【ファンティック】世界エンデューロ選手権イタリアGP にて Fantic Racing Enduro が活躍

掲載日: 2023年04月07日(金) 更新日: 2023年04月07日(金)
この記事は2023年4月7日当時の情報に基づいて制作されています。

【ファンティック】世界エンデューロ選手権イタリアGP にてケビン=クリスチーノがユースクラスで優勝 メイン

ファンティックが2023年4月2日(日)に行われた世界エンデューロ選手権第1戦のイタリアGP のレポートを公開した。Fantic Racing Enduro チームにおいて XE125 に乗るケビン=クリスチーノがユースクラスで優勝をおさめたほか、ウーマンズ・クラスではジェーン=ダニエルズが1位を獲得するなど複数の選手が好成績を残し、チームとしては3位、合計4つの表彰台を飾った。

世界選手権エンデューロ第一戦・イタリアGP、ファンティックライダーが表彰台を席巻!!

2023年世界エンデューロ選手権第1戦のイタリアGP で、Fantic Racing Enduro チーム
ライダーが3度1位を獲得し、チームとしては3位、合計4つの表彰台を飾った!

【ファンティック】世界エンデューロ選手権イタリアGP にてケビン=クリスチーノがユースクラスで優勝 記事1

2023年4月2日、アルマ・ディ・タッジャ
4月の最初の週末、アルマ・ディ・タッジャにまた一つ素晴らしいシナリオが出来上がった。FIM EnduroGP 世界選手権の2023年シーズンは、90年以上の歴史を持つモトクラブ・サンレモによって完璧なまでに用意されたレース場で、その扉を開けたのである。

エンデューロ世界選手権の初戦となるイタリアGP は、春の温かい日差しの下、多くのエンデューロ・ファンが見守る中での非常に感動的な3日間のイベントとなった。金曜日、オープニング・パレードに引き続きサンレモのカジノで行われたオープニング・セレモニーの後、サンレモ・ビーチで開催されたスーパー・テストによって、イタリアGP と国際エンデューロのシーズンは開幕した。

イタリアGP では、40kmをも優に超えるレースコースの中で、ハイレベルかつテクニカルなテストが行われ、その難解なコース設計では、ライダーの経験とマシンを操る技術が、いかに重要なカギを握っているかを試されるようなテストとなった。ここでは3つのスペシャルテストが1日4回行われ、合計24のスペシャルテストが週末を通して実施される予定だ。

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モトクラブ・サンレモがデザインしたコースでは、両日ともアルマ・ディ・タッジャのビーチでの2kmに渡るクロス・テストが行われ、そののち、森の中で自然の障害物に阻まれながらハードな地形を走行する7kmにわたるエンデューロ・テストが行われた。最後に行われるエクストリーム・テストは、アップダウンが激しく、石や岩が点在する埃っぽい地形が特徴の、全長2.4kmの壮絶なテストコースだ。

E3 クラスでは、Fantic Racing Enduro チームのシモーネ=アルベルゴーニと、ロレンツォ=マコリットが、2日間の間に11位と8位を獲得。長期にわたる怪我から復帰したばかりにもかかわらず、好戦したフリウリ出身のシモーネが、2023年シーズンのFanticカラーに幸運をもたらしてくれることだろう。

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ジェド=エッチェルス(左)

ジュニアクラスの、主役はジェド=エッチェルスだった。フランコ=マイヤーが率いるJET Fantic Racingチームのライダーは、両日にわたる長いレースの末、初日のジュニア1クラスと2日目のジュニアクラスで2 位となる快挙を成し遂げた。

アルビン=ノルビンはジュニア2クラスで健闘し、表彰台3位を獲得した。膝の怪我から復帰してまだ日の浅い若きスウェーデン人ライダー、ノルビンは、大会初日に素晴らしい走りを見せてくれたが、2日目、残念ながら同様な走りを見せることが出来ずに終わっている。

JET Fantic Racing のハリー=エドモンドソンは、大会初日に8位と好成績を収めた。翌日は7位でフィニッシュし、Fantic XEF 250 でジュニアクラスにデビューしたイギリス人ライダーの彼にとってまずは好感触な週末となった。

ケビン=クリスチーノにとって素晴らしいものとなったワールドプレミア:

Fantic Racing チームのライダーが、ユースクラスにおいて両日、優勝を手にした。Fantic XE 125に乗るこの若きライダー、クリスチーノは、ユースクラスを制覇し名実ともに百点満点の覇者となった。

また、ユースクラスではこちらも同様にFantic Racingのライダーであるバレンチーノ=コルシが、初日と2日目の両方で4位という素晴らしい成績を収めてくれた。

JET Fantic Racing の世界チャンピオンであるジェーン=ダニエルズはというと、ペナルティやトラブルなど全くなく両日とも完走し、こちらも現在、ウーマンズ・クラスにおいて満点を取って1位の座を仕留めている。

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ジェーン=ダニエルズ(中央)

イタリアGPが終了し、エンデューロ・サーカスは一旦エンジンを停止する。
再びエンジンを暖める始めるのは約1ヶ月後、2023年FIM Enduro GPシーズン第2戦が5月7日から9日にかけてスペインのラリンで開催される。

ロレンツォ=マコリット

「E3クラスのレベルは非常に高いものだから簡単ではないことはわかっているよ。けど、これからの数ヶ月間、数回にわたって行われるGP レースでは、最高の自分を表現できるようになると確信しているんだ。怪我からの回復も順調だし、Fantic XE 300とのフィーリングも完璧に近いからね。」

ジェド=エッチェルス

「今シーズン、まずは良いスタートを切ることができたと思っているよ。これらの勝利は、チームと僕との素晴らしい仕事の結果でもあるんだ。けど今は油断せず、次のスペインGP に向けて集中していくつもりさ。」

ジェーン=ダニエルズ

「ライバルが熾烈な勢いで挑んできていたので、この2日間のレースで勝つのは簡単ではなかったわ。ともあれ、いい感じでシーズンのスタートを決めているから、これを続けていかなければと思っているの。」

ケビン=クリスチーノ

「イタリアGPでダブル優勝という、完璧なシーズンスタートを切ることができたわけだけど、今は、集中して次のレースのことを考えなければと思っているよ。まずはアッソルーティと、そして世界戦第2戦となるスペイン戦に向けてね。」

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リリース

モータリスト合同会社(2023年4月6日発行)

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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