トライアンフモーターサイクルズジャパンは新型「ストリートトリプル 765」シリーズを公開した。ラインナップは、スタンダードモデルとなる「STREET TRIPLE 765 R(119万5,000円~)」、上位モデルとなる「STREET TRIPLE 765 RS(149万5,000円~)」および「STREET TRIPLE 765 Moto2(TM)エディション(189万5,000円/国内限定100台)」の計3モデルを用意。
今回のモデルではエンジンがブラッシュアップされ、RS および Moto2(TM)エディションは最大出力130馬力、最大トルクは全モデル共に80Nmを発揮。これにあわせてトランスミッションなど様々な設定が変更された(価格はすべて税10%込み)。
2023年、Street Tripleはメジャーアップデートによりストリートファイターの決定版となるStreet Triple R、ネイキッドスポーツの新たなベンチマークとなるStreet Triple RS、そしてStreet Triple史上最高スペックでMoto2(TM)マシンに最も近い、限定生産のStreet Triple 765 Moto2(TM)エディションが新たに登場します(Moto2(TM)エディションは国内限定100台の予定)。
Moto2(TM)レースエンジン開発から得たフィードバックにより新型Street Triple Rのパフォーマンスは大幅に向上、新型RSとMoto2(TM)エディションではクラストップのパワー、3つのモデルすべてにおいてトルクが増大しレスポンスも向上しています。
アグレッシブな新スタイリングに加え、アップデートされた人間工学と史上最高のスペックにより、数々の受賞歴があるStreet Tripleは、これまで以上に俊敏でダイナミック、かつ正確なハンドリングを最新世代でも実現しています。
【765ccトリプルエンジンが大幅に改良され、Street Triple Rは120PSに、RS&Moto2(TM)エディションはクラス最高の130PSにパワーアップ】
RS & Moto2(TM) エディションでは、クラストップの最高出力130PSに加え、全モデルで最大トルクを80Nmに向上
・各ギア比とファイナルドライブの見直しにより、レスポンスと加速性を改善。
・新しいエグゾーストと集合管により、トレードマークの三気筒サウンドを実現。
・サーキット走行にも対応するトライアンフ・シフトアシスト・アップダウンクイックシフターを全モデルに装備。
・最適化されたコーナリングABSと切り替え可能なコーナリング・トラクション・コントロールを新たに搭載。
・よりダイナミックな新しいスロットルマップにアップグレードされたライディングモード。
・RSとMoto2(TM)エディションに5インチTFTディスプレイ、RにTFTディスプレイ付きマルチファンクションメーターを採用。
・RSとMoto2(TM) エディションのデイタイムランニングライトは、LEDを採用。
・Street Triple RとRSではハンドルバーの幅を広げてエルゴノミクスを強化、新型RSとMoto2(TM)エディションではジオメトリーを変更し、俊敏性をさらに向上させました。
・RSおよびMoto2(TM) Editionに搭載された、史上最高仕様のBrembo製Stylema(R)ブレーキ。
・ハイスペックなフルアジャスタブルサスペンション。
・ガルウィング・スイングアームが高速安定性と正確なシャーシ挙動を強化。
・Moto2(TM)エディションには、ハイパフォーマンスに対応するようチューニングされた、新しいOhlins製フルアジャスタブルサスペンションや新しいクリップオンハンドルバーなど、サーキット走行に対応した仕様が追加されています。
・よりシャープでアグレッシブな新デザイン。
・大胆で個性的なレース由来の新しい765カラーリング。
・Moto2(TM)のオフィシャルロゴとカーボンファイバーパーツを採用したMoto2(TM)エディション。
Moto2(TM)レースエンジンの開発から得たフィードバックによりパワー、トルク、パフォーマンスが向上。さらに、より堂々としたライディングポジション、アグレッシブなニュースタイル、先進の電子制御、トライアンフならではの細部へのこだわりと相まって、Street Triple 765 Rはストリートファイターの新しい決定版となります。
