力信号を記録・処理して ECU にデータを送信します。これにより、制御パラメーターの管理をより正確かつ緻密に行うことができます。
また、この慣性プラットフォームを装着した場合、マルチマップ ABS の「コーナリング ABS」機能が作動し、スポーツライディングのパフォーマンスを損なうことなく、路上での安全性をさらに高めることができます。非常に軽量でコンパクトなサイズに加え、横加速度、フロントブレーキレバーに掛かる圧力、リーン、ピッチ、ヨーなど各アングルの様々なパラメーターを常時監視し、減速度と安定性の比率を最適化するためにブレーキ動作を調整する独自のアルゴリズムにより、コーナリング時のブレーキ操作と ABS の介入を最適化することができます。
Tuono 660では、様々な使用条件でライディングエクスペリエンスを最大限に引き出すだけでなく、ライディングをシンプルにすることを目的とした 5つのライディングモード を開発しました。ライダーは自分のライディングニーズに最適なライディングモードを選択するだけで、トラクションコントロール、ウィーリーコントロール、エンジンブレーキコントロール、ABS、その他の管理パラメーターを自動的に最適な設定を可能にします。
【公道で使用する3つのライディングモード】
・Commute/日常的なライディング向け
・Dynamic/公道でのスポーティなライディング向け
・Individual/電子制御の完全カスタマイズが可能
【サーキットでの使用を想定して設計された2つのライディングモード】
・Challenge/Tuono 660のポテンシャルを最大限に引き出すサーキットセッションに最適
・Time Attack/上級者ライダーが電子制御設定を完全カスタマイズするためのロジック
カラー TFT デジタルインストルメントパネルには、2つの表示オプションが用意されています。Road(公道)と Track(サーキット) を選択できる2つの画面(いずれもトワイライトセンサー搭載により、日夜自動バックライト機能付き)は、2種類の表示に対応しています。アクセサリーには、スマートフォンをバイクに接続してインストルメントパネルの機能をさらに拡張することができる、新しいアプリリアマルチメディアプラットフォーム、アプリリア MIA をオプションとして取り揃えています。
※アプリリア MIAシステムは、スマートフォンのバッテリー消耗を最小限に抑える接続プロトコールを提供し、直感的にハンドルバーでの操作で音声アシスタントや通話、音楽を管理する インフォテイメントシステム とナビゲーション機能の両方を搭載しています。
※日本国内では機能しない内容が含まれます
アプリリアは、独自の伝統的なグラフィックやデザインなど、常に最先端のスタイルを届けてきました。この伝統を守りつつ、グラフィック面で最大限の差別化を目指します。アプリリア Tuono 660のカラーバリエーションには、すでに RS 660で人気が高く、Tuono 660のダイナミックで若々しい個性をアピールするアシッドゴールドの新色を採用し、新型アプリリアのデザインを最大限に引き立てます。
アプリリア Tuono 660は、他にも2種類のグラフィックバージョンを取り揃えています。イリジウムグレー は、新しい鮮やかなグレーと、アプリリアレーシングの伝統とも言えるレッドを組み合わせています。もう一つのグラフィックはコンセプトブラックと冠され、アプリリアレーシング史には欠かせないブラックを基調とし、鮮やかなレッドのディテールが施されています。
Tuono 660の開発と同時に、アプリリアはパフォーマンスを向上させ、快適性と機能性を改善する、様々なニーズを満たす幅広いアクセサリーを設計しました。
・アクラポビッチ製「車検対応」アプリリア コンプリートエキゾースト/公道使用可のマニホールドを装備したエキゾーストシステム。Tuono 660のパフォーマンスやサウンド、ルックスを向上させます。
・クイックシフト/取付け簡単なデバイス。クイックシフト機能を追加することで Tuono 660 のレーシングスピリットを高めます。このアクセサリーには、クイックシフトのレバーを逆にして使用できるソフトウェアも含まれています。
・ブレーキとクラッチレバー/アルミビレット製、調整可能で車両のスポーティ感を演出します。
・ブレーキマスターシリンダーカバー/ ブレーキマスターシリンダーリザーバーを強調する、レーシングの個性を放つアルミ製カバー。
・ホイールステッカー/Tuono 660をよりアグレッシブに演出する、ホイールリムの溝に貼るステッカー。
・スイングアーム用ピン/サーキットやバイクの整備に欠かせない、リアパドックスタンドに使用。
ピアッジオグループジャパン株式会社
ピアッジオコール
TEL/03-3453-3903
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リリース = ピアッジオグループジャパン株式会社(2021年3月9日発行)