【ハーレー】いよいよこの夏、全米市場に投入! 電動モーターサイクル「LiveWire(TM)」の米国仕様を公開

掲載日: 2019年07月19日(金) 更新日: 2019年07月19日(金)
この記事は2019年7月19日当時の情報に基づいて制作されています。

ハーレーダビッドソンは電動モーターサイクル「LiveWire(TM)」の米国仕様を公開した。

この夏より全米で販売を開始する同車両は、電動パワートレイン「H-D Revelation(TM)」を搭載。クラッチやシフトチェンジの必要はなく最高速度は235km/h、0-100km加速は3.0秒に達するという。このパワーを支える車体は高剛性のアルミフレームが採用されており、足回りにはショーワ製のサスペンションとブレンボ製のブレーキを装備。走行可能距離はWMTCの測定で158km。バッテリー残量ゼロの状態から80%までの充電所要時間は40分とのことだ。なお、現時点での日本への導入時期と価格は未定となる。

初の電動モーターサイクル『LiveWire(TM)』の米国仕様を公開 ライダーコネクテッドテクノロジーを融合した電動モーターサイクルがダイナミックな走りを実現

※画像は米国仕様となります。

ハーレーダビッドソン(HARLEY-DAVIDSON(R))ではこのたび、今夏中に全米販売を開始するハーレーダビッドソン初の電動モーターサイクル『LiveWire(TM)』の米国仕様(写真)の詳細を公開しました(本リリースは米国ハーレーダビッドソンからの発表を基にした翻訳版資料です)。

『LiveWire(TM)』は電気のみをエネルギー源とするまったく新しいモーターサイクルで、新次元のテクノロジーとハーレーダビッドソン製品ならではの上質な仕上げ、ハイパフォーマンスな走りを提供する刺激的なモデルです。ハーレーダビッドソンがモーターサイクルの電動化におけるリーダーとしての地位を確立するためにデザインした電動モーターサイクル製品群の最初のモデルとなります。

『LiveWire(TM)』のデビューは、新たなモーターサイクル市場に製品を投入し新世代のライダーを育んでいくハーレーダビッドソンの中期経営計画“More Roads to Harley-Davidson”において重要な意味を持っています。2019年中に米国、カナダに加え、ハーレーダビッドソンが営業活動を展開している欧州諸国の大部分で発売され、2020年から2021年にかけ順次世界各国で発売(※1)される予定です。『LiveWire(TM)』の価格は29,799ドル(※2)です。

電動パワートレインのH-D Revelation(TM)を動力源に

『LiveWire(TM)』は、クラッチ操作やシフトチェンジが不要で、スロットルを回せば、すぐに目を見張る加速を得られます。最適化された重心、剛性の高いアルミフレームと高性能なサスペンションを採用することでダイナミックなハンドリングを実現しています。最大235km(146マイル)の走行が可能で、街乗りに最適化されています。

『LiveWire(TM)』がもたらすライディングエクスペリエンス

今までにない、まったく新しい乗り味を提供する『LiveWire(TM)』は、初心者に乗りやすいだけでなく、経験豊富なライダーにとってもスリリングなモデルに仕上がっています。『LiveWire(TM)』は従来のモーターサイクルの常識を根底から変える一台です。操作はシンプルなため、ライダーはH-D Revelationパワートレインから発生する切れ目のない力強い加速に意識を集中することができます。

驚異的な加速性能

H-D Revelationパワートレインは瞬間的に胸躍る加速を実現します。時速0kmから100km(時速0マイルから60マイル)までの加速はわずか3.0秒で、時速100kmから129km(時速60マイルから80マイル)までの加速は1.9秒で可能です。常に最大トルクを即座に発生でき、どの速度からでも優れた追い越し加速性能を発揮します。

ツイスト&ゴー

電動パワートレインはクラッチやシフトチェンジが不要なので、初心者ライダーにとっても操作しやすいモデルとなっています。低速回転での走行やストップアンドゴーの繰り返しを強いられる市街地での走行では絶大な効果を発揮します。また、回生ブレーキによるバッテリー充電効果はすべてのライダーに恩恵をもたらします。

騒音、振動、不快感を極限まで軽減

H-D Revelationパワートレインは、振動、熱、騒音を最小限に抑えるため、快適な走りを体験できます。『LiveWire(TM)』のパワートレインを始動するとモーターから微かなトルクのパルスがライダーに伝わり、走り出せる状態になったことを感じ取ることができます。

このパルスはモーターサイクルが動き始めると止まり、バイクが停止すると再び伝わり始めます。『LiveWire(TM)』は加速時に新たなハーレーダビッドソンの特徴となるメカニカルサウンドを発するように設計されています。電動パワートレインならではの滑らかさ感じさせる新しい音色に仕上がっています。

容易なメンテナンス

『LiveWire(TM)』はエンジンを積んだモーターサイクルでは必要だった定期メンテナンスの多くが不要となります。エンジンオイル交換やスパークプラグ、エアフィルター、プライマリードライブなどのメンテナンスが不要です。オフシーズンにガソリンを抜いておく等のメンテナンスの必要はありません。

『LiveWire(TM)』オーナーはドライブベルトのたわみ、ギアボックスオイル、ブレーキフルード、ブレーキパッド、タイヤなどの点検・整備のみが走行前に求められます。なおバッテリーの保証期間は5年で、走行距離の制限はありません。

アーバンライダーに最適なパフォーマンスと走行可能距離

市街地走行における走行可能距離は235km(146マイル)で、MIC CityとMIC統合テストを活用したストップ&ゴー走行と高速道路での走行を合わせた測定結果によると、走行可能距離は152km(95マイル)となっています(※3)。ワールドモーターサイクルテストサイクル(WMTC)(※4)での測定では走行可能距離は98マイル(158km)になります。急速充電(DCFC)テクノロジーにより、0%から80%までの充電がわずか40分で可能で、0%から100%までの充電は60分で完了します。

