ドゥカティは MotoGP第16戦のサンマリノGP において、ドゥカティV4 RSシリーズ「ディアベルV4 RS」「ムルティストラーダV4 RS」を発表した。同車両はともに1,103cc デスモセディチ・ストラダーレ・エンジンを搭載し、RS専用カラーリングを採用。カーボンファイバーやチタニウム製の専用コンポーネントを装備し、シリアルナンバー付きで生産される。日本での発売は2026年予定となっている。
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・マルク・マルケスとフランチェスコ・ペッコ・バニャイアが、ミサノで開催されたMotoGP第16戦のサンマリノGPで、新しいドゥカティV4 RSシリーズを発表
・シリアルナンバー付きで生産されるディアベルV4 RSとムルティストラーダV4 RSは、デスモセディチ・ストラダーレ・エンジン、特徴的なカラーリング、専用のコンポーネント、チタニウムやカーボンファイバーなどのプレミアムな素材により、ドゥカティの感動的なライディングを体現
・ディアベルV4 RSは、ドゥカティの市販バイク中、もっとも加速に優れたバイク:0~100km/h加速は2.52秒
・新型ムルティストラーダV4 RSは、MotoGPで開発されたドゥカティ・ビークル・オブザーバー・システムと、さらに効果的なエレクトロニクス・パッケージによって強化され、ドゥカティ史上もっともスポーティなツーリングバイクとしてのポジショニングを確立
2025年9月12日 ミサノ・アドリアティコ/ボルゴ・パニガーレ ─ ドゥカティは、MotoGP第16戦のサンマリノGPで新しいRSシリーズを発表しました。ディアベルV4 RSとムルティストラーダV4 RSは、ドゥカティ・レノボ・チームの2人のライダーとともに、ミサノ・ワールドサーキット・マルコシモンチェリのピットレーンに登場し、プレゼンテーション・ビデオのストーリーを実際のサーキットで締めくくりました。このビデオでは、マルク・マルケスとフランチェスコ・ペッコ・バニャイアがスリリングなリモートゲームに挑み、それぞれのバイクのコンセプトとパフォーマンスを強調する壮大な対戦を繰り広げました。
新しいRSシリーズは、ドゥカティをこよなく愛し、一目でその卓越したパフォーマンスを認識できる人々のために設計されています。最高のパフォーマンス、軽量性、スタイルを追求し、最高の1台を求めるライダーのための比類なき体験。RSシリーズの使命とは、それぞれのファミリーにおけるスポーツ性能の頂点に君臨するモデルを開発することで、卓越したレーシング・パフォーマンスとテクノロジーを特徴とし、独自のカラーリング、専用コンポーネント、チタニウムやカーボンファイバーなどの高品質素材によってその独自性を表現しています。
ディアベルV4 RSとムルティストラーダV4 RSは、デスモセディチ・ストラダーレ・エンジンと専用のカーボンファイバーおよびチタニウム製コンポーネントにより、それぞれの世界をスーパーバイクの世界に近づけた、シリアルナンバー付きモデルです。
1,103ccのデスモセディチ・ストラダーレ・エンジンは、デスモドロミック・バルブ駆動システムにより実現した非常に幅広い出力曲線により、低中回転域におけるスムーズな作動と高回転における力強くスポーティな個性を兼ね備えています。低回転域ではスムーズなレスポンスを発揮するこのV4エンジンは、レッドゾーン付近ではツインパルス点火順序の特徴的な排気音を伴ってスリリングな走りを見せ、加速時には回転数が上がるにつれてレーシーなサウンドを奏でます。
ディアベルという名称は、常に加速性能に優れたバイクの代名詞となってきました。新しいV4 RSでは、MotoGP由来のカウンター・ローテーティング(逆回転)クランクシャフトを備えたデスモセディチ・ストラダーレ・エンジンにより、その限界をさらに押し広げています。
ディアベルV4 RSは、ドラッグスターとしての資質を体現するテクニカル・ソリューションによる長く低いボディを備え、すべてのドゥカティ・モデル中最速の0~100km/h加速を実現しています。182psを発生するデスモV4エンジンと、ライダーのパフォーマンスを最大限に引き出す、洗練され効果的なエレクトロニクス・パッケージにより、V4 RSは、これまで公道走行可能なモーターサイクルでは考えられなかった加速性能を達成しています。ディアベルV4 RSは、マルク・マルケスの手により、わずか2.52秒で0~100km/hまで加速できることが証明されました。
ディアベルV4 RSのライディングは、その力強くスリリングなパワー・デリバリーと、乾式クラッチを備えたデスモセディチ・ストラダーレ・エンジンの紛れもないサウンドにより、他に類を見ない体験をもたらします。ディアベルV4 RSは、オーリンズ製サスペンション、アルミニウム製片持ち式スイングアーム、パニガーレV4由来のブレーキシステム、このモデル専用に設計された鍛造ホイールにより、低速で人々の注目を集めるだけでなく、スポーティなライディングでも刺激的な体験を提供します。
