【ドゥカティ】MotoGP の電動バイククラス「FIM Enel MotoE(TM)World Cup」用のマシンを2023年より供給

掲載日: 2021年10月25日(月) 更新日: 2021年10月25日(月)
この記事は2021年10月25日当時の情報に基づいて制作されています。

【ドゥカティ】MotoGP の電動バイククラス「FIM Enel MotoE(TM)World Cup」用のマシンを2023年より供給 記事1

ドゥカティは、ドルナ・スポーツが運営する MotoGP の電動バイククラス「MotoE」用レーシングマシンを2023~2026年までの4年間供給する旨発表した。同社は電動化モデルを主軸にすると公言しているフォルクスワーゲングループの傘下となるため、今後の量産モデルへの反映も気になるところだ。

ドゥカティの電動化の時代が幕開け/2023年シーズンから FIM Enel MotoE(TM)World Cup 用のマシンを製作

・2023年から2026年までの MotoE World Cup シーズンにおいて、ドゥカティとドルナ・スポーツが契約を締結。
・ドゥカティ・モーター・ホールディング CEO クラウディオ・ドメニカーリ「ドゥカティは常に未来に目を向けており、新たな世界に参入するたびに、可能な限り最高のパフォーマンスを発揮する製品を生み出してきました。ドゥカティは、FIM Enel MotoE World Cup に参戦するすべてのチームが、軽量で高性能な電動モーターサイクルを利用できるようにするために取り組んでいます」
・ドルナ・スポーツ CEO カルメロ・エスペレータ/「ドゥカティが、FIM Enel MotoE World Cup の新たな専属メーカーとなることを発表することができて大変光栄です。ドゥカティは、レースにおける栄光の歴史を持った企業であり、パドックでもっとも良く知られたメーカーでもあります。ドゥカティによる今回のコミットメントを歓迎すると同時に、この新たな挑戦に一緒に乗り出せることを誇りに思います」

2021年10月21日 ボルゴパニガーレ(イタリア、ボローニャ)

ドゥカティの電動化の時代が幕を開けます。ドゥカティは、2023年シーズンから、MotoGP(TM)世界選手権の電動バイク・クラスである、FIM Enel MotoE(TM)World Cup における唯一の公式サプライヤーとなります。

もっとも権威ある国際二輪レース選手権の主催者およびプロモーターであるドルナ・スポーツとの間で締結された契約は、2026年まで続きます。したがって、ドゥカティは、2023年から4シーズンにわたって、MotoE World Cup 用のマシンを供給することになります。

今回の契約は、イタリアのボルゴパニガーレを拠点するドゥカティにとって歴史的な第一歩となります。ドゥカティはこれまで、モータースポーツをテクノロジーとソリューションの実験室とみなし、レースの世界で得たノウハウを量産バイクへとフィードバックしてきました。この伝統に従い、将来的な電動モーターサイクルの世界にも、MotoGP (TM)世界選手権の電動バイク・クラスという、もっともスポーティなセクターをスタート地点として参入することが可能になります。

その目標は、レースでの経験を通じて、電動バイクのような絶えず進化する世界で専門知識を蓄積し、テクノロジーを開発することです。このようなドゥカティの伝統は、革新的な水冷2気筒4バルブ・エンジン、電子燃料噴射システム、新開発されたツインシャフトを搭載してモーターサイクルのコンセプトに革命をもたらし、ドゥカティ・ロードスポーツバイクの一時代を築いたドゥカティ851から始まりました。このモーターサイクルも、1986年にフランスのル・カステレで開催された耐久レースでデビューしたレーシングマシン、Ducati 748 IE からそのテクノロジーがフィードバックされています。

それ以来、その伝統は現在に至るまで引き継がれています。ドゥカティは、1988年に始まったスーパーバイク世界選手権の最初のシーズンからレースに参戦しました。その後、MotoGP に参戦したドゥカティは、日本車以外でワールド・タイトルを獲得した唯一のメーカーとなりました。

レースと量産モデルとの関係は、最新の製品ラインナップを見れば明らかです。ドゥカティの V4エンジンは、ボア×ストロークの数値から、カウンター・ローテーティング・クランクシャフトの採用に至るまで、その構造哲学全体を、2015年にデスモセディチ GP に搭載されてデビューしたエンジンから受け継いでいます。その後、新型ムルティストラーダ V4に搭載されたV4 グランツーリスモは、パニガーレ V4のエンジンから派生しました。すべてのビークル・コントロール・ソフトウェアも、レースの世界で開発されたものから直接フィードバックされています。エアロダイナミクスの分野は言うまでもありません。

