【モトグッツィ】世界初のアダプティブ・エアロダイナミクスを搭載した最新モデル「V100 マンデッロ」を発表

掲載日: 2021年12月20日(月) 更新日: 2021年12月20日(月)
この記事は2021年12月20日当時の情報に基づいて制作されています。
V100 マンデッロ メイン

モトグッツィは、11月にイタリアで行われたEICMA(Esposizione Internazionale Ciclo Motociclo e Accessori、モーターサイクル国際博覧会)にて「V100 マンデッロ」」を発表した。

モト・グッツィV100 マンデッロは、世界初となるアダプティブ・エアロダイナミクスを搭載するほか、新開発のコンパクトブロックエンジンを採用。そのほか高度な電子ソリューションを搭載するなど、最新技術を取り入れたモデルとなる。V100 マンデッロには2種類のバージョンがラインナップされるが、日本導入モデルの情報に関しては後日改めて公開されるとのことだ。

モト グッツィ V100 マンデッロをEICMAにて公開

モト・グッツィは、 パワフルで上質、 快適で楽しい、 最高峰のテクノロジー満載のモーターサイクルと共に未来の革新に向けて道を切り開きます

V100 記事1

【世界初のアダプティブ・エアロダイナミクスを搭載】
モト・グッツィ初のセミアクティブ サスペンション、 慣性プラットフォーム、 コーナリングABS、 クイックシフト、 そして期待を裏切らない水冷エンジンを新開発。

コンパクトで、 スポーティかつダイナミックなこのバイクは、 ロードスターのような乗り心地に加え、 最高級ツアラーの快適性と生まれながらのトラベル志向を兼ね備えています。

2021年に創業100周年を迎えたモト・グッツィは、 記念すべき節目とともに未来を構築するための基盤、 つまり出発点を祝福しています。 モト・グッツィは、 新世紀の始まりとして、 本物の強い個性を持った魅力あるモーターサイクルを作り続けます。

また、 最先端のテクノロジーを備えたこれらのモダンなバイクは、 これまでと同様にイタリアのマンデッロ・デル・ラーリオ工場にて誇りを持って製造され、 常にモト・グッツィの情熱の源であり続けます。

今後、 イーグルの住処も改築、 拡大さらに発展に向けた野心的なプロジェクトによって新たに生まれ変わります。 工場は一般公開され、 モーターサイクルへの愛情を分かち合うための出会いの場となります。 この新たな産業ビジョンは、 環境の持続可能性と資源の有効利用というコンセプトに基づいており、 伝統と革新、 エンジニアリングとデザインのバランスを慎重に取りながら、 他に類を見ない技術的かつ文化的な遺産の推進に貢献していきます。

モト・グッツィV100 マンデッロ、 2121年へ向けて第一歩を踏み出す

「100」とは、 最初の1世紀に刻まれた歴史のことであり、 情熱、 技術、 革新、 そしてスポーツと商業の両方における成功を意味します。 2世紀目となる「100」はまだ始まったばかり。 さらに「100」は、 モト・グッツィの伝統に倣って、 将来発表されるであろう新世代のモーターサイクル ファミリーの基盤となる、 最新型エンジンの排気量を示しています。

モト・グッツィV100 マンデッロは、 モト・グッツィの歴史の中で、 全く新しい章の幕開けを意味します。 たった一つのカテゴリーに収まることを拒絶したこのバイクは、 ダイナミックなスタイルと、 すべてのモト・グッツィの魂に宿る、 生まれながらのトラベル志向を兼ね備えています。

これまでに見たことのないモト・グッツィであり、 革新的な技術的ソリューションとエアロダイナミクスによって未来への道を切り開くブランドとして、 最先端のテクノロジーを誇ります。

V100 マンデッロは、 すべてのモト・グッツィと同様に、 ユニークで他に類を見ないツインエンジンを表現することに重点を置いた革新的なデザインを採用しています。 モト・グッツィのスタイルの基盤となる部分を、 ノスタルジックなものではなく、 現代風にアレンジしたラインとなっています。 それは、 ゴツゴツとしたエンジンヘッドをそのまま型取ったようなタンク形状や、 伝説的な1976年のル・マンを彷彿とさせる3本のスリットが入ったシート下サイドパネル、 1981年のル・マン850IIIへのオマージュであるトップフェアリングを見れば明らかです。 21世紀のバイクは、 スタイルとテクノロジーにおいて、 モト・グッツィらしい個性と信頼性を体現しています。

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モト・グッツィV100 マンデッロの開発は、 ブランドの歴史におけるターニングポイントとなる、 極めて重要な技術革新をもたらしています。 アダプティブ・エアロダイナミクスを採用した最初のモーターサイクルであり、 6軸慣性プラットフォーム、 コーナリングABS、 セミアクティブサスペンション、 クイックシフトなどの高度な電子ソリューションを搭載した最初のモト・グッツィです。

また、 洗練された技術特性を持つ新型「コンパクトブロック」エンジンを搭載した最初のモト・グッツィとなります。 独自のトルク伝達とモト・グッツィ独特のサウンドを実現する90°縦置きV型ツインエンジンは伝統を重んじていますが、 完全に新しいプロジェクトとなっています。

革新的な設計により、 V85 TTのスモールブロックより103mm短い、 非常にコンパクトで軽量なエンジンの開発が実現しました。 この新型ツインエンジンは、 シリンダーヘッドを90°向きを変えている点で、 近年製造されたすべてのエンジンの中でも際立っています。 これにより快適な乗り心地を実現し、 吸気系や電子燃料噴射システムの構成部品のレイアウトを合理化しています。

