リリース = ヤマハ発動機
ヤマハは、マニュアルモデルのSpark115iを12月上旬からタイ市場で発売する。リリースによると、タイの二輪車市場は年間200万台で推移していて、その市場の声に応えるカタチで新たなモデルを投入するという。発表された販売計画台数を見ても、日本国内市場とはまさに桁違い。バイクメーカーの期待値の大きさが、成長著しいアジアの発展の様子を垣間見せてくれている。
タイ市場向け「Spark115i (スパーク115 アイ)」発売
-コンパクトで扱いやすいボディにFI 新採用で経済性向上-
ヤマハ発動機株式会社は、<扱いやすく気軽に乗れるベーシックモデル>をコンセプトとした新製品、空冷114cc・FIエンジンを搭載したMT(マニュアルトランスミッション)モデルの「Spark115i」を開発、タイのグループ会社TYM(Thai Yamaha Motor Co., Ltd.)にて2012年12月上旬より同市場に導入します。
本モデルは、2012年春より同市場に順次導入した「Mio115i」、「TTX」、「NOUVO SX」、「Mio125i」に並ぶ、当社の中期成長戦略※「アセアン二輪車における商品力・収益力向上」の取り組みのひとつとなるモデルです。
タイの二輪車市場は年間200万台(当社調べ/2011年)で推移し、AT車とMT車が約半分ずつを占めています。近年AT車の割合が増えていますが、実用性や燃費に優れるMTモデルも地方都市を中心に根強い人気が続いています。その中で現行モデル「Spark Nano」は、走りと実用性の良さで支持を得ていますが、一層の燃費向上、扱い易さを望む声が多く、本製品はこれに応えて開発しました。
今回の「Spark115i」は、日々の買い物や2人乗り使用においての<快適さ> <気軽に乗れる親しみやすさ> <心地よい乗り心地>を主題に、きめ細かな設計を施した製品です。エンジン・車体とも新設計し、燃料供給にはFIを新採用、優れた出力と燃費、環境性能を調和させました。
主な特色は、1)取りまわしやすく乗る人に馴染むコンパクトな車体、2) 現行モデル比で燃費25%向上の優れた経済性、3) トルクフルなエンジン特性と素直な操縦性による市街地での力強くかつスムースな走り、4)音響解析技術を応用し開発した新設計マフラー採用による心地よい排気音と、それを引き立てる静かなエンジン、5) “うねり感”をもたせ、しなやかで躍動的な雰囲気を強調したボディデザイン、などです。
※ 中期成長戦略:当社の2010年から2012年までの3ヵ年の中期的な経営計画で、4つの成長戦略のひとつとして「アセアン二輪車における商品力・収益力向上」を掲げ、「FI搭載比率の拡大と商品力の強化」ならびに「FIシステムコストダウンと規模効果による収益性の向上」の両立により、さらなる商品競争力強化を目指しています。
■名称/「Spark115i」
■発売/ 2012年12月上旬
■販売計画/ 14万台(発売から1年間、タイ国内)
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