レースの世界で開発されたテクニカル・ソリューションを製品ラインナップに移植することにより、ドゥカティは極めて高性能で、卓越したライディング・プレジャーをもたらすモーターサイクルを提供することが可能になっています。FIM Enel MotoE World Cup もこの点で例外ではなく、このチャンピオンシップに参戦するマシンを製作することで、スポーティで軽量かつパワフルな電動バイクに適用される最高のテクノロジーとテスト方法を開発することができます。

同時に、ドゥカティは、2030年までに電動化モデルを製品ラインナップの主力とする「New Auto」戦略を掲げるフォルクスワーゲン・グループの一員でもあります。この戦略は、電動パワートレインへと変化を遂げるための最善の道筋を示しています。

今回の合意の発表は、ミザノ・ワールド・サーキット「マルコ・シモンチェリ」で開催される MotoGP 第16戦のエミリア・ロマーニャ&リビエラ・ディ・リミニ GP の前夜に行われた共同記者会見で行われました。この会見には、ドルナ・スポーツ最高経営責任者(CEO)のカルメロ・エスペレータとドゥカティ・モーター・ホールディング最高経営責任者(CEO)のクラウディオ・ドメニカーリが出席しました。

ドゥカティ・モーター・ホールディング CEO クラウディオ・ドメニカーリ

【ドゥカティ】MotoGP の電動バイククラス「FIM Enel MotoE(TM)World Cup」用のマシンを2023年より供給 記事2

「今回の合意に至ったことを大変光栄に思っています。これは、ドゥカティにとって初めての挑戦となるものであり、歴史的な瞬間でもあります。ドゥカティは常に未来に目を向けており、新たな世界に参入するたびに、可能な限り最高のパフォーマンスを発揮する製品を生み出してきました。

この合意は、長年にわたって電気パワートレインの研究をしてきたドゥカティにとって適切なタイミングで行われるものです。これにより、モータースポーツという、良く知られ、管理された分野で実験を行うことが可能になります。ドゥカティは、FIM Enel MotoE World Cup に参戦するすべてのチームが、軽量で高性能な電動モーターサイクルを利用できるようにするために取り組んでいます。

その最大の課題は、スポーツバイクにとって基本的な要素となる重量の削減です。軽量化への取り組みはドゥカティの遺伝子に組み込まれており、急速に進化しているバッテリーおよび化学技術により、私たちは優れた結果を得ることができると信じています。私たちは、世界中のサーキットにおいて、革新的で未来的なテクニカル・ソリューションをテストし、エキサイティングで素晴らしい製品を利用できるようにします。また、レースの世界での経験を生かし、それらを量産モーターサイクルにもフィードバックできると確信しています」

ドルナ・スポーツ CEO カルメロ・エスペレータ

「ドゥカティが、FIM Enel MotoE World Cup の新たな専属メーカーとなることを発表することができて大変光栄です。ドゥカティは、レースにおける栄光の歴史を持った企業であり、パドックでもっとも良く知られたメーカーでもあります。ドゥカティによる今回のコミットメントを歓迎すると同時に、この新たな挑戦に一緒に乗り出せることを誇りに思います。私たちは未来がどうなるかを見極め、このテクノロジーが発展し成長するのを見続けたいと思っています。MotoGP および MotoE は、モーターサイクル業界の革新と進化を推進し続けるでしょう。同時に、サーキットでは白熱したレースが行われることを期待しています」

電動バイクの世界におけるドゥカティのこの最初のステップは、製品ラインナップの進化にも影響を及ぼします。現在、この分野でもっとも重要な課題は、サイズ、重量、航続距離、充電ネットワークの拡充です。FIM Enel MotoE World Cup におけるドゥカティの経験は、テクノロジーおよび化学分野における進化とともに、製品の研究開発における基盤となります。その目標は、テクノロジーが許す限り、スポーティで、軽く、スリリングで、すべてのファンを満足させることができるドゥカティ製電動バイクを製造する方法を研究することです。

FIM Enel MotoE Word Cup の新たな歴史の幕開けが近づいています。それは、ドゥカティにとっても同様です。

2022年には、さまざまなイベントや告知により、すべてのファンの方々がこのプロジェクトの段階的な進捗状況を知ることができるようになります。

リリース

ドゥカティジャパン株式会社(2021年10月21日発行)

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

このページの一番上へ

サイトのトップページへ

このページの一番下へ