バイク用のインカムで知られるカルドシステムズが、新たな通信規格「OBI(オープンブルートゥースインカム)」のサポートを開始した。この規格はカルド、ミッドランド、ユークリアの対応機器をシームレスに接続するものとなっており、カルドの現行製品「PACKTALK EDGE」「FREECOM4x」「FREECOM2x」「SPIRIT HD」「SPIRIT」の5機種はシステムをアップデートすることにより利用できる。
バイクやバギー、スノーモービルなどのパワースポーツと呼ばれる産業向けに、通信機器などを手掛けている世界的メーカーCardo Systems(カルドシステムズ)は、全てのCardo Systems 現行製品(※)でオープンブルートゥースインカム(OBI)のサポートを開始したことを発表しました。
一連のソフトウェアアップデートのリリースに伴い、革新的なオープンブルートゥースインターコム(OBI)機能が、Cardo Systemsの2023年製現行製品(※)すべて(最上位機種のPACKTALK EDGEからSpiritまで)で利用できるようになりました。
メーカーの垣根を超える新しい規格であるオープンブルートゥースインターコムは、Cardo、Midland、UClear の対応機器がシームレスに通信できるようにし、「ユニバーサル接続」であった他メーカー機器を使用する際にユーザーが経験するようなフラストレーションは一切ありません。
OBIは「ユニバーサル接続」での複雑なペアリング操作の代わりに、OBIに対応されているデバイスとペアリングすると自動的にOBIがアクティブになり、それ以上のペアリング操作が不要になります。また、OBIでない機器の場合、ユニバーサルペアリングでインカムペアリングを行うことが可能となりました。もう、ペアリング操作をする際に「Cardoでない機器とペアリング」の選択や「電話との接続を維持して通話や音楽を聴く」ことを選択する必要はありません。
2003年にオートバイ用のワイヤレスBluetooth通信市場を開拓したCardoは、この技術展開により、オートバイに乗る人に走行中の通信に最適なソリューションを提供するというコミットメントを確固たるものにしました。
ユーザー様は、Cardo Connectアプリを使って、Cardoデバイスを簡単にアップデートして、OBI機能を有効にすることができます。もちろん、Over-The-Airソフトウェアアップデート(いつでもアップデート)を使えば USB ケーブル不要で簡単にデバイスをアップデートできます。新しいバージョンが利用可能になると、Cardo Connectアプリの新しいソフトウェアのポップアップが、自動的に表示されます。Cardo Systemsの全製品に関する詳しい情報は、CardoJapanのHP(www.cardosystems.jp)をご覧ください。
(※)現行製品は以下になります。
PACKTALK EDGE、FREECOM4x、FREECOM2x、SPIRIT HD、SPIRIT
岡田商事株式会社(2023年2月9日発行)