【ヤマハ】WGP 最高峰クラスでの連覇を目指す!「Monster Energy Yamaha MotoGP」が2022シーズンの活動をスタート

掲載日: 2022年02月07日(月) 更新日: 2022年02月07日(月)
この記事は2022年2月7日当時の情報に基づいて制作されています。

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ヤマハのファクトリーチーム「Monster Energy Yamaha MotoGP」は、WGP 2022シーズンの参戦体制および活動開始を2022年2月4日(金)にオンラインで発表した。メインライダーは昨年に続きファビオ・クアルタラロ選手、およびフランコ・モルビデリ選手の2名。テストライダーとしてカル・クラッチロー選手を起用。昨年のタイトル獲得に続き最高峰クラスでの連覇を目指す。

MotoGP 世界選手権 Monster Energy Yamaha MotoGP が連覇に向けて始動

2022年2月4日、「Monster Energy Yamaha MotoGP」は、オンラインによるチーム・プレゼンテーションを行い、ロードレース世界選手権 MotoGP での連覇を目指し2022シーズンを正式にスタートしました。

プレゼンテーションでは、新たにヤマハ発動機株式会社の MS 開発部部長に就任した鷲見崇宏、「Monster Energy Yamaha MotoGP」のチーム代表でヤマハ・モーター・レーシング・マネージングダイレクターのリン・ジャービス、「Monster Energy Yamaha MotoGP」のチーム・ディレクターであるマッシモ・メレガリ、ライダーのファビオ・クアルタラロ選手とフランコ・モルビデリ選手、そして Monster Energy のスポーツ・マーケティング担当シニア・バイスプレジデントのミッチ・コビントン氏が、昨年までの成功と2022年の可能性について思いを語りました。

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「Monster Energy Yamaha MotoGP」のマシンカラーに変更はなく、「YZR-M1」、ピットボックス、レザースーツには「モンスターエナジー・ブラック」から「ヤマハファクトリーレーシング・ブルー」へのグラデーションを採用しています。ヤマハの美学と一目でわかる Monster Energy のクロー(爪型)のデザインが完璧な融合を見せ、チームロゴおよびチームウエアにも表現しています。

タイトルスポンサーとなる Monster Energy 社とは、互いのレースに対する情熱を共有し、長期にわたりグローバルな協力関係を築いてきました。2018年夏に複数年契約を締結し、その後、様々なカテゴリーで複数のヤマハ・チーム(Yamaha Factory Racing MotoGP Team との契約は 2013年から)や、クアルタラロ選手、モルビデリ選手をはじめとする多くのライダーをサポートしています。

さらに2022年も、Thai Yamaha Motor Co., Ltd.、Yamaha Motor Philippines のスローガンを「YZR-M1」にペイントし、チームウエアやレザースーツには PT Yamaha Indonesia Motor Manufacturing のスローガンを入れてともに戦います。

VR46 Racing Apparel との提携も継続し、同社ロゴが描かれたオフィシャル・チームウエアを着用します。このオフィシャル・チームウエアは全世界の販売店およびサーキット内の売店で販売されます。

また、チームスタッフやライダーは BLS 製の新型マスクを着用します。チームは新型コロナウイルス感染症の世界的パンデミックが続く中で行われるシーズンにおいて、ライダーおよびスタッフの安全と健康を守るための対策強化に取り組んでおり、BLS を新たにオフィシャル・パートナーとして迎えることとなりました。

「Monster Energy Yamaha MotoGP」は、ヤマハの bLU cRU プログラムのサポートも継続。クアルタラロ選手とモルビデリ選手がプログラムのアンバサダーを務め、次のスターになる夢を追いかける若い世代のライダーの手本となって後押しします。

今シーズンは現在、21 戦が予定されており、ヤマハ・ファクトリーレーシング MotoGP テストチームのカル・クラッチロー選手は、クアルタラロ選手、モルビデリ選手とともにオフィシャル・セパン・テストに参加し、2022シーズンのスタートに向けて一丸となって取り組んでいきます。

鷲見崇宏談/ヤマハ発動機株式会社 MS 開発部部長

「まず初めに、世界中のヤマハ MotoGP ファンの皆さまのサポートに心から感謝いたします。ありがとうございました。MS 開発部は2021年、ライダーやチームと緊密に連携しながら MotoGP のチャンピオン獲得に挑戦してきました。その結果、2015年以来となる最高峰クラスでのチャンピオン獲得という素晴らしい成果を得ることができました。

この勝利は、サポーターの皆さまに捧げます。私たちはチャレンジャーの気持ちで新しいシーズンに臨もうとしています。そしてファンの皆さまにもう一度、私たちを誇りに思ってもらえる存在になりたいと思っています。ファクトリーチームはクアルタラロ選手とモルビデリ選手を擁し、WithU Yamaha RNF MotoGP Team は経験豊富なドビツィオーゾ選手と、新たにビンダー選手を迎えました。今年もファンの皆さまに、たくさんのエキサイティングなレースをお見せできると確信しています。ぜひ、ご期待ください」