2023年モデルStreet Triple 765 RS は、これまでで最も優れた世代の新技術、シャーシ、スタイリングの強化をすべて取り入れ、史上最高仕様のBrembo製Stylema(R)ブレーキを追加、更なる俊敏性のためにジオメトリーの改良、Moto2(TM)レースエンジン由来のアップグレードにより、クラストップの130PSというスリリングなトリプルパワーで、史上最強のStreet Tripleという新しいベンチマークを確立しています。
レースにインスパイアされた2つのカラースキームで各765台の限定生産となる2023 Street Triple 765 Moto2(TM) エディションは、Street Triple史上最高仕様の新ラインアップを完成させます。次世代の性能とスタイルが大幅に向上、RSのクラストップのパワーとトルクも加わり、さらに、独自のクリップオンハンドルバーとohlins製フルアジャスタブルフォークにより、ロードでもサーキットでもとてもシャープで正確なハンドリングを実現します。カーボンファイバーのパーツ、公式Moto2(TM)ロゴ、特別なMoto2(TM)起動画面、シリアル番号入りトップヨークが、この素晴らしいマシンを究極のStreet Tripleに仕上げています。
Moto2(TM)レースエンジン開発から得たフィードバックによる765ccトリプルエンジンは、新型Street Rでは120PS、RSとMoto2(TM)エディションでは130PSというクラストップの最高出力を実現し、パワーと性能を一段と向上させました。3モデルともトルクも向上し、低回転域から高回転域まで爽快に吹け上がり、最大トルクは80Nmを達成しました。三気筒ならではの扱いやすい低/中回転域でのトルクとスリリングなトップエンドのパフォーマンスが融合し、爽快で個性的なライディングを実現します。コンポーネントの大幅なアップデートに加え、より短いギア比によって加速が速くなり、この最新世代のStreet Tripleはこれまでで最もシャープでエネルギーに満ちたものとなっています。
Moto2(TM)レースエンジン開発から得たフィードバックを新型 Street Triple エンジンに適用し、これまで以上にパフォーマンス重視の個性的なエンジンとなりました。圧縮比は12.65:1から13.25:1へと4.7%向上しています。新しいピストン、コンロッド、ピストンピンは最適化された新しい燃焼室に適合し、シリンダー圧の上限を高め、その結果、より多くの出力を得ることができます。新しいバルブとカムシャフトは、吸気、燃焼、排気の効率を改善するためにバルブリフトを増加させ、新しいギアボックス比率は性能と応答性を向上させました。
Street Tripleの卓越した性能とトップエンドのパワーは、2023年に向けて次のレベルに引き上げられました。Rの最高出力は120PS/11,500rpm、RSとMoto2(TM)エディションは130PS/12,000rpmとなり、3モデルとも低回転域から中回転域まで同じトルク、さらに7,500rpm以降で顕著なトルクアップが見られます。最大トルクは9,500rpmで80Nmを発生します。
2023年、ギアボックスが改良され、より速い加速のために短いギア比が導入されました。新しいファイナルドライブレシオと合わせて、Street Tripleはこれまで以上にシャープで生き生きとしたレスポンスの良いバイクになりました。パワーとトルクの向上により顕著な性能向上をもたらしたことと合わせて、Street Triple 765はクラスのベンチマークとしての地位を確固たるものにしています。
2023年モデルのStreet Triple RおよびRS の新型ハンドルバーは幅が12mm広くなり、より集中的で卓越した新世代のライディングポジションを実現します。レースにインスパイアされたMoto2(TM)エディションでは、クリップオンハンドルバーがさらに進化し、R/RSよりも80mm低く、50mm前方へ移動、Ohlins製高性能フォークと相まってレースバイク並の安定性と、フロントエンドのフィーリングがさらに向上しStreet Triple史上最もダイナミックなライディングを実現します。
RSとMoto2(TM)エディションは、軽快で素早いターンのために、より急なキャスターアングルと高めのバックエンドを持つジオメトリーに変更されています。Street Tripleが誇る高い信頼性と特性を犠牲にすることなく、これまでと同様に確実で安定した走りを実現します。
