電動モーターサイクル「神電七」が2019年マン島TTレースのTTゼロチャレンジクラスで6連覇を達成!

掲載日: 2019年06月10日(月) 更新日: 2019年06月10日(月)
カテゴリー: トピックス  タグ:  
この記事は2019年6月10日当時の情報に基づいて制作されています。

無限は2019年5月25日(土)~6月7日(金)に開催された世界最古のレース「2019年マン島TTレース」のTTゼロチャレンジクラスで優勝を果たした。

参戦したマシンは神電七。マイケル・ルターがコースレコードで優勝。チームメイトのジョン・マクギネスが2位で、無限チームのワンツーフィニッシュを飾ることとなった。現地では連日の悪天候により十分な練習走行が出来ない状況だったが、レースを終えてみれば6連覇という記録を樹立。記録した平均時速は196.20km。これは「神電七」自体の持つ記録を更新したこととなる。

TEAM Bathams MUGEN マン島TTZero 6 連覇、1-2フィニッシュ!!

無限(株式会社M-TEC)は、2019年5月25日(土)~6月7日(金)にマン島で行われた2019年マン島TTレースTTゼロチャレンジクラスにおいて、ゼッケン1 番のマイケル・ルター選手がコースレコードで優勝を飾り、6連覇を達成。その平均車速は121.91mph(時速196.20km)と神電七の記録を更新。またゼッケン3 番のジョン・マクギネス選手も、2位でチェッカーを受け1-2フィニッシュとなりました。

・天候/晴れ
・気温/18度
・路面温度/30度

6月6日 19:40(※現地時間)にTTZeroクラスの決勝が行われ、ゼッケン1のマイケル・ルター選手が1位、ゼッケン3のジョン マクギネス選手が2位でチェッカーを受け、1-2 フィニッシュで6 連覇を果たしました。

今年のTTウィークは連日悪天候が続き、両ライダーとも1度の練習走行のみで決勝に臨むことになりました。今年アップデートした部分の見極めも不十分なまま決勝に臨むことは、チームやライダーにとっても非常に厳しい状況で、難しい判断が必要でしたがが、開発時期から国内テストまでの取り組みで得た貴重なデータから、決勝に向けて最善の準備を行い、決勝のスターティンググリッドに車両を並べました。

レースはマイケル選手からスタートし、ノッティンガム大学のD・トッド選手が10秒後にスタート。続いてマクギネス選手がスタートし計9台が出走。マイケル選手はセクターで昨年より若干速いタイムで通過。D・トッド選手とマクギネス選手も各セクターを通過するものの、数秒の差でマイケル選手がリードしました。

コース後半に差し掛かるマウンテン区間のバンガローでD・トッド選手の車両が停止し、後半はマクギネス選手が追い上げる展開になりました。そして、1 番最初にマイケル選手がチェッカーを受け、その十数秒後にマクギネス選手が続き、1-2 フィニッシュで今年のレースを終えました。

マン島 TT レース(The Isle of Man Tourist Trophy Race)TTゼロチャレンジクラス

マン島TTレースはイギリスとアイルランドの間にある淡路島程の大きさのマン島で1907年から開催されている市街地、住宅街、山間部を含む1周約60kmの一般公道コースをタイムトライアル形式で走行する、現存する世界最古の高速オートバイレースである。第二次世界大戦終結後の1947年からは世界グランプリロードレース選手権として再開され、日本の二輪メーカーやライダー達が果敢にチャレンジしたことが、今日世界に大躍進した日本の二輪産業のまさしく繁栄の基盤となった。

TT ゼロチャレンジクラスはクリーンエネルギー時代の将来を見据えて2009年から新たにスタートしたカテゴリーで、CO2 を排出しないクリーンエミッション機構を動力に持つことが定められている。一般的なレシプロエンジンでのレースクラスは1レースで3周から6周するところ、TTゼロチャレンジクラスはバッテリー性能と容量の兼ね合いから、現在1周約60kmのみのレースとなっている。

■2019 年マン島TTレース TTゼロチャレンジクラス決勝戦績

■2018 年マン島TTレース TTゼロチャレンジクラス決勝戦績

2017 年マン島TTレース TTゼロチャレンジクラス決勝戦績

■2016 年マン島TTレース TTゼロチャレンジクラス決勝戦績

■2015 年マン島TTレース TTゼロチャレンジクラス決勝戦績

■2014 年マン島TTレース TTゼロチャレンジクラス決勝戦績

お問い合わせ

株式会社M-TEC
TEL/048-462-3151

リリース = 株式会社M-TEC(2019年6月7日発行)

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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