ファンティックがエンデューロ世界選手権 第一戦のレポートを公開した。ファクトリーチームのアルビン=ノルビンは2日連続で総合10位以内に入賞したほか、ケビン=クリスティーノがジュニアクラスの3位、J2クラスの2位を獲得した。
ファンティック・ファクトリーレーシング・エンデューロは2025年シーズンの世界選手権エンデューロの初戦から力強い結果を残した。ポルトガルで迎えた第一戦、アルビン=ノルビンは両日ともにトップ10フィニッシュを確保。ジュニア・クラスではケビン=クリスティーノが表彰台に上り、ジュニア2ではアクセル=セムも表彰台を確保。ユースクラスではピエトロ=スカルディーナが両日を3位と2位でまとめ上げた。
ファンティック・ファクトリーレーシング・エンデューロにとっては素晴らしいシーズン幕開けとなった。先頭に立ったのはアルビン=ノルビンで、ファンティックXEF310を総合10位以内に2日連続で持ち込んだのだ。最上級クラスのエンデューロGP クラスでの総合8-9位は、E2クラスでの4位に相当し、彼のスピードと確実性を示すことができたのである。チームメイトのジェド=エッチェルズは練習中のクラッシュが響いてベストとは言えないコンディションで走り切り、E1クラスで初日7位、2日目は6位に入賞し総合では15位を記録している。
ジュニアクラスでは、ケビン=クリスティーノが開幕戦からの優勝をわずかのところで逃す結果となった。初日、すべてのスペシャル・テストで素晴らしいタイムを記録したケビンは、トップを賭けてファイナルテストに臨むことになった。日曜日、ケビンのスピードは目覚ましく、XE300のポテンシャルを強く印象付けながらも、チェーンが外れるというトラブルで貴重なタイムを失うことに。それでも修復してレースに復帰し、ジュニアクラスの3位、J2クラスの2位に食い込んだ。
アクセル=セムはインフルエンザに苦しみながらも同じくジュニアクラスで善戦して両日とも4位、ジュニア総合でも4位に入るとともに、いくつかのテストでは3位のタイムも記録しており両日とも3位に入賞。ジュニアクラスの表彰台に立つことができ、この先にさらに大きな期待が持てる結果となった。
ユースクラスではピエトロ=スカルディーナが高いスキルで見事にファンティックXE125を操り、初日を3位、2日目は2位と健闘。いくつかのスペシャル・テストや、2回目と3回目のエクストリームテストではベストタイムを記録する速さを披露した。
上出来だね!ポルトガルでのこの結果には大いに満足さ。E2クラスは本当に競争が激しいからここでの4位二つは上々といっていいだろうね。総合でも8位と9位に入れたんだから大したもんだと思うでしょ?次のスペインでも同じような結果になると考えているんだ。
土曜日はちょっと不運だった。最後までジュニアクラスをリードしていたんだけど、エクストリーム・テストで最強のライバルにさえぎられて、わずかにトップに届かなかったんだ。でもスピードは足りているはず。次のスペインではこのスピードを生かしてやるさ。
状況を考えると、この結果には満足しなくちゃね。僕自身は本当に体調が最悪で、だからジュニアとJ2の両方でかろうじてポイントを獲得できたのはポジティブにとらえるべきさ。
まあまあの週末だったね。ユースクラスはとても厳しいクラスだから弱みは見せられないけど、僕は今回は3位と2位だから、確実に表彰台を狙えている。でもスペインではさらに上を目指していくよ。
モータリスト合同会社(2025年4月9発行)
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(バイクブロス・マガジンズ編集部)