2025年5月10日(土)・11日(日)に横浜市の山下ふ頭特設会場で開催されたハーレーのイベント「BLUE SKY HEAVEN 2025」における音楽ステージのアフターレポートを、同ステージをプロデュースした Block FM が発表した。2日間にわたるステージでは、1組目のマーティ・フリードマンからトリを飾ったロックバンド Natural Lag まで大盛況で幕を閉じた。
5月10日・11日の2日間、山下ふ頭特設会場で開催された「BLUE SKY HEAVEN 2025」。バイクコンテンツから音楽ライブまで、多彩な企画が来場者を魅了しました。
ハーレーダビッドソン ジャパンが主催する、音楽とモーターサイクルの祭典「BLUE SKY HEAVEN 2025」が、5月10日(土)11日(日)横浜市・山下ふ頭特設会場にて開催されました。
本イベントには2日間合わせて約1.4万人が来場し、ハーレーダビッドソンの展示やショー、パレード、さらに豪華アーティストのライブなど様々なコンテンツを堪能。初夏のさわやかな陽気の中、大人も子どもも思い思いにハーレーカルチャーを楽しむ姿が見られました。
今年で24回目を迎えた「BLUE SKY HEAVEN」は、2024年から会場を横浜・山下ふ頭に移し、今年は横浜で2回目の開催となりました。初日の5月10日、朝は小雨がパラつく天気でしたが、ゲートオープンから続々とライダーが自慢の愛車で会場に集まります。
会場には最新モデルのハーレーなど貴重な車両が並ぶエリアや、ヘルメットやライダースジャケット、Tシャツなどライダーアイテムがゲットできるショッピングエリア、さらに各地の人気バーガーやフードトラックが集結したフードエリアなど、アメリカンカルチャーを五感で味わえる多彩なエリアが来場者を出迎えました。プロライダーがハーレーを駆って迫力の走行を披露する「エクストリームライドショー」など、体験型のコンテンツも充実。バイクファンにはたまらないブルスカならではの醍醐味を味わおうと、多くの来場者が足を運んでいました。
早朝から集まったライダーの熱気で雨雲が消え去り、雨が完全に止んだ頃、いよいよ今年のブルスカがスタート。ハーレーダビッドソン ジャパン代表取締役、玉木一史氏の挨拶のあと、オープニングセレモニーとしてプレミアム復刻シリーズの最新モデル「FAT BOY GRAY GHOST」が日本初お披露目。最新技術を応用した鏡面風に光る美しい車体に、多くのハーレーファンがステージ前に集まりカメラを掲げていました。
芸人コラボ企画として、会場限定で食べられるフードメニューを考案した安藤なつとノッチがステージに登場。MCのCARDZとともにライダーならではのトークで会場を和ませたあと、いよいよ音楽LIVEステージの幕が上がります。
1組目に登場したのはギタリストとして長年活躍するマーティ・フリードマン。バンドメンバーとともに圧巻のロックサウンドを響かせ、会場の熱気が一気に上昇します。「天城越え」「風が吹いている」など演歌やJ-POPの名曲が、マーティのギタープレイによって重厚なロックアレンジへと生まれ変わり、観客を魅了。集まった観客もコール&レスポンスでその熱演に応えていました。
続いて登場した若い世代を中心に支持されるシンガーソングライターのkojikojiは、柔らかい歌声とエレキの弾き語りで昼下がりの会場を魅了。MCでは子どもの頃に父親とバイクに乗った思い出などを語りつつ、「愛のままに」「金柑」など人気曲を披露。みなとみらいの海風に乗って広がる美しい歌声に、観客はゆっくりと聴き入っていました。
続いて登場したのは“フェスの女王”MINMI。力強い歌声が会場に響き渡り、のっけから大歓声が巻き起こります。それぞれの人生の背中を押す「The Perfect Vision」、ありのままの自分を肯定する「Diet」など、誰もが前向きになれるメッセージをMCと楽曲を通して熱量高くパフォーマンス。その熱量に応えるように観客も一緒に歌い、タオルを回すなど、思い思いにライブを堪能しました。ラストの「シャナナ☆」ではサビに合わせて大合唱が起こり、会場が一体となりました。
クレイジーケンバンドのリーダーとして地元・横浜で絶大な人気を誇る横山剣と、HIPHOP/R&Bシーンを長年牽引するベテラン、DJ HASEBEによるSpecial Collabo Set。最初にDJ HASEBEが登場し、「You Are The Universe」「ABC」など往年のヒットチューン、さらに自身の楽曲を交えたDJセットで気持ちの良いグルーヴを作り出します。横山剣が登場すると、DJ HASEBEとの楽曲「Bayside Lover」、そして「タイガー&ドラゴン」「肉体関係part2」などヒット曲を披露し、会場からは大歓声が上がっていました。
日が沈み、みなとみらいの夜景が美しく見える時間帯に、初日のトリとしてデビュー25周年イヤーを迎えたm-floが登場。「prism」「come again」など長年愛される名曲に加え、lovesアーティストとしてMINMIを迎えた「Lotta Love」、YOSHIKAを迎えた「let go」も披露。さらに、サプライズとしてタイトル未発表の新曲もパフォーマンスされ、会場からは大きな歓声が上がりました。ラストには横山剣と野宮真貴を呼び込み、ライブでは7年ぶりとなる「Cosmic Night Run」をパフォーマンス。その貴重で豪華なステージに会場は最高潮の盛り上がりを見せ、初日のプログラムが華やかに締めくくられました。
朝から快晴に恵まれ、イベント名通りのブルースカイが広がった2日目。ハーレー乗りでもある魔娑斗の先導のもと、山下公園通りを数多くのハーレーがパレードする「横浜セーフティライド」、芸人コラボ企画には屈指のバイク好きとしても知られるレイザーラモンRGが登場するなど、2日目もライダーの魅力を体感できるプログラムが展開されました。
音楽LIVEステージに最初に登場したのは国産ロックンロール・バンドとして海外でも人気のJohnny Pandora。国内外のロックファンを魅了してきた圧巻のパフォーマンスで、朝の会場を一気に盛り上げました。「風とオートバイ」などバイクにちなんだ楽曲も挟みながら、ラストの「ROCK ME BABY」ではツイストダンサーも登場。曲中にはボーカルのJohnnyが客席に降り、キレのあるツイストダンスを披露。さらにギタリストも会場に降り立ち、会場全体を巻き込むプレイで魅了しました。観客を一気に引き込むパフォーマンスに、朝から集まった人々は大きな喝采を送っていました。
熱い日差しが照りつける会場に、本場アメリカでのハーレーフェスにも出演するなど人気を拡大するロックバンド・おとぼけビ~バ~が登場。轟音で響くバンドサウンドに突き刺さるリリック、観客を巻き込むコミカルなMCと、怒涛のパフォーマンスに会場中が釘付け。サウンドトラブルすらもパフォーマンスの一部になってしまうようなヒリヒリしたライブを、観客は大歓声を上げて楽しんでいました。
続いて登場したのは、2年連続でのブルスカ登場となるHIPHOPユニット、KOMOREBI。絶妙にポップなHIPHOPサウンドに個性あふれる4マイクリレーで、会場がハッピーな雰囲気に包まれます。バイラルヒットした「Giri Giri」など人気曲を披露し、ラストナンバー「TOKYO」では歌詞の“Tokyo”を“Yokohama”に替えたコール&レスポンスが響き渡り、子どもから大人まで笑顔で応えていました。
今年のブルスカのラストを飾ったのはロックバンドNatural Lag。ハーレーオーナーでもあるボーカル・花村想太の伸びやかな歌声とバンドサウンドで「Rock You」「Step by Step」などの人気曲を披露。MCではハーレー愛とともに、バイクに乗る人も乗らない人も、ハーレーを身近に感じられるブルスカの楽しさを語っていました。後半は一層ボルテージを上げ、最後までフェスを楽しもう!と呼びかけ。バンドの熱演と観客の笑顔が一体となり、今年のブルスカを締めくくりました。
横浜で2回目の開催となった「BLUE SKY HEAVEN 2025」。ハーレーライダーはもちろん、ライブを観に来場した音楽ファン、バイクやショッピング、フードを楽しみに来たファミリー層やカップルなど、あらゆる世代がハーレーの魅力に触れられる、開かれたフェスティバル空間がそこにありました。
■名称/BLUE SKY HEAVEN 2025(ブルースカイヘブン 2025)
■主催/ハーレーダビッドソン ジャパン株式会社
■後援/横浜市、一般社団法人横浜港ハーバーリゾート協会
■日程/2025年5月10日(土)~11日(日)
■会場/山下ふ頭 特設会場(神奈川県横浜市中区山下町)
■WEB
・URL/https://blueskyheaven.jp/
株式会社 Block FM(2025年5月16日発行)
(バイクブロス・マガジンズ編集部)