インディアンは「FTR Carbon」を2020年6月中旬に発売する。FTR1200S をベースとするこのモデルにはカーボンファイバー製のパーツが随所に奢られ、排気にはアクラポヴィッチ製のローマウントエグゾーストを採用。搭載される総排気量1,203ccの水冷Vツインエンジンは最高出力124.7hp、最大トルク120Nmを発揮する。車体色は「Cabon Race Replica」のみ。価格は248万8,000円(税10%込み)となる。
アメリカ最古のオートバイブランドであるインディアンモーターサイクルが、プレミアムモーターサイクル「2020 FTR Carbon」 を発表しました。
2020 FTR Carbon は、これまでの FTR ラインナップに加えてその革新性をさらに増し、最上級の、唯一無二の魅力を実現しています。
そして、ブラックアウトされたローマウント・アクラポビッチ・エグゾーストシステムを備えた絶妙なスタイリングのカーボンファイバーボディワークを最大の特徴としています。フラットトラックレーシングで3回のグランドナショナルタイトルを連続して独占している FTR750 の DNA が FTR Carbon に受け継がれているのは明白です。
「上質なものを好む目のこえたライダーのために、FTR Carbon は最高レベルのデザインフィニッシュのどうしても手に入れたくなるバイクとして存在します。そして最高のライディングエクスペリエンスを提供し、カーボンアクセントが上質さを高めています。FTR のスタイリング、そしてカーボンボディーワークは、どこに行っても人の目を引く素晴らしいルックスとなることでしょう。」と、インディアン MC の社長であるマイク・ドウアティは述べています。
2020 FTR Carbon は、従来の多くのプレミアム機能とライディングテクノロジーに加え、更に高品質な機能を備えています。
タンデムシート・カウル、センターコンソールなど細かいディテールをも含むカーボンファイバーボディワーク。ブラックアウトされた Akrapovic(R)ローマウントエグゾースト。
FTR Carbon には、クルーズコントロール、デュアルディスク・ブレンボ ABS ブレーキ、トラクションコントロール、高視認性のフル LED ライティングシステム、および4.3インチ LED タッチスクリーンメーターダッシュボード。モバイルデバイスの充電やコントロールのためのUSB ポートと Bluetooth システムを装備。
FTR Carbon は、快適性能/コントロール性能/即応性能を高次元のバランスで提供します。ロングトラベル(150mm)の調整可能サスペンションと予測運動反応のしやすいアップライトなライディングポジション。正確なコーナリングと街乗りでも取り回ししやすい操縦性。
滑らかな液冷1,203cc Vツインエンジン、93kW(約125Hp)のパワーと120Nmのトルクを生み出し、特徴的なフラットなトルクカーブと全回転域での力強い加速を提供します。革新的であり、予測しつつコントロール可能なパワーデリバリーとたっぷりとしてフレキシブルなローエンドパンチにより、爽快で豪快なライディングを実現します。
機能の信頼性とコントロール性能向上のため、リーンアングル・センシティブ・スタビリティー・コントロール、ABS、トラクション・コントロール、およびウイリーコントロールは、スロットルレスポンスとトラクションコントロールを特徴的な調整レベルを施した3つのライドモード(スポーツ、スタンダード、レイン)で好みに合わせて変更できます。
2020 FTR Carbon は、特別に開発された幅広いカテゴリーの40種類以上のアクセサリーを用意しています。ライダーはさらに個性的なカスタマイズをお楽しみいただけます。
革新的でその目に焼き付く FTR のもつスタイリングの美しさをさらに高め、多くのプレミアム機能と爽快なライディングに多くのバリューを追加しています。
・「FTR Carbon」センターコンソールプレート
・カーボンファイバータンク/エアボックスカバー
・カーボンファイバーヘッドライトナセル
・ブラック・アウトされた Akrapovic(R)のローマウントエキゾースト
・カーボンファイバーフロントフェンダー
・カーボンファイバータンデムシートカウル
FTR Carbon は、ブラシ仕上げのステンレス鋼構造でローマウントに設置された2-1-2デザインが特徴です。Akrapovic(R)のブラックアウトされたサイレンサーはその個性的なスタイリングを更に特徴的なものとし、アメリカン独特のVツインサウンドを奏でます。
FTR Carbon には、クルーズコントロール、デュアルディスク・ブレンボ社製 ABS ブレーキ、トラクションコントロール、高視認性の LED ライティング、および USB 急速充電ポート付き 4.3 インチ LED タッチスクリーン・メーターダッシュボード、モバイル機器用の Bluetooth 機能を装備。
FTR Carbon のフロントサスペンションは、150mmロングトラベルの43mm倒立式カートリッジフォークで、プリロード/コンプレッション/リバウンドがフルアジャスタブル。ばね下重量低減のための中空アクスルを装着、26.3°のレイクと130mmのトレイルの設定となっている。
リアにはチューブラースチール構造のスイングアームデザインを採用し、最大限のグリップ性を確保する、150mmのホイールトラベルでプリロード、コンプレッション、リバウンドがフルアジャスタブルなピギーバックリザーバー付きモノショックを左サイドに装着、スイングアームピボットは、ホイールベースをよりコンパクトにするために、エンジンのクランクケースに取り付けられ、中空のリアアクスルが更なる軽量化に貢献しています。
FTR Carbon は、ラジアルマウントされた、デュアル320mmディスクフロントブレーキを特徴とし、ブレンボ社製 Monobloc M4.32 4ピストンフロントキャリパーにより、卓越した制御とブレーキング性能を提供します。リアブレーキにはブレンボ社製 P34 2ピストンキャリパーの260mmセミフローティング・シングルディスクが装着されています。ABS 標準装備。
このモデルは、FTR 750 レースバイクで使用されているレースクラッチを応用したパワーアシスト・スリッパークラッチを備えています。これにより、減速時の後輪のスリップが低減され、よりコントローラブルになり、より軽くクラッチレバーを握れます。
6速スライディングメッシュ・トランスミッションは、確実で歯切れの良い感触のギアチェンジフィールを提供します。ギアのプライマリドライブは、スムーズな動力伝達を実現し、チェーンのメンテナンスを最小限に抑えるよう設計されています。
FTR1200S の試乗インプレッション記事はこちら>>
FTR1200 Carbon のカタログページはこちら>>
ポラリス ジャパン株式会社(2020年5月2日発行)