【トライアンフ】スピードトリプル2モデルをフルモデルチェンジ

掲載日: 2016年02月03日(水) 更新日: 2016年02月03日(水)
この記事は2016年2月3日当時の情報に基づいて制作されています。

リリース = トライアンフモーターサイクルズジャパン株式会社

トライアンフが、新型スピードトリプルシリーズとしてスピードトリプルSとスピードトリプルRの発売を発表した。各所にさまざまな改良が施されているが、今回の最大のポイントは3種類のトラクションコントロールとライドバイワイヤースロットル採用による全5種類のライダーモードが選択可能になったことのようだ。

トライアンフ
以下リリースより
2016年2月2日


「新型スピードトリプル」発売開始

トライアンフモーターサイクルズジャパン株式会社では、フルモデルチェンジを果たしたすべてにおいて新しく、最強にして最高のファクトリー・ストリートファイターである新型スピードトリプルシリーズの発売を開始いたしました。

トライアンフ

Speed Triple R(マットグラファイト)

■SPEED TRIPLE S & SPEED TRIPLE Rの主な特徴
・新しいSpeed Triple SとSpeed Triple Rは、そのパフォーマンス、機能、性能が格段にレベルアップしました。
・新しい1050cc 3気筒エンジン。最高出力を向上し、全回転域でトルクを増すために104箇所に改良が加えられました。
・新しいスリップアシストクラッチを採用し、ドライブトレーンも進化。
・より軽く、改善されたエグゾーストシステムはそのサウンド、パフォーマンスも更に向上させています。
・ライドバイワイヤー スロットルを採用し、全5種類のライダーモードが選択可能になりました。また、スロットルプログラムも選択が可能になりました。
・ライダーが選択できるトラクションコントロールはRain、Road、Truckの3種類。標準ではオフになっています。また、ライダーモードへリンクされています。
・新しくデザインされたツインヘッドライト。より一層、アスリートのようにたくましく、アグレッシブなスタイリングとなりました。

トライアンフ

新しい Speed Triple Sは、1050ccパフォーマンス・ロードスターシリーズへのエントリーモデル。一方、Speed Triple Rは、トライアンフの3気筒エンジンロードスターシリーズの新しいフラッグシップモデルです。これらのニューモデルは、前モデルの持つ周囲を威嚇するようなスタイルと無駄を省いたミニマリスト的な美しさを維持しながら、さらなるパフォーマンスと機能、そして、ライダーに最大限の走りの楽しさとスリルを与える性能を用意しました。

トライアンフ

■新しい1050cc 3気筒エンジン
新型Speed tripleにパワーを供給する全く新しい1050cc 3気筒エンジンは、104箇所におよぶ新たな開発・改良が加えられ、突出したレスポンスの良さ、軽やかな回転、豊かなトルクを持つエンジン・パワープラントとなりました。全回転域に渡ってトルクが豊かに発生し、ピークパワーもアップしたニューエンジンは、俊敏な反応と回転域を問わない素晴らしい駆動力を持つ、Speed Tripleの驚くほど機敏なシャーシ性能を、ライダーがフルに引き出すことを可能にしています。

■主なエンジンシステム関係の改良点
・新設計のピストンとクランクシャフト
・新設計のECU
・新たに設計された燃焼室デザイン
・新設計されたシリンダーヘッドデザイン
・増加した吸気ポート流量
・新しいエグゾーストヘッダーデザイン
・新しいライドバイワイヤー、スロットルボディ
・再設計されたエアボックス
・改善された燃料システム
・小さく、薄く、より効率的なラジエーター

トライアンフ

新しい燃料供給システムは、燃焼性能を向上させるために優れた燃料混合を実現しました。一方で、新しいエグゾーストヘッダーの設計は、排気の流れをロスすることなく、より大きく、密度の高い触媒の採用を可能にし環境にも配慮しました。これら全ての変更は、ただ一つの目的を念頭に行われました。それは、さらにアグレッシブで、より魅力的な、熱中してしまいそうな走りの中で、ライダーがライダーとしての本来のの喜びを発見してもらうことです。

■新しいドライブトレーン
ドライブトレーンにも数多くの改良が加えられました。新しいギアリンケージ、ジオメトリーを変更した新しいバランサーギア、新しくスリップアシストクラッチを装備しました。これらの変更により、ギアチェンジの際、より小さなレバー操作で、より確実ですばやいシフトチェンジが可能となりました。

■フリーフローイング エグゾーストシステム
新しいエンジンシステムとドライブトレーンを完成へと導くのは新設計のエグゾーストシステムです。サイレンサーは前モデルに比べて排気の流れが70.2 %も改善され、重量はシステム全体で139g軽くなっています。新しいエアボックスと関連して排気ガスを削減し、厳しい環境規制にも対応。そして同時にパワーアップも果たしています。さらに、新しいエグゾーストシステムはSpeed Tripleのテーマ曲とも言うべき、独特のエグゾーストノートを強化。より豊かに深く太いサウンドを響かせ、その走りにさらなる興奮を付け加えます。

