【ダカール・ラリー2018】KTMのウォークナーが総合優勝。KTMはダカール17連覇を達成!!

掲載日: 2018年01月21日(日) 更新日: 2018年01月21日(日)
この記事は2018年1月21日当時の情報に基づいて制作されています。

情報元=Dakar Rally 2018


ゴール地点で観客の声援に応えるKTMのウォークナー  <Photo / Red Bull>

2018年1月6日にペルーのリマをスタートしたダカール・ラリー2018は、1月20日にアルゼンチンのコルドバでゴールを迎え、14日間に渡る全日程を終了した。

二輪部門ではRed Bull KTM Factory Racingのマティアス・ウォークナーが総合優勝を果たした。この勝利によってKTMは2001年からダカール・ラリー17連覇という偉業を成し遂げた。2位はMonster Energy Honda Teamのケビン・ベナバイズが、3位にはRed Bull KTM Factory Racingのトビー・プライスが入賞した。


自身初のダカール優勝で喜びを爆発させるウォークナー <Photo / Red Bull>

今年のダカールでも注目を集めたのは連覇を狙うKTMとホンダの争いだった。KTMは前年覇者のサム・サンダーランド選手をはじめ、ウォークナー、トビー・プライス、アントワン・メオ、女性ライダーのライア・サンツの5名でファクトリーチームを結成。サンダーランドは4日目でリタイアしてしまうが、残りの選手は着実にステージを重ねる。最終日前日のステージ13終了時点でウォークナーは2位のホンダのベナバイズに22分差をつけて二輪総合トップをキープ。余裕を持って最終日を迎えた。

一方、ダカール復帰後の初勝利を狙うホンダは、ホアン・バレダ、マイケル・メッジ、リッキー・ブラベック、イグナシオ・コルネホ、ベナバイズの布陣で参戦。しかし、ラリー中盤の7日目にメッジがリタイア、11日目には総合2位につけていたエースのバレダがケガでリタイア。さらに13日目は総合6位のブラベックが電気系トラブルでリタイアを余儀なくされるなど、トップグループのライダーが終盤になって相次いで脱落するという苦しい展開に。最終日のステージ14ではベナバイズがステージ優勝を果たすも、ウォークナーを逆転するには至らず。今年もKTMの牙城を崩すことはできなかった。
また、ヤマハのマシンで日本から参加したSPRIT OF KAZAMAの風間晋之介選手は、二輪総合44位で見事完走を果たした。


トップと16分53秒差の2位でフィニッシュしたホンダのベナバイズ <Photo / Honda>


序盤から終盤まで終始安定した走りで3位に入賞したプライス <Photo / Red Bull>

ダカール・ラリー2018 二輪総合順位
1位 マティアス・ウォークナー(Red Bull KTM Factory Racing)
2位 ケビン・ベナバイズ(Monster Energy Honda Team)+00:16:53
3位 トビー・プライス(Red Bull KTM Factory Racing)+00:23:01
4位 アントワン・メオ(Red Bull KTM Factory Racing)+00:47:28
5位 ジェラルド・ファレス(HIMOINSA Racing Team)+01:01:04
6位 ジョニー・オーベルト(GAS GAS Motorsport)+01:53:53
7位 オリオール・メナ(Hero MotoSports Team Rally)+02:22:52
8位 パブロ・クインタニラ(Rockstar Energy Husqvarna Factory Racing)+02:24:05
9位 オリベラス・カレラス(HIMOINSA Racing Team)+02:37:20
10位 イグナシオ・コルネホ(Monster Energy Honda Team)+02:42:36

44位 風間晋之介(Spirit of Kazama)+14:41:14

(Text / Ryo Tsuchiyama)

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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