ドゥカティは「パニガーレV2」に新色を追加すると発表した。今回採用されたのはスター・ホワイト・シルクをベースに差し色としてドゥカティ・レッドをあしらった「ホワイト・ロッソ」で、既存色の「ドゥカティ・レッド」とあわせて2色展開となる。
また、同車両のプロモーションビデオにはフランチェスコ・バニャイア選手がミザノサーキット(イタリア)でニューカラーのパニガーレV2を駆る姿が収められている。なお、メーカー希望小売価格は229万円(税10%込み)となっており、日本への導入時期は2020年第四四半期を予定している。
・ドゥカティ・パニガーレV2に新しいホワイト・ロッソ・カラーが登場
・スター・ホワイト・シルクを基調としたカラーに、伝統的なドゥカティ・レッドのホイール、フロント・エアインテーク、アッパー・ハーフフェアリングのエアデフレクターを組み合わせ
・フランチェスコ・バニャイア(プラマック・レーシングチーム)が、ニューカラーのパニガーレV2に乗り、ミザノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリで行われたプロモーションビデオに登場
パニガーレV2のカラー・ラインナップが拡大されました。昨年11月に登場したソリッドカラーのドゥカティ・レッドに加え、今回、ニューカラーのホワイト・ロッソが追加されました。
新しいホワイト・ロッソ・カラーのベースは、スター・ホワイト・シルクです。ホワイト・カラーには、パニガーレV2の美しいデザインやライン、シェイプを際立たせる効果があります。
ホワイトに組み合わせられたドゥカティ・レッドは、スポーティでパワフルなバイクのキャラクターを強調します。ドゥカティ・レッドは、ホイール、フロント・エアインテーク、アッパー・ハーフフェアリングのエアデフレクターに採用されています。エアインテークとエアデフレクターは、エンジンおよびラジエーターに、理想的なエアフローを供給するために重要な役割を担っています。
この新しいカラー・バージョンには、ロワー・ハーフフェアリングに、ドゥカティコルセのグラフィックからヒントを得た「Panigale V2」のロゴが装着され、さらにスポーティな雰囲気が追加されています。
今回、パニガーレV2のイメージ・ライダーとして、プラマック・レーシングチームに所属し、「Pecco」(ペッコ)の愛称で親しまれるフランチェスコ・バニャイアが選ばれ、ニューカラーのオフィシャルフォト/ビデオに登場します。ペッコは、ミザノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリで行われた撮影に臨み、モーターサイクルのプレビューを楽しみました。
「2016年以来、私の個人的なモットーは #GoFree です。この意味は、気楽な気持ちで生活し、楽しみ、好きなことを優先することを意味します。パニガーレV2は、この言葉とよくフィットし、僕の生き方を反映しています」と、バニャイアはパニガーレV2を試乗した後にコメントしています。「新しいホワイト・カラーは非常に美しく、他のバイクとは一線を画しています。ストリートでも楽しめるバイクであるにも関わらず、コーナリング時のスピードには驚きました。パニガーレV2は楽しく、非常に安定していて、ライダーの意思に忠実なバイクで、非常にパワフルかつスポーティでありながらも、疲れることなく、安全に速く走ることができます。」
6か月前に発表されたパニガーレV2は、発売されると同時に熱狂的なファンを魅了しました。ドゥカティ・スーパーバイクのスーパー・ミッド・セグメントに属するこのモデルは、パニガーレ・ファミリーのエントリー・モデルとして重要な役割を担っています。このモデルは、155ps/10,750rpmの最高出力と104Nm/9,000rpmの最大トルクを発生する、955ccのスーパークアドロ2気筒エンジン(ユーロ5規制に適合)を搭載しています。このエンジンは、サーキット走行を楽しむことができる十分なパワーを提供する一方で、バイクに振り回されることなく、ライダーが意のままにコントロールすることができます。5,500rpm以上の回転数では、常に最大トルクの70%以上を発生するため、非常にタイトなコーナーからも素早く加速することができます。
パニガーレV2のシャシは、モノコック・フレームをベースにしており、パニガーレV4からヒントを得たエレガントでスポーティなデザインを身に纏っています。クリーンなサーフェイスを備えたフェアリングは、メカニカル・コンポーネントを取り囲むように装着され、コンパクトな2気筒エンジンの特徴を活かすと同時に、モーターサイクルを視覚的に小さく見せる効果も担っています。
片持ち式スイングアームは、他のパニガーレ・ファミリーにも共通する特徴です。コンパクトな片側出しのエグゾースト、エンジン下に設置されたサイレンサーが、パニガーレV2のクリーンなラインを強調しています。
このモーターサイクルには、6軸慣性プラットフォームをベースにした最新のエレクトロニクス・システムによるスポーティな DNA が組み込まれています。優れたアクティブ・セーフティとビークル・ダイナミクス・コントロールを実現するこのエレクトロニクス・パッケージには、「コーナリング」機能を含んだボッシュ製 ABS、シフトダウンにも対応したドゥカティ・クイック・シフト、エンジン・ブレーキおよびウィリー・コントロール機能を搭載しています。
すべてのコントロールは3つのライディングモード(レース、スポーツ、ストリート)に統合されており、4.3インチの TFT カラー・メーターパネルを介して変更できます。メーターのグラフィックとインターフェイスは、メニュー間の移動や設定を直感的に行えるようにデザインされ、現在選択されているライディング・モードも一目で確認することができます。
シャシは、フロントには43mm径のショーワ製ビッグ・ピストン・フォーク(BPF)を備えたフルアジャスタブル・サスペンションを、リアには直感的で俊敏かつ楽しいバイクの挙動を実現するように設定されたザックス製ショック・アブソーバーが装着されています。さらに、油圧ブレーキのキャリブレーションを調整することにより、公道でも快適に使用することができます。ピレリ製ディアブロ・ロッソ・コルサ2 マルチコンパウンド・タイヤは、サーキットにおけるパフォーマンスと公道における汎用性を兼ね備えており、パニガーレV2のダイナミックな走行性能に貢献しています。
また、セミ・ハンドルバーとライダーシートのポジションが生み出すエルゴノミクスにより、ライダーは身体を自由に移動できるため、公道では疲れにくく、サーキットでは優れたパフォーマンスを発揮することができます。
さらに、ザックス製ステリング・ダンパー、ラジアル・ブレーキ・マスター・シリンダーによって作動する M4.32モノブロック・キャリパーを備えたブレンボ製ブレーキシステムによって、テクニカル・コンポーネントは完成の域に達しています。ディスクの直径は、フロントが320mm、リアが245mmです。ブレーキは、強力でありながらも、過剰に反応することがなく、どのような状況でも常にコントロール可能です。
■車両名/パニガーレV2「ホワイト・ロッソ」
■メーカー希望小売価格/229万円(税10%込み)
※日本導入時期は2020年Q4を予定
ドゥカティジャパンお客様窓口
TEL/0120-030-292
Panigale V2 の試乗インプレッション記事はこちら>>
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リリース = ドゥカティジャパン株式会社(2020年7月1日発行)