ディアベルV4 RSのカラーリングを特徴づけるテクニカルでスタイリッシュなディテールが、このモデルを記憶に残るものにしています。チェントロスティーレ・ドゥカティ(ドゥカティ・スタイルセンター)がデザインしたRSロゴは、カラーリング、ハンズフリー・イグニッションキー、メーターパネルのグラフィック、バイクのシリアルナンバーも刻印されているリア・シリンダーヘッド・カバーに配置されています。そして、このユニークなバイクに乗る体験は、キーオン時の専用メーターパネル・アニメーションによってさらに特別なものになります。
ディアベルV4 RSのデザインは完全に新しくなりました。エアインテークからシングルシート・テールピース、フェンダー、燃料タンク・カバーまで、すべてのエレメントはカーボンファイバー製です。それにより、さらに個性的でスポーティな外観が創出され、ディアベルの紛れもないアイデンティティを損なうことなく、バイクの重量が3kg削減されています。
初代ムルティストラーダV4 RSは、史上もっともスポーティで、もっとも洗練され、もっとも特徴的なムルティストラーダを開発するという使命を掲げて2023年に誕生しました。デスモセディチ・ストラダーレ・エンジン、ライダーとパッセンジャーに完璧なスポーティさと快適性を提供するシャシー、そして最新世代のエレクトロニクス・パッケージにより、この目標は達成されました。この方程式は、スポーティなモデルを好むムルティストラーダ・ライダーに高く評価され、V4 RSの成功につながり、ドゥカティが現在のRSシリーズを開発するきっかけとなりました。
180psのV4エンジン、乾式クラッチと組み合わせたデスモドロミック・バルブ駆動システム、アクラポヴィッチ製サイレンサー、オーリンズ製Smart EC 2.0サスペンション、まったく新しい専用の鍛造ホイールを備えたムルティストラーダV4 RSは、ムルティストラーダ・ファミリーを常に際立たせてきた優れたバランスを維持しながら、紛れもないパフォーマンスとセンセーショナルなライディング体験を提供します。
新型ムルティストラーダV4 RSでは、ドゥカティ史上もっともスポーティでエキサイティングなツーリングバイクを開発するという唯一の目標のために、すべてのコンポーネント、すべてのディテールが選定されました。エレクトロニクス・パッケージは、MotoGPにおけるドゥカティの経験から生まれたドゥカティ・ビークル・オブザーバー・アルゴリズムを採用してアップデートが施されました。このアルゴリズムは、より正確で安全な電子制御を実施するために、70個のセンサーからの入力をシミュレートします。
イベントベースのオーリンズ製フロント・フォークとショックアブソーバーを備えたシャシーは、新しいサスペンション・ストラテジー、より大径の280mmリア・ディスク、コーナリングABSを備えたブレーキシステムにより、さらに進化しています。世界でも類を見ない超軽量チタニウム製リア・サブフレームは、トップケースを収容できるサイズになりました。
新しいドゥカティ・ムルティストラーダV4 RSは、エレガントでダイナミックなムルティストラーダ独自のラインと、新しいRSカラーリングを融合しています。フロント・フェンダー、ハンドガード、ヒートシールド、フロント・ビークなどのさまざまなカーボンファイバー製コンポーネント、鍛造ホイール、軽量リチウムイオン・バッテリー、チタニウム製サブフレームに取り付けられたテクノポリマー製テールフェアリング(このモデル専用に設計)により、ムルティストラーダ・パイクスピークと比較して2kgの軽量化が実現しました。
ドゥカティ・ムルティストラーダV4 RSは、シリアルナンバー付きで生産。シリアルナンバーは、トリプルクランプに装着されたブラック・アルマイト仕上げのアルミニウム製プレートに刻印されています。このプレートには、イタリア国旗もあしらわれています。キーオン時には、メーターパネルに専用のアニメーションが表示されます。
ドゥカティは、ムルティストラーダ・ファミリーのすべてのモデルと同様に、ムルティストラーダV4 RSに、ヨーロッパ全域のドゥカティ・ディーラーネットワークによる走行距離無制限の4年間保証、「4Ever Multistrada」を提供します。
ヨーロッパでは、ムルティストラーダV4 RSの納車は2025年11月に開始され、ディアベルV4 RSは12月にディーラーに到着する予定です。米国は1か月後に続き、その後数か月以内に全世界への配車が完了する予定です。日本の発売は2026年予定。
MotoGPドゥカティ・レノボ・チームの公式ライダーが登場する、このニューモデルのプロモーション・ビデオは、ドゥカティ公式YouTubeチャンネルでご覧いただけます。この特別でエクスクルーシブなモーターサイクルのプレスキットと画像は、ドゥカティ・メディアハウスから入手可能です。
