ホンダはミドルクラスのスポーツモデル「NC750X」および「NC750X Dual Clutch Transmission」をフルモデルチェンジし、2021年2月25日(木)にホンダドリーム店より発売する。
今回のモデルチェンジではパワーユニットに軽量化された新設計のピストンを採用すると共に吸排気系を刷新。これを搭載するフレームは軽量化が図られたほかラゲッジスペースの拡大も実現。また、新たにスロットルバイワイヤシステムやアシストスリッパークラッチ(MT車のみ)装備された。
カラーバリエーションは「グランプリレッド」「パールグレアホワイト」「マットバリスティックブラックメタリック」の3タイプをラインアップ。価格は「NC750X」が92万4,000円。「NC750X Dual Clutch Transmission」は99万円となる(価格は全て税10%込み)。
Hondaは、力強いトルク特性で扱いやすく燃費性能に優れた直列2気筒745ccエンジンと、取り回しやすい低重心の車体パッケージング、使い勝手の良いラゲッジ収納などで幅広い層のお客様から好評を得ている大型スポーツモデル「NC750X」「NC750X Dual Clutch Transmission」をフルモデルチェンジし、Honda Dream より2月25日(木)に発売します。
今回フルモデルチェンジを図った、マニュアルトランスミッション仕様のNC750Xと、デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)仕様の NC750X Dual Clutch Transmissionは、ツーリングなどにおける走る楽しさと、日常での扱いやすさを高次元で両立させるため、「さらにアクティブな毎日へといざなう CROSSOVER URBAN TRANSPORTER」を開発コンセプトに、動力性能を向上させたパワーユニットを新設計フレームに搭載。先進の電子制御技術を採用するなど、スポーティーな走りと扱いやすさを追求するとともに、よりアクティブなイメージを強調したスタイリングに一新しました。
パワーユニットは、新設計によるピストンの軽量化、エアクリーナー構造の刷新や、エキゾーストチャンバーの形状変更など吸排気系の見直しにより、最高出力を向上させながら優れた燃費性能を両立。さらに、ライダーをサポートする電子制御技術として、スロットルバイワイヤシステム(TBW)を新たに採用し、ライダーの好みやさまざまなシーンに応じて走行フィーリングを任意に選択できるライディングモードを搭載しました。また、マニュアルトランスミッション仕様には、クラッチレバーの操作荷重軽減など快適性に寄与するアシストスリッパークラッチを新たに採用しています。
新設計のフレームは、向上した動力性能に対応させながら軽量化し、より軽快な運動性能を獲得しながらラゲッジボックスの容量を拡大させるなど利便性の向上にも寄与しています。
スタイリングは、フロントの足まわりをより際立たせる外観部品の形状と層状構造の採用など、Honda最新のクロスオーバーモデルとしての軽快感とアクティブさを表現しています。
■販売計画台数(国内・年間)/1,100台
■メーカー希望小売価格(税10%込み)
・NC750X/92万4,000円
・NC750X Dual Clutch Transmission/99万円
■カラー
・グランプリレッド
・パールグレアホワイト
・マットバリスティックブラックメタリック
※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません。
【パワーユニット】
・ピストン裏面の肉抜きにより軽量化するとともに、クランクシャフトのカウンターウェイト重量の最適化やバランサー軸径の見直しなどにより、エンジン単体での軽量化を実現しています。
・エアクリーナーを新設計し、吸気ダクト開口部を車体側面に変更。あわせて、吸気ダクト断面積を拡大させ吸気抵抗を低減するとともに、スロットルボア径を拡大させるなどし、最高出力の向上と力強いエンジンフィールを実現しています。
・エキゾーストチャンバーの形状を最適化することで排気の整流効果を向上させるとともに、高効率貴金属触媒を採用したキャタライザーを小型化。平成32年(令和2年)排出ガス規制に対応しつつ、出力向上と軽量化を実現しています。
・減速比と変速比をあわせたトータルレシオは、マニュアルトランスミッション仕様の2~4速とDCT仕様の1~4速を、前モデルに比べてローレシオ化することで、市街地などで力強く軽快な走りを獲得しています。
・マニュアルトランスミッション仕様のクラッチには、クラッチレバーの操作荷重軽減と、シフトダウンに伴う急激なエンジンブレーキによる後輪ホッピングを軽減する、アシストスリッパークラッチを新たに採用しています。
【車体/足まわり】
・新設計のフレームは、向上した動力性能に対応させながら各部の板厚を調整し軽量化するなど、より一層軽快な運動性能を獲得するとともに、バッテリーなどの部品配置の見直しにより、ラゲッジスペース容量を23Lに拡大させ、日常での使い勝手をさらに向上させています。
・前方の見通しが利きやすいアップライトなライディングポジションと良好な足つき性はそのままに、前後サスペンションセッティングの変更により、よりしなやかで快適な乗り心地を確保しています。
【制御/電装】
・ライダーのスロットルグリップ操作を電気信号に変換して、スロットルバルブ開度制御を行うスロットルバイワイヤシステム(TBW)を新たに採用。エンジン出力、Hondaセレクタブル トルク コントロール(HSTC)※1、エンジンブレーキ、DCT仕様ではATモード選択時のシフトスケジュールを加えた各制御レベルを組み合わせることで、様々なシーンでライダーが好みの走行フィーリングを任意に選択できるライディングモードを搭載しています。
・新デザインの液晶メーターには、バッテリー電圧や平均車速などの表示情報を追加し、日常からツーリング用途まで幅広いシーンでの使い勝手をより高めています。
※1Honda セレクタブル トルク コントロールはスリップをなくすためのシステムではありません。あくまでもライダーのアクセル操作を補助するシステムです。したがってHonda セレクタブル トルク コントロールを装備していない車両と同様に、無理な運転までは対応できません
【スタイリング/カラーバリエーション】
・軽量化による運動性能の進化と、最高出力の向上をスタイリングで表現するため、外観部品はフロントの足まわりをより際立たせる形状にするとともに、層状構造を採用して軽快感を演出しています。また、車体前方上側に塊感を持たせることで、より一層アクティブな印象を持たせています。
・シートには、上面と左右側面に質感の異なる表皮を採用し、右側面に車名ロゴを配することでスポーティーな印象と質感の高さを表現しています。
・カラーバリエーションは、アクティブな印象の「グランプリレッド」、洗練された印象の「パールグレアホワイト」、タフで重厚な印象の「マットバリスティックブラックメタリック」の計3色を設定しています。
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リリース = 本田技研工業株式会社(2021年1月22日発行)