リリース = ヤマハ発動機株式会社
ヤマハは、タイ市場向けモデルのATコミューターとして、フューエルインジェクション「YMJET-FI」を採用し、燃費向上を図った「Mio125i」を発表した。
タイ市場向け「Mio125i (ミオ125アイ)」発売
FI採用などで優れた経済性と加速性を備えたATコミューター
ヤマハ発動機株式会社は、当社独自のフューエルインジェクション「YMJET-FI」※1を備える水冷4ストローク125cc AT(オートマチック)エンジンを搭載するコミューター「Mio125i」を開発、タイのグループ会社TYM(Thai Yamaha Motor Co., Ltd.)にて2012年10月中旬より同市場に導入します。
タイの二輪車市場は年間約200万台(2011年/当社調べ)で、この中でATモデルは約5割を占めています。AT市場の定番モデルのひとつとして2010年から販売している現行モデル「Mio125」は、スポーティな走りと外観が若者の支持を受け、タイ国内で累計約18万台を販売しています。この後継となるのが今回の「Mio125i」で、このモデルは、2012年春より同市場に導入した「Mio115i」、「TTX」、「NOUVO SX」と同じく、当社の中期成長戦略※2「アセアン二輪車における商品力・収益力向上」の取り組みのひとつとなるモデルです。
「Mio125i」は、現行モデルの持つ優れた走行性や収納性などの実用機能を受け継ぎながら、新たに「YMJET-FI」を採用することで燃費向上を図るなど、さらに魅力を高めました。
主な特徴は、
(1)優れた経済性とスムースな加速性を実現する「YMJET-FI」エンジン
(2)ライダーのスロットル操作への反応がリニアで滑らかな変速特性
(3)軽快なハンドリングに貢献する従来比3kg軽量のボディ
(4)燃費と乗り心地を両立させる転がり抵抗の少ない専用タイヤ
などです。また「Aggressive, Sharp, Sporty」をテーマにデザインしたボディは一層スポーティで躍動的な外観としました。なお、製造はTYMが行います。
※1 YMJET-FI:Yamaha Mixture Jet-Fuel Injection/主通路とは別に設けた副通路からのエアアシストを行い噴射燃料と空気を効率的に混合させ、実用域での燃費向上に貢献するFIシステムです。
※2 中期成長戦略:当社の2010年から2012年までの3カ年の中期的な経営計画で、4つの成長戦略の一つとして「アセアン二輪車における商品力・収益力向上」を掲げ、「FI搭載比率の拡大と商品力の強化」ならびに「FIシステムコストダウンと規模効果による収益性の向上」の両立により、さらなる商品競争力強化を目指しています。