【KTM】最もタフなレース『2017エルツベルグロディオ』をKTMライダーが制す

掲載日: 2017年06月20日(火) 更新日: 2017年06月20日(火)
この記事は2017年6月20日当時の情報に基づいて制作されています。

リリース = KTM JAPAN株式会社

アルフレッド・ゴメス選手

オーストリア・エルツベルグ鉱山を舞台に繰り広げられるエンデューロレース『2017エルズベルグロディオ・レッドブル・ヘアスクランブル』が、2017年6月18日(現地時間)に開催された。

鉱山特有の地形を活かしたユニークなコースメイクが特徴的で、壁のようにそびえたつ急斜面のヒルクライムや、巨大な岩に埋め尽くされたセクションを走破するなど、そのコース難易度は世界屈指と言われている。そんな過酷なコース(1周)をいかに走破するかというこのレースで、KTMのファクトリーライダー「Alfredo Gomez(アルフレッド・ゴメス)」選手が、2時間17分でレースを走りきり、KTMに勝利をもたらした。

2017エルズベルグロディオ
ゴメスがトップでゴール KTMに勝利をもたらす

KTMのファクトリーライダーであるAlfredo Gomez(アルフレッド・ゴメス)が2017年のエルズベルグロディオ・レッドブル・ヘアスクランブルを制しました。たった1日のハードエンデューロレースでありながら、世界でもっとも過酷なレースと謳われるエルズベルグロディオ。ゴメスはそのレースにおいて、再びKTMに勝利をもたらしました。またKTMを駆るアメリカ人ライダー/Cody Webb(コディー・ウェッブ)が3位、Jonny Walker(ジョニー・ウォーカー)が5位に入ったほか、トップ10内に6人のKTMライダーがフィニッシュしました。

今年で23回目の開催となるエルズベルグロディオ。ゴメスはそこで、自身初の優勝を獲得しました。25のチェックポイントを通過するこの過酷なコースを、ゴメスは2ストロークエンジンを抱くエンデューロマシン「300EXC」を駆り2時間17分で走り抜きました。

昨年、このエルズベルグロディオで2位となったウェッブは優勝を目指し、序盤から猛烈にプッシュしましたが、中盤からは腕アガリの症状がでて、思うようにペースを上げられませんでした。巨大な岩が敷き詰められたような、エルズベルグロディオの難所であるカールス・ダイナーにも、ウェッブは腕アガリの症状を抱えたまま果敢に挑み、2位とわずか2分差の3位でフィニッシュしました。

ウォーカーは最初の1時間、レースをリードしていました。好スタートを切り、最初のターンに真っ先に飛び込んだウォーカーは、その時点から前半のレースを支配していました。そしてカールス・ダイナーまでは誰よりも早くたどり着いていたのでした。

スタート直後

■ゴメスのコメント
「ここで勝てたなんて夢のような気分だ。ここで勝つのは非常に難しい。だからこそ勝つために多くの準備を重ねてきた。同じく準備を重ねてきてくれたチームにも感謝したい。レースはじつに順調だった。スタートからわずか300mでクラッシュして時間を消費してしまったが、すぐに立て直しペースを上げることができた。難しいセクションでも、マシンもフィジカルも、コンディションはいいままだった。そして好調のまま最後のヒルクライムセクションに挑むことができた。この勝利は、自分のレース人生の中で大きな意味を持つだろう」

コディー・ウェッブ選手

■ウェッブのコメント
「上位二人は非常に速かった。まずはその二人におめでとうと言いたい。スタートが決まり、それによって少しプッシュしすぎてしまった。他のライバルたちとのバトルも素晴らしかった。しかし腕アガリの症状が出て思うようにペースが上げられなかった。その状況で表彰台に立てたのは非常に嬉しい」

ジョニー・ウォーカー選手

■ウォーカーのコメント
「今日はスペシャルなタイヤを装着してレースに挑んだが、それがうまく機能しなかった。とくにレース後半には思うようなグリップを得られず、大幅にペースを落とさざるを得なかった。またロックセクションでは問題ないが、ウッズセクションではトラクションが得られず、そこでもペースを上げることができなかった。自分自身のフィジカルもマシンも調子が良かっただけに、じつに残念な結果となってしまった」

■2017エルズベルグロディオ・レッドブルヘアスクランブル
1. Alfredo Gomez (KTM) 2:17:06
2. Graham Jarvis +00:03:22
3. Cody Webb (KTM) +00:05:04
4. Wade Young +00:09:31
5. Jonny Walker (KTM) +00:10:41
6. Paul Bolton (KTM) +00:15:53

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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