モーターサイクルの電動化をリード

ハーレーダビッドソンはモーターサイクルの電動化をリードすべく精力的に取り組んでおり、その一環として充電ステーション網の拡充を全世界で推し進めています。現在ハーレーダビッドソンは、自宅やハーレーダビッドソン正規ディーラー店舗をはじめとする様々な場所で手軽に充電できる環境の整備に努めています。今後は、『LiveWire(TM)』を販売するすべてのハーレーダビッドソン正規ディーラー店舗に、DCFC充電ステーションが設置される予定です。

優れたハンドリング

『LiveWire(TM)』の機敏なハンドリングは、市街地での確実なコントロールだけでなく、カーブの多い山道でのスリリングな走りも可能にしています。

・重心はトラクション、ブレーキング、コーナリング性能を最大限に引き出せるよう最適化
・軽量なアルミフレームは、高い剛性を誇りエキサイティングで正確なハンドリングに貢献
・SHOWA(R)BFRC(TM)(バランスフリーリアクッションライト):快適な乗り心地と正確なハンドリングを可能にするフルアジャスタブル・モノショック・リアサスペンション
・SHOWA(R)SFF-BP(R)(セパレートファンクションフロントフォーク-ビッグピストン):フロントサスペンションはリアとのバランスを取り、極低速域でのダンピングレスポンスを向上させ、街乗りに最適なきめ細かいコントロール性を発揮
・Brembo(R)モノブロックフロントブレーキキャリパー:直径300mmのデュアルローターが高いブレーキ性能を発揮し、ライダーは安心感をもってブレーキングを実現
・H-D(R)/Michelin(R)共同ブランドの高性能Scorcher Sport Tires(リア180mm、フロント120mm):ハンドリング性能を高めるために特別に設計されたタイヤ

『LiveWire(TM)』モーターサイクルテクノロジー

『LiveWire(TM)』には電動モーターサイクルとモバイルデバイスを接続するためのアクセサリーやインターフェイスが幅広く用意されています(詳細については、テクノロジー解説資料※をご参照ください)。
・リフレックス ディフェンシブ ライダー システム(RDRS)は、コーナリングABS(C-ABS)、コーナリングトラクションコントロールシステム(C-TCS)、ドラッグトルクスリップコントロールシステム(DSCS)が連携し、悪条件下でのコントロール性を高めています
・4.3インチカラーTFTタッチスクリーン(高画質/ハイコントラストの薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ)のメーターパネルは明るく見やすい画面を通じてライダーに様々な情報を提供します
・7つのライドモードは出力特性とRDRSの介入のレベルを選択できます
・Daymaker(R)LEDヘッドライトは鮮やかな光で道路をきれいに照らします
・LEDのウインカー、ブレーキランプ、テールランプは路上でのバイクの視認性を高めます
・H-Dコネクトサービスにより、ハーレーダビッドソン(TM)アプリを使ってスマートフォンと『LiveWire(TM)』を接続することができます

『LiveWire(TM)』のスタイリング/デザイン

『LiveWire(TM)』はオーセンティックなハーレーダビッドソンデザインであると同時に、今後のハーレーダビッドソン電動モーターサイクルデザインを方向付けるモデルです。

・『LiveWire(TM)』はハーレーダビッドソンの重要なスタイリング方針に従っています。注目は動力源であるモーターです。従来のハーレーダビッドソンモーターサイクルのエンジンが最も人目を引く要素-クラウンジュエル-であるように、H-D Revelationも『LiveWire(TM)』の中で最初に目に留まる部分です。鍛え上げられた筋肉の様に見える輝くモーターの表面は内に秘められたパワーを物語ります
・モーターの上に搭載されているバッテリーの冷却フィンは、空冷エンジンの冷却フィンを彷彿とさせます
・リアフェンダーはタイヤと共に上下するため、走行中は存在しないかのようです。リアフェンダーをスイングアームにマウントしたことによりテールセクションを跳ね上げスズメバチのようなスタイルにすることが可能になりました。
・『LiveWire(TM)』の高度なテクノロジーを感じさせる塗料が選択され、アルマイト加工で高級感ある仕上がりになっています。カラーリングは、イエローヒューズとオレンジヒューズに加え、ビビッドブラックも選べます
・ツーアップシートとテールセクション、スピードスクリーンブレード、デコラティブトリム、ハンドコントールやフットコントロール、充電コード差し込み口付きのモーターサイクルカバーなど、『LiveWire(TM)』独自の新しいアクセサリーも同時に発売されます。また、『LiveWire(TM)』のカスタマイズには、ハンドコントールやフットコントロール、ミラー、Spectra Glo(TM)デコラティブライトをはじめとする既存のハーレーダビッドソン純正モーターパーツも使用できます

(※1)日本市場への詳細な導入時期、価格を含めた仕様の詳細は発表日時点で未定となっています。
(※2)掲載されている価格は、ベースモデルの米国内のメーカー希望小売価格です。
(※3)SAE J2982走行テスト手順に従って測定された推定走行可能距離は、所定の条件下での満充電時における予想性能に基づくものであり実車と異なる場合があります。実際の走行可能距離は、走行状況、天候状態、車両状態などによって異なります。
(※4)WMTC /EEC 134/2014 Annex VII Appendix 3.3

問い合わせ

ハーレーダビッドソン カスタマーサービス
TEL/0800-080-8080

LiveWireのカタログページはこちら>>

リリース = ハーレーダビッドソン ジャパン株式会社(2019年7月18日発行)

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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