総排気量は1042cc、 タイミングはロッカーアーム式のダブルオーバーヘッドカムシャフト、 1シリンダーにつき4バルブで構成されており、 チェーン駆動となっています。 また、 ウェットサンプ潤滑システム、 水冷システム、 油圧制御の湿式クラッチを採用しています。

115Hpの最高出力と、 105Nmの最大トルクを誇り、 3500rpmで既に90%のトルクを発生する性能を発揮します。 このデータは、 新型エンジンの特性と出力を効果的に示すもので、 低速域でも頼もしい加速感が楽しめ、 モト・グッツィの名にふさわしいライディングエクスペリエンスを提供しています。

アルミニウム製の片側ロングスイングアームを採用し、 シャフトドライブと共にバイクの左側に配置されています。 従来のモト・グッツィのエンジンに比べてドライブシャフトの出口位置がかなり低くなっているため、 スイングアームのリンケージが不要で、 トルク伝達によるサスペンションへの反発がありません。 これにより、 加速時や減速時でもチェーン駆動のようなスムーズな走りを実現しており、 さらにシャフトの利点であるメンテナンス性に優れ、 お手入れも簡単です。

V100 マンデッロのスポーティな個性は、 新型エンジンの性能だけではなく、 コンパクトで扱いやすいシャーシの特性にもあります。 コーナーや高速セクションでのエキサイティングな走りに加え、 長距離走行での優れた安定性、 そして走る楽しみや喜びの代名詞である独特のフロントホイールのフィーリングを提供します。 スチール製チューブフレームは、 モト・グッツィの卓越した製造技術の結晶であり、 ホイールベースを1486mmに設定し、 俊敏性も生み出しています。

ゆったりとしたシートとアクティブでリラックスしたライディングポジションがツーリング時に優れた快適性をもたらします。 アルミニウム製アップハンドルバーの採用は、 このモデルの哲学に沿ったもので、 スポーツ走行ではコントロール性を確保しつつ、 ツーリングではリラックスしたライディングポジションを提供します。 タンデムの旅をプロジェクトの基本として、 パッセンジャーにはしっかりとしたパッドのシートと実用的なグラブハンドルを用意し、 リラックスした姿勢で旅を楽しむことができます。 純正アクセサリーとして、 ケースセットを取り揃えています。 このケースは、 取付の際に特にサポートを必要とせず、 バイクのからの張り出し量と重量を抑えることができます。 また、 モト・グッツィは、 17.5リットルの燃料タンク両側に位置するディフレクターを、 速度や選択したライディングモードに応じて自動的に調整するアダプティブ・エアロダイナミックシステムを世界で初めて採用し、 快適性とエアロプロテクションの向上にも貢献しています。 電動で高さ調整が可能なV100マンデッロのトップフェアリングは、 ライダーにかかる風圧を最大で約22%低減し、 ボリューム感のあるフェアリングを持つツアラーとほぼ同等レベルのエアロプロテクションを実現しています。

V100 記事3

さらに、 システムには、 正確なパフォーマンスと燃料消費のコントロールを可能にするライド・バイ・ワイヤ電子スロットル、 マレリ製11MP ECU、 電子制御を効率的に管理する6軸慣性プラットフォーム、 クルーズコントロール、 コーナーでのブレーキング時にアクティブな安全性を確保するコーナリングABSなど、 最高のエレクトロニクスパッケージシを搭載しています。

ライディングモードには、 トラベル、 スポーツ、 レイン、 ロードの4種類で、 それぞれのモードでは、 3種類のエンジンマッピング、 4段階のトラクションコントロール、 3段階のエンジンブレーキ、 そしてオーリンズ製Smart EC 2.0セミアクティブサスペンション(標準装備していないバージョンもあり)が装備されており、 ライディングタイプや路面状況に応じて刻一刻と自動調整され、 あらゆる状況下で最適なバイクの挙動を実現します。

これまで通り、 モト・グッツィのテクノロジーは、 安全でエキサイティングな走りを実現するとともに、 快適な乗り心地の向上を目指しています。 ライダーは、 自分のライディングスタイルに合ったライディングモードを選択するだけで、 電子パラメーターによる最適な自動調整を利用でき、 また、 カスタマイズすることですべてのライダーが好みの設定を見つけることができます。 また、 5インチ カラーTFTインストルメント、 DRL付きフルLEDライト、 コーナー前方を照らし、 車体を傾けた際の視認性を高める「コーナリングライト」システムを標準装備しています。

V100 マンデッロでは、 2種類のバージョンを取り揃えています。 上級バージョンには、 オーリンズ製セミアクティブサスペンションが標準装備されているほか、 クイックシフト、 ハンドグリップヒーター、 スマートフォンとインストルメントをBluetooth接続して機能を拡張するモト・グッツィMIAマルチメディアプラットフォームが装備されています。 モト・グッツィMIAには、 ハンドルバーコントロールスイッチで音声アシスタントや通話、 音楽再生を管理するインフォテイメントシステムと、 スマートフォンで目的地を設定するとインストルメントパネルに直接経路が表示されるGPS機能(※)が搭載されています。

(※)日本では機能しないシステムが含まれます

なお、 日本導入モデルの情報に関しては、 後日改めてご案内いたします。

お問い合わせ

ピアッジオコール
TEL/03-3453-3903

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リリース

ピアッジオグループジャパン株式会社(2021年12月9日発行)

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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