株式会社ホンダ・レーシングとガブリエル・マルセリ選手が2027年までの3年契約に合意した。同選手は現在、FIMトライアル世界選手権 TrialGPクラスに「Repsol Honda HRC(レプソル・ホンダ・エイチアールシー)」より参戦中となっており、2027年までトニー・ボウ選手とともに世界選手権を戦うこととなる。
株式会社ホンダ・レーシング(HRC)は、FIM(※)トライアル世界選手権 TrialGPクラスに「Repsol Honda HRC(レプソル・ホンダ・エイチアールシー)」より参戦をしているガブリエル・マルセリ選手(スペイン 24歳)との、2027年までの3年契約に合意しました。
※ FIMとは、Federation Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称
マルセリ選手は、2016年にモンテッサ・タレント・チームの一員としてFIMトライアル世界選手権Trial2クラスに参戦。2019年にはTrial2クラスでチャンピオンを獲得し、翌年の2020年からは、アウトドア(TrialGP)とインドア(X-Trial)それぞれの世界選手権の最高峰クラスに昇格し、それ以降、毎年着実に実績を重ねてきました。
2022年の藤波貴久選手の引退後、マルセリ選手はトニー・ボウ選手のパートナーとしてRepsol Honda Team(レプソル・ホンダ・チーム)に加入しました。2023年はTrialGP、X-Trialともにランキング3位でシーズンを終え、昨シーズンのランキングでは、TrialGP世界選手権で2位、X-Trialで3位を獲得しています。
今回の契約更新により、昨年契約更新を発表しているトニー・ボウ選手(スペイン 38歳)と2027年までチームメートとして世界選手権をともに戦うこととなりました。
「チームとHRCがあと3年間、メンバーとして選んでくれたことにとても感謝しています。これは私たちが良い仕事をして、正しい道を歩んでいる結果だと言えます。私は幼い頃からこのチームの一員になることを夢見てきましたので、このような形でサポートされることは、今でも信じられないです。2024年シーズンは大変良い結果だったので、私自身が年々進化していると思っています。これからもこの素晴らしいチームとともに成長し続けたいと心から願っています」
「ガブリエル・マルセリ選手が2027年までレプソル・ホンダ・エイチアールシーで戦えることを大変うれしく思います。マルセリ選手はこの3年間で大きく成長し、2024年シーズンの年間ランキングはTrialGPで2位、X-Trialで3位と素晴らしい結果を残してくれました。HRCは、マルセリ選手がライダーとしてさらに成長して続けられるよう、マシン開発やチーム運営など、あらゆる面でサポートを続けていきます」
本田技研工業株式会社(2024年12月20日発行)