Street Triple Rのシート高は826mm、Street Triple RSは836mm、Moto2(TM)エディションは839mmですが、3Dネットテクノロジーで快適性を高めた新しいオプションのローシートを装着すると、全モデルでさらに28mm低くすることが可能です。Street Triple RSとMoto2(TM) エディションの場合、必要に応じトライアンフ販売店で専用のリアサスペンションリンケージアダプターを装着して、さらに10mmシートを低くすることが可能、ローシートと組み合わせる場合、RSでは798mm、Moto2(TM) Editionでは801mmという非常に扱いやすい高さになります。
Street Triple Rは、フロントにBrembo製M4.32・4ピストンラジアルモノブロックキャリパー、リアにBrembo製シングルピストンスライディングキャリパーという、高品質のブレーキコンポーネントを搭載しています。Street Triple RSとMoto2(TM)エディションでは、サーキットに対応するブレーキ性能が標準装備されており、両モデルとも、ツイン310mmフローティングディスク付きの最高級Brembo製Stylema(R)4ピストン ラジアルモノブロック フロントキャリパーが標準装備されています。
Brembo製MCSスパン&レシオ調整式レバーが、コントロール性と精巧さをさらに高め、Brembo製シングルピストンスライディングキャリパーが、リアで状況を把握します。リンクブレーキは、フロントとリアのブレーキの完璧なバランスを実現し、安定性を向上させ、制動距離を短縮します。
Street Tripleの画期的なシャーシデザインを補完するため、Showa製およびOhlins製の最高品質のサスペンションコンポーネントが各モデルに合うよう慎重に選ばれています。すべてプリロード、コンプレッション、リバウンドのフルアジャスタブルです。
Street Triple Rには、Showa製41mm倒立式ビッグピストンフォークとShowa製ピギーバックリザーバーモノショックRSUが搭載されています。上位モデルのStreet Triple RSには、Showa製41mm倒立式ビッグピストンフォークとOhlins製ピギーバックリザーバーRSUが装備されています。
Street Triple 765 Moto2(TM) エディションは、正確なハンドリングを実現する43mmのOhlins製倒立式フロントフォークとOhlins製ピギーバックリザーバー式RSUで、サーキット走行に対応する能力をアピールしています。フロントホイールトラベルは全モデル115mm、リアホイールトラベルはRSとMoto2(TM)エディションが131.2mm、Street Triple Rが133.5mmとなっています。
Street Triple RSとMoto2(TM) Editionには、高性能なピレリ製Diablo Supercorsa SP V3タイヤが標準装備されています。レーストラックで発揮されるグリップと卓越した高速安定性を実現した、公道においてもパーフェクトなタイヤです。
Street Triple Rには、汎用性が高く定評のあるContinental製ContiRoadタイヤが装着されており、濡れた路面でも乾いた路面でも優れたグリップを提供します。このため、ワインディングロードでのライディングだけでなく、オールシーズンの通勤にも理想的な選択肢となります。
Street Tripleのガルウィング・スイングアームは、優れたねじれ剛性と横方向の柔軟性を併せ持つように開発されました。この設計により、高速走行時の安定性が最大化され、ライダーの信頼感が高まるとともに、ピボット位置が急加速時にリアショックアブソーバーの圧縮に対する自然な抵抗を提供します。これにより、タイトなコーナー出口と正確で予測可能なシャーシ挙動を実現しています。
最新世代のコーナリングABSは、2023年のStreet Triple全3モデルに標準装備され、どのようなリーンアングルでも最適なブレーキ性能を確保できるようになりました。このシステムには、より洗練されたABS制御を実現するIMU(慣性計測装置)を内蔵した新しいABSモジュレーターが採用されています。また、ABSの介入を最小限に抑えたいライダーのために、サーキット走行に特化した設定も用意されています。
Street Triple全3モデルに標準装備されたIMUによってサポートされる最適化されたコーナリングトラクションコントロールは、連続的にリーンアングルを計算し、最適なスリップ率とトルク制御を確保します。ライディングスタイルや路面状況に合わせて、4段階の介入レベルを個別に調整できます。介入を最小限に抑えたサーキット走行に特化した設定や、ハイグリップのレーストラックで経験を積んだライダー向けに完全にオフにすることも可能です。
