KTM は2021年8月31日、2022年モデルの「RC 390」を公開した。今回のモデルでは、フルモデルチェンジと言って差し支えないほどの改良が施されている。
まず目を引くのは、ボディワークだろう。印象的な形状の LED ヘッドライトは、両サイドにデイタイムランニングライトを配置。サイドカウルは、昨今のスーパースポーツモデルのトレンドでもある2枚パネル構造となった。
エンジンはエアクリーナーボックスの容量を拡大し低速トルクをアップ。これを搭載するフレームは先代モデルから1.5kgの軽量化を達成。足回りには WP 製の新型フロントフォークを採用すると共に、前後でマイナス3.4kgもの軽量化を果たしたホイールを装着。車両乾燥重量は155kgとなる。
電子制御系には、新型のスロットルバイワイヤシステムを搭載するほか、ブレーキにボッシュ製の2チャンネル ABS ユニットを採用。このシステムには後輪の ABS を意図的に無効にする「スーパーモタード ABS」が採用されている。なお、本車両の国内導入の有無や詳細については現在のところ情報はない。
KTM YouTubeチャンネル(2021年8月31日発行)