リン・ジャービス談/Yamaha Motor Racing マネージングダイレクター、Monster Energy Yamaha MotoGP チーム代表

「私たちは Monster Energy 社の継続的なサポートとチームへの信頼に心から感謝しており、昨年のチャンピオン獲得は、その最良の恩返しになったと思っています。今年は Monster Energy をスポンサーに迎えて10年目、タイトルスポンサーとしては 4 年目のシーズンに入ります。

彼らはモータースポーツの発展に貢献し、ヤマハと強力でグローバルな協力関係を築いてきました。Monster Energy とともに勝ち取った2021年のチャンピオンは、これまでのパートナーシップにおける大きな成果となりました。このことは他のスポンサー、パートナー、サプライヤーについても同様です。彼らの MotoGP に対する献身と愛情があるからこそ、私たちは世界的パンデミックのなかで3シーズン目となる MotoGP で戦い続けることができるのです。

今年の目標は、もう一度ライダータイトルを獲得することです。またふたりのライダーがシーズンを通じて力を維持できるように努め、他ファクトリーとの厳しい戦いは承知の上でコンストラクタータイトルとチームタイトルを目指します。クアルタラロ選手とモルビデリ選手の YZR-M1 は、日本およびヨーロッパのトップクラスのチームとエンジニアによって支えられています。そして私たちは、MotoGP の 2022 シーズンに向けたテストのスタートを心待ちにしています」

マッシモ・メレガリ談/Monster Energy Yamaha MotoGP チーム・ディレクター

「2021シーズンのクアルタラロ選手のチャンピオン獲得は、とてもうれしいことでした。しかしディフェンディング・チャンピオンであることは、プレッシャーにもなります。1度のチャンピオン獲得は、連覇を目指すことよりずっと容易だと気づいているのです。

だからこそ、再びゼロからはじめ、全21レースを戦います。もう一度トップに立ちたいと思うなら、過去にとらわれ過ぎず、目の前の仕事に集中し、前進し続けなければなりません。チームの士気は高く、雰囲気はかつてないほど良好です。昨年チームに加わった新しいクルーたちも、他のメンバーに溶け込んでいます。私はチーム・ディレクターとして、2 度目のタイトル獲得をともに目指すための最高のメンバーが揃ったと思っています。

また強力なライダーラインアップを実現できたことも非常に幸運でした。クアルタラロ選手もモルビデリ選手も誰もが認める才能の持ち主であり、そのライディングも私たちのマシンによく合っています。ひとりは MotoGP での活躍を確認するために、もうひとりは怪我の完治に近づいた今、フルポテンシャルを発揮するために、戦いの準備を整えています」

ファビオ・クアルタラロ選手談/Monster Energy Yamaha MotoGP ライダー

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「長い冬休みでしたが、その間も常に忙しくしていたような気がします。たくさんのイベントに参加しましたし、当然いつも通りにトレーニングを続けていたので、いい意味で本当に忙しかったのです。今は、新しいシーズンのスタートにワクワクしており、ライディングを開始して、上達していくことを楽しみにしています。

昨年はチャンピオンを獲得し、素晴らしい経験をしました。それを私から奪うことは誰にもできませんが、ひとたび走り出せば、何の意味も持たないものになるでしょう。去年のタイトルはもう過去のことで、これからは今年の戦いに集中しなければなりません。昨年はパンデミックの影響があり、シーズン前のテストはほとんどできませんでした。今年はすでにファクトリーチームで1年間の経験があるので、仕事の仕方も理解しています。強みも改善すべき点もわかっているので、セパンとマンダリカのテストではそれが役立ってくれると思います」

フランコ・モルビデリ選手談/Monster Energy Yamaha MotoGP ライダー

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「昨年は、体力回復に努めながら、同時にメンタルの強さが求められたシーズンでした。ひざの手術から復帰するのは大変なことでしたが、昨年の努力が今シーズンのスタートを支えてくれるでしょう。

すでにいくつかのデータもありますし、マシンやチームにも慣れることができました。ヤマハのマシンにはいつも良いフィーリングを持っていますが、この M1はとくにスムーズです。ひざの状態も良くなってきた今、2022年型のマシンに乗るのがとても楽しみですし、私たちがこれからどのように進歩していくかに非常に興味があります。チームのみんなとの再会もとても楽しみです。昨年はチームの雰囲気がとても良かったので、テストのなかで成果が見られることを期待しています」

リリース

ヤマハ発動機株式会社(2022年2月4日発行)

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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