ファンティックがサポートするエンデューロライダーであるマッテオ=パヴォーニが、イタリア選手権エンデューロの最終戦を残して300クラスのチャンピオンを獲得した。また、ケビン=クリスティーノはジュニアクラスで4戦連続のダブル・ウィンを記録したほか、アルビン=ノルビンも両日ともに総合10位以内を記録し、外国人クラスでは4位-5位に入賞している。
ファンティック・ファクトリーがサポートするエンデューロライダー、チーム・スペシアのマッテオ=パヴォーニが、300クラスでのイタリア選手権エンデューロ・チャンピオンを戴冠した。ケビン=クリスティーノは依然としてジュニアクラスでの圧倒的な強さを維持し、アルビン=ノルビンも総合10位以内で両日を走り切った。
暑く、また埃まみれの週末となったアブソリュート・イタリア(イタリア選手権エンデューロ)。
ファンティックはチビタクアーナのレースで祝杯を挙げる理由ができたのである。再びダブル・ウィンを飾ったマッテオ=パヴォーニとチーム・スペシアは、ファンティックXE300で選手権の300クラスでのタイトルを獲得したのだ。157ポイントをすでに獲得したパヴォーニは、最終戦を残して早くも今シーズンのタイトルをものにしたのである。
ファンティックXE300はジュニアクラスでも圧倒的な性能を見せつけ、ケビン=クリスティーノのライディングで4戦連続のダブル・ウィンを記録した。このクラスでの圧倒的な支配に続きチャンピオンを獲得したクリスティーノは、両日を通じて総合でもトップ10に入り、クラスを超えた速さを観衆に見せつけたのだ。
アルビン=ノルビンにとってもこの週末はいい結果につながっている。両日ともに総合10位以内を記録し、XEF310とともに外国人クラスでは4位-5位に入賞したのである。
125ccクラスのピエトロ=スカルディーナは一方で不運に見舞われてしまっていた。開幕日、わずかにトップに及ばず2位に入ったスカルディーナは、マシントラブルで翌日のレースをリタイヤ。思い通りにはいかない週末となってしまった。
イタリア選手権エンデューロ(アブソリュート・イタリア)は7月12-13日に開催される次戦・サンタンジェロ(ヴェイド)で残るタイトルを決する戦いとなる。
ケビン=クリスティーノ/チビタクアーナでも両レースともに勝つことができたよ。残すところ1戦、タイトル獲得はもう目前といっていいだろう。この暑さは色々ややこしいことになりつつあるけれど、それでも総合順位も悪くなかったからね。
アルビン=ノルビン/2日間とも総合10位以内を走れてよかったよ。外国人クラスでもトップ5に入れたわけだから、このくそ熱い天気の中では上出来といっていいと思うね。
マッテオ=パヴォーニ/1レース残っているにもかかわらず300ccクラスのタイトルを決められて、本当にハッピーだよ。チームはもちろん、オーナーのトニー=スペシアが僕を信じてサポートしてくれたことに心から感謝しているんだ。あとはヨーロッパ選手権エンデューロでも好成績を残してシーズンを締めくくれるようにしたいね。
モータリスト合同会社(2025年6月10発行)
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(バイクブロス・マガジンズ編集部)