カヤバ株式会社(KYB)は、同社の電子制御サスペンションシステム「KADS」および「LMW(リーニングマルチホイール)用フロントフォーク」が、ヤマハ新型「トレーサー9GT+」と「ナイケンGT」に採用された旨発表した。
「KADS」は、バイクの挙動と地面からの入力をソレノイドバルブでコントロールすることにより路面に吸い付くような接地感と操縦安定性を実現する。LMW用フロントフォークは、左右に2本づつ装着されるユニットの内、後部側が主に路面の衝撃を吸収する役割を果たすという。
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カヤバ(KYB)の“KADS”(カヤバ電子制御サスペンションシステム)とLMW(リーニングマルチホイール)用フロントフォークが、11月開催の「ミラノショウ2022」にヤマハ発動機株式会社(以下YMC)様が出展した新型“トレーサー9GT+”と“ナイケンGT”に採用されました。
“KADS”は、バイクの挙動と地面からの入力を各所に取付けたセンサとECUでリアルタイムにデジタル処理し、高い応答性を持つソレノイドバルブサスペンションでタイヤが地面に吸い付くような接地感と操縦安定性をお客様に提供します。
YMC様の“トレーサー9GT ABS”に初めて採用されて以来、高い評価を頂いております。
LMW機構はフロントが2輪ある特徴的なフォルムで、従来のバイクの走行性を残しつつ、フロント2輪にすることで更に安全性を高めています。左右2本ずつ装着するサスペンションの前側はガイドパイプの役目をし、主に後ろ側で衝撃を吸収します。前後のサイズを微妙に変えることで軽量化も図られています。
今後もカヤバはバイクの走りの楽しさと安全性を求め開発を進めてまいります。
カヤバ株式会社(2022年11月29日発行)
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