取材協力=株式会社 オフィスとらくしょん
取材・写真=バイクブロス編集部
ピレリジャパンは、2015年1月22日に都内の会場で新たなロードレースシリーズとなる「2015ピレリカップ600チャレンジシリーズ」の概要を発表した。このレースは日本の優秀なライダーを世界のレースシーンへ送り出す事を目的としたもので、国内6つのサーキットによる全8戦で争われ、シリーズチャンピオンには2016年のワールドスーパーバイクレース併催のWSS600にワイルドカードでの参戦権が与えられる。いわば「世界へ直結したシリーズレース」というわけだ。
「2015ピレリカップ600チャレンジシリーズ」は、6つサーキット(下記参照)で全8戦が開催され、上位5戦のポイントでチャンピオンが決定する。そのため各選手は全戦参戦はもちろん、参戦レースを選択することも可能だ。車両規則はST600よりも部品互換性の範囲が広いST600Nで、タイヤはピレリのDIABLO SUPERCORSA V2(ドライ)、DIABLO RAIN(レイン)に限られている。
シリーズチャンピオンには2016年に開催されるワールドスーパーバイク併催のWSS(ワールドスーパースポーツ)の1戦への参戦権が与えられる。大会の模様はピレリのfacebookページ及び、本レースのプロモーターでもあり、雑誌『RIDING SPORT』を編集・制作するオフィスとらくしょんが運営するバイクレースポータルサイトのRIDING SPORTで公開される。
開催日・会場
・4月18日(土) ツインリンクもてぎ
・5月10日(日) 鈴鹿サーキット
・6月14日(日) 岡山国際サーキット
・6月21日(日) 筑波サーキット
・7月12日(日) HSR九州
・9月19日(土) オートポリス
・10月11日(日) 鈴鹿サーキット
・11月8日(日) ツインリンクもてぎ
(※日程・会場は変更の可能性アリ)
「2015ピレリカップ600チャレンジシリーズ」は、ST600N仕様の車両規則やピレリ指定の統一タイヤにより、ライダーの資質が大きく問われるレースになるはずだ。その厳しい戦いを制した者には、勝利の栄光だけでなく、世界の晴れ舞台で戦うシートが約束されている。この「ピレリカップ」には、日本のレーシングライダーたちにとって、世界へと羽ばたくための着実な道筋を与えてくれたといえるだろう。
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