新型Street Triple Rは、4つのライディングモードを備えています。ロード、レイン、スポーツ、ライダーです。これにより、ライダーの好みに合わせてStreet Tripleを簡単に微調整することができます。
Street Triple RSとMoto2(TM)エディションには5つのライディングモードがあり、Rの4つの標準モードにトラックモードが追加されています。このトラックモードは、電子システムが不測の事態を助けてくれるという安心感を与えつつも、可能な限り干渉しないよう特別に設計されています。
レインモードではエンジン出力を100psに制限するとともに、ABSとトラクションコントロールの介入レベルを上げ、ウェットコンディションでのフィーリングとコントロール性を向上させています。
新型Street Triple 756 RSとMoto2(TM)エディションには、5インチフルカラーTFTディスプレイが搭載され、人間工学的に最適化されたスイッチキューブと5方向ジョイスティックで、直感的なシステム操作が可能です。Street Tripleのオーナーは、アクセサリーのBluetoothモジュールと無料のMy Triumphアプリを使ってターンバイターン方式のナビゲーションや、電話と音楽の操作が可能になります。
RSとMoto2(TM)エディションにはサーキット走行用のラップタイマーが搭載され、Moto2(TM)エディションには公式Moto2(TM)ロゴを表示する特別な起動画面も搭載されています。
Street Triple Rには、主要な情報を表示するTFTディスプレイを含む、読みやすい専用のマルチファンクションメーターが装備されています。
サーキット走行にも対応するトライアンフの最新型アップダウンクイックシフターをStreet Tripleの3モデルすべてに標準装備。サーキットやワインディングロードでのライディングに最適で、スロットルを閉じることなくシフトアップできバイクを不安定にさせることなくスムーズで素早いシフトチェンジが可能です。
シフトダウンもクラッチ操作なしで行え、ギアとエンジン回転数を合わせるためにスロットルを操作する必要がありません。この機能はコーナーへ侵入する際に大きなアドバンテージとなり、スムーズでコントロールされた減速を可能にします。
フロントホイール リフトコントロールは、ライダーがほとんど意識することなく、コントロール性を高めるために設計されています。先進の最新アルゴリズムは、IMUからの信号を継続的に監視して、よりスムーズな制御と高速な走行を保証します。
Street Triple Rには、2種類のモダンなカラーが用意されています。Storm Grey/YellowのグラフィックをあしらったSilver Ice、Storm Grey/Lithium FlameのグラフィックをあしらったCrystal Whiteです。
Street Triple RSでは、大胆で個性的な3種類のカラーから選択できます。Baja Orange/Storm GreyのグラフィックをあしらったSilver Ice、Carbon Black/Aluminium SilverのグラフィックをあしらったCarnival Red、Carbon Black/Aluminium SilverのグラフィックをあしらったCosmic Yellowです。
最後に、Moto2(TM)エディションには、人目を引くレース由来の2種類のカラーリングが用意されています。Triumph Racing Yellow(リアサブフレーム/Aluminium Silver)、またはCrystal White(リアサブフレーム/Triumph Racing Yellow)です。タンク、ホイール、テールユニット、サイレンサーにMoto2(TM)のオフィシャルロゴがあしらわれます。
■車名・価格(税10%込み)
・STREET TRIPLE 765 R/119万5,000円~(カラーにより変動)
・STREET TRIPLE 765 RS/149万5,000円~(カラーにより変動)
・STREET TRIPLE 765 Moto2(TM)エディション/189万5,000円
※Moto2(TM)エディションは国内限定100台の予定
【エンジン・トランスミッション】
【シャーシ】
【寸法・重量】
【サービス】
トライアンフコール
TEL/03-6809-5233
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リリース = トライアンフモーターサイクルズジャパン株式会社(2022年11月4日発行)