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■カラー/RS専用カラー
■主な標準装備
・1,103cc ドゥカティ・デスモセディチ・ストラダーレ・エンジン、バルブ・クリアランス点検:30,000km毎(※)
・スプリントフィルター製高透過性P08エアフィルター
・チタニウム製エグゾースト・エンドキャップ
・乾式クラッチ
・ドゥカティ・クイック・シフト(DQS)2.0
・最高出力 182ps(133.8 kW)@ 11,750rpm
・最大トルク 120Nm(12.2 kgm)@ 9,500 rpm
・アルミニウム製モノコック/フレームとアルミニウム製片持ち式スイングアーム
・専用シングルシート、エアインテーク・ダクト、テールフェアリング、2シーター・キットを標準装備
・ボッシュ慣性測定ユニット(IMU)
・カーボンファイバー製コンポーネント
・48mm径のステムを備えたオーリンズ製フルアジャスタブル NIX30フォーク
・オーリンズ製 STX 46フルアジャスタブル・リア・ショックアブソーバー
・17インチ鍛造アルミホイール、ピレリ製ディアブロ・ロッソ4タイヤ、フロント 120/70 ZR17、リア 240/45 ZR17
・ボッシュ/ブレンボ製10.3ME コーナリングABSブレーキシステム
・330mm径フロント・ダブルディスク、ブレンボ製Stylema(R)4ピストン・ラジアル・キャリパー
・デイタイム・ランニングライト(DRL)およびドゥカティ・コーナリング・ライト(DCL)付きフルLEDヘッドライト
・カラースクリーンと専用グラフィックスおよびディスプレイを備えた5インチTFTメーターパネル(※)
・レーザー刻印された「RS」ロゴ付き専用ハンズフリー・キー
・3つのパワーモード(ハイ、ミディアム、ロー)
・4つのライディングモード(レース、スポーツ、ツーリング、ウェット)
・ドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)
・ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)
・リチウムイオン・バッテリー
・ハンズフリー・スタート・システム
・ターン・バイ・ターン・ナビゲーション・システム
・USBポート
■カラー/RS専用カラー
■主な標準装備
・1,103cc ドゥカティ・デスモセディチ・ストラダーレ・エンジン、バルブ・クリアランス点検:30,000km毎(※)
・乾式クラッチ
・アルミニウム製モノコック/フレームとアルミニウム製片持ち式スイングアーム
・チタニウム製リア・サブフレーム(※)
・カーボンファイバー製コンポーネント(※)
・改良されたストラテジーを備えたオーリンズ製セミアクティブSmart EC 2.0イベントベース電子制御式サスペンション
・新しい17インチ・マルケジーニ製鍛造アルミホイール、ピレリ製ディアブロ・ロッソ4タイヤ、フロント 120/70 ZR17、リア 190/55 ZR17
・ボッシュ/ブレンボ製10.3ME コーナリングABSブレーキシステム、フロント・トゥ・リア・ストラテジー
・330mm径フロント・ダブルディスク、ブレンボ製Stylema(R)4ピストン・ラジアル・キャリパー
・デイタイム・ランニングライト(DRL)およびドゥカティ・コーナリング・ライト(DCL)付きフルLEDヘッドライト
・カラースクリーンと専用グラフィックスおよびディスプレイを備えた6.5インチTFTメーターパネル(※)
・ボッシュ慣性測定ユニット(IMU)
・ドゥカティ・ビークル・オブザーバー(DVO)
・4つのパワーモード(フル、ハイ、ミディアム、ロー)
・5つのライディングモード(レース、スポーツ、ツーリング、アーバン、ウェット)
・フロントおよびリア・レーダー・テクノロジー(アダプティブ・クルーズコントロールおよびブラインドスポット検知機能)
・ドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)DVO
・ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)
・エンジン・ブレーキ・コントロール(EBC)
・ハンズフリー・スタート・システム
・電話、音楽、マップ・ナビゲーション・アプリの操作機能を備えたドゥカティ・コネクト
・ドゥカティ・クイック・シフト(DQS)2.0
・ビークル・ホールド・コントロール(VHC)
・ドゥカティ・ブレーキ・ライト(DBL)EVO
(※)RSバージョン専用
ドゥカティジャパン株式会社(2025年9月13日発行)
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(バイクブロス・マガジンズ編集部)