トライアンフ

■よりライダーにフォーカスしたテクノロジー
両ニューモデルは、ライダーが快適に走りを楽しめるようなテクノロジーも装備しました。それらはライダーによるコントロール性を最重要視し、ライダーが路面状況、天候、そして自身のライディングスタイルに合わせてパフォーマンスを最適化できるよう設計されました。新しいライドバイワイヤースロットルシステムは、新しいECUおよびスロットルボディと共に的確に機能します。選択可能なスロットルプログラムを特徴とし、スロットルコントロール性が高められてバイクのフィーリングとレスポンスが向上。同時に燃費の改善ももたらします。

トライアンフ

Speed Triple R(クリスタルホワイト)

5つの異なるライダーモードが選択可能となりました。「Rain」「Road」「Sport」「Truck」そして自由設定の「ライダー設定モード(Rider Configurable Mode)」です。このモードはライダーがスロットルプログラム、ABS、トラクションコントロールのプリセットを自由に組み合わせることができるモードとなります。ライダー設定モードはその名称が示すように、これら全てのパフォーマンスの要素を、自身のライディングスタイルに合わせて個別に設定することができます。それらは全て、自身のSpeed Triple SやSpeed Triple Rの走りを、多種多様なコンディションの下で最大限に引き出すことを可能にします。ライダー設定モードを選択すると、ライダーはスロットルプログラム、ABS、トラクションコントロールの設定を、好みの組み合わせに以下の中から選択できるようになります。

・トラクションコントロールのオプション/Rain、Road、Truck、Off
・3つのABS設定の提供/Road、Truck、Off
・3つのスロットルプログラム/Rain、Road、Sport

5つ全てのライダーモードは、レースで栄冠を勝ち取ったトライアンフ Daytona 675で使用されていたものと同じユニットである、新しいECUを通してエンジンと共にモニターされ制御されています。

■シャーシとサスペンション
同様に、よりライダーの視点にたった改良がシャーシとサスペンションにも適用されており、ライダーが感じる走行フィーリングの質を高めています。新しい Speed Triple SとSpeed Triple Rの、クラスをリードするシャーシおよびサスペンションにコストが惜しまれることはありませんでした。両モデルとも、Brembo製M4.32ラジアルモノブロックブレーキとフルアジャスタブルサスペンションが標準装備されています。特にSpeed Triple RにはOhlins製NIX30倒立フロントフォークとOhlins製TTX36 RSUを採用。Speed Triple Rは、ビレット加工の「スイングアームスピンドルフィニッシャー」と「リアホイールフィニッシャー」、同様のビレット加工のハンドルバークランプとライザーも備えています。

■より多くの理想を追求したスタイリング
初代Speed Tripleの「フーリガンバイク(不良バイク!)」ルックへの回帰、あるいは Daytona 675やStreet Triple RXのスポーティなスタイリングの復活とも言い代えることができる、これらニューモデルはその勢いのあるスタイリングに特徴があります。より低く構えたアグレッシブな外観を作り出す、燃料タンクとテールユニットの印象的なラインが特徴です。両モデルとも全モデルと比較するとシート先端が20mm狭くなり、足着き性を向上させるとともに、より低く、たくましい、迫力のルックスに貢献しています。

新しいSpeed Triple SとSpeed Triple Rには、新設計のフライスクリーンがこれまでよりもずっと低い位置にく設置され、独特のデザインのインテークダクトと統合された、新しいスタイルのヘッドライトによって即座にSpeed Triple、そのものと認識されます。新しいスタイリングには、よりスマートで彫刻のようなに美しい燃料タンク、シート、そしてフロントフェンダー、タンクインサート、シートユニット、ロープロファイルバーエンドミラー、リアボディーワーク、ヒールガード、サイレンサーヒートシールドといった新しくデザインされたボディーワークも含まれています。Speed Triple Rには、付加価値の高い専用装備として、カーボンファイバー製のフロントフェンダーとタンクインサート、ニューデザインのベリーパン(アンダーカウル)、ディアブロレッド仕上げのリアサブフレーム、レッドのホイールピンストライプとシートステッチが採用されています。

トライアンフ

Speed Triple R
■価格/1,615,000円(税8%込み)
■車体色/マットグラファイト、クリスタルホワイト
■発売時期/4月上旬
*正規販売店店頭へのデリバリー開始は3月下旬から開始いたします。

Speed Triple S
■価格/1,450,000円(税8%込み)
■車体色/ファントムブラック、ディアブロレッド
*正規販売店店頭へのデリバリー開始は3月下旬から開始いたします。

トライアンフ

Speed Triple S(ディアブロレッド)

トライアンフ

Speed Triple S(ファントムブラック)

トライアンフ

[ お問い合わせ ]
トライアンフコール
TEL/03-6809-5233

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(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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