インディアンモーターサイクルは、新モデル『FTR1200』の生産を行うことを発表した。2017年の11月に開催されたミラノショー(EICMA)で、インディアンブースを賑わせていた『FTR1200カスタム』。参考出品として発表されたモデルが、市販を切望するファンの声を聞き入れる形で、市場へ投入されることとなった。尚、販売開始は2019年を予定している。
フラット・トラックのインスピレーションを受けた新型公道モデルを2019年に発売予定
【フランス、ビアリッツ発】
様々な憶測を収束させる時が、遂にやって来ました。本日、フランスで開催中のWheels&Waves festivalにて、アメリカンモーターサイクルの象徴、インディアンモーターサイクルは、インディアンのフラット・トラックレーシングの歴史に因んだ新製品、FTR1200の生産を行う旨の発表を行いました。正式発表期日は未定としながらも、2019年の販売開始を計画しております。
■スティーブメネト、インディアンモーターサイクル社長
”FTR1200CustomをEICMAで公表した際、世界中のライダーからのフィードバックを伺いたいとお伝えしました。その後様々なご意見をいただく中、そのほとんどが圧倒的に肯定的なものばかりでした。皆様のフィードバックに後押しされる形で、今回この場に於いて、我々がFTR1200の生産に踏み切ることを発表できることに、興奮と誇りを感じております。”
この発表は、2017年の活動開始以来、アメリカン・フラットトラックプロフェッショナルレースシーンを席巻し、大きな成功を収めているレース車両、スカウトFTR750の公道仕様車導入への憶測、及び期待に対する、インディアンモーターサイクル社から皆様への、回答です。
FTR750の公道仕様車導入についての憶測は、昨年同社が世界各地のモーターサイクルショーで展示したワンオフのカスタムモデル、FTR1200Customにより、より大きなものとなりました。FTR1200は、これらFTR750、FTR1200Customから、パフォーマンス、デザインの両面に於いて大きなインスピレーションを受けました。しかしながら、今回発表したFTR1200は、独自のスタイルを持ったニューモデルとなります。
FTR1200の仕様詳細は未発表ではありますが、トレリス・フレームに新型V-ツインエンジンを搭載したフラット・トラッカー・スタイルを持つ、まったく新しいセグメントのモデルとなります。今回の発表時には、FTR1200、FTR1200Custom、そしてFTR750の設計を指揮した、インディアンモーターサイクルのシニア・デザイナーであるリッチクリストフも同席しました。
”FTR1200は、単にFTR1200Customを踏襲したモデルではなく、ユニークなストリート・モデルとしたかったのです。このバイクが持つ独特のキャラクター、そしてそれにより、アメリカンVツイン・モーターサイクルを新しい領域へ誘うことができることを、とても嬉しく思っています”
Wheels&Wavesでは、極少数の業界関係者に、FTR1200のプロトタイプが開示されました。これは、インディアンモーターサイクル社が、この新モデルを市場へ投入することに至極真剣であることを、示しております。
■ポラリスインダストリーズ、インターナショナル社長、マイクドーティー
”モーターサイクル業界への参入当初より、我々はインディアンモーターサイクルを世界的なブランドに成長させることを目的とし、活動して参りました。強力な基盤を武器に、この度アメリカンモーターサイクルメーカーにとって新しい時代を切り拓く時が来ました。FTR1200は、その始まりを示すモデルなのです。”
リリース = 株式会社ホワイトハウスオートモービル