浜名湖自動車学校でRC213V-Sお披露目式が開催
『ハマIN(イン)』の愛称で知られている浜名湖自動車学校(静岡県湖西市)が、ホンダRC213V-Sを導入。そのお披露目式が2016年3月14日に同校敷地内で開催された。
ホンダ RC213V-Sは、ロードレース世界選手権の最高峰クラスとなる「MotoGP」に参戦するホンダのレーシングマシン「RC213V」をベースに、必要最低限の変更が施されて公道走行を可能としたモデルであり、ホンダの熊本工場で1日1台のペースで生産、世界で200台ほどの限定モデルとなっている。日本国内での税込み販売価格が21,900,000円と、何もかもがスペシャルなバイクだ。
開会の辞に引き続いて、二宮神社の渡邊和敏宮司による神事が執り行われて、安全を祈願。次に社主である代表取締役会長の岩本英一氏が挨拶をし、「バイクの楽しさ、素晴らしさ、そして安全性を知ってもらい、少しでも多くの方にバイクの免許を取得していただきたい」と、今回の導入の経緯などが語られた。
そして、除幕式として掛けられた黒のボディカバーが取り払われ、参列者の前にその姿を現した。間もなく台上から降ろされ、いよいよ走行披露となった。熱い視線が注がれる中、エンジンに火が入れられると、アイドリング時は他のリッターバイク+@といった感じだが、アクセルグリップを一度捻れば、音量は抑えられているのだろうが、まごう事なきレーシングサウンドが響き渡る。あいにくの雨模様だったが、副校長の酒井健児氏のライディングで、外周コースを時計回りに3周、その秘めたる実力の片鱗を魅せたのだった。
同校では「安全・安心」をテーマとしており、教習を通して各自のライフスタイルを豊にすることを目的としている。その一環としてRC213V-Sの導入であり、各地での交通安全教育や啓蒙活動のためであれば、車両の貸し出しも可能(輸送費用等は要負担)とのことである。
二宮神社の渡邊和敏宮司による神事が執り行われ、祝詞(のりと)があげられ、教習所関係者が玉串を捧げた。
社主である代表取締役会長の岩本英一氏の挨拶。導入に至るまでの経緯や、RC213V-Sの特色などが述べられた。
除幕式、といっても掛かっているのはHRCロゴも入った専用のカバーだ。
カバーが外されて、現れたRC213V-S。前後のホイールはマルケジーに、前後のショックユニットはオーリンズ、カウルなどの外装はドライカーボン、ネジ類はチタン。
大勢の報道陣などが見守る中、セル1発でエンジンは目覚めた。アクセルをあおると、公道走行仕様とは思えないようなエキゾーストノートを聞かせる。
生憎の雨の中を、副校長の酒井健児氏のライディングでの走行披露。背景に見えるトラックやバス、ショベルカーは教習車両。
走行披露は教習所の外周コースを3周。終了後は、エキパイに前輪で跳ね上げられた雨水が白い水蒸気となって立ち上った。
(取材協力/浜名湖自動車学校 TEL/053-594-8075)