FIM フラットトラック世界選手権にイタリアのファクトリーチーム「ZAETA」から参戦中の大森 雅俊選手が、ハンガリーで開催された第6戦に出場した。最終戦となった今回のレースで大森選手は決勝への出場は叶わず、合計32ポイントを獲得し大会15位でシーズンを終えた。また、マシンの供給元である ZAETA はマニュファクチャラーポイントの年間ランキング11社中4位で確定した。
ハンガリーでの開催となった最終戦にて奮闘するも、残念ながら決勝レースには一歩及ばず予選落ちという結果に。チーム一丸となって勝ち取った年間総合ランキング世界15位という成績を残し、シーズンを終了した。
【レース概要】
■大会名/2024 FIMフラットトラック世界選手権 第6戦 ハンガリー
■日時/2024年10月12日(土)
■場所/ハンガリー デブレツェン
■マシン/ZAETA DT450RS
■天候/雨のち曇り 気温16°C 湿度59%
■結果/予選落ち
世界のフラットトラック界で最も権威のあるレース、FIMフラットトラック世界選手権にアジアから唯一参戦中の大森雅俊は、10月12日にハンガリーで行われた今シーズンの最終戦にZAETA CORSE TRICOLORE TEAMのファクトリーライダーとして参戦。
ヒートレース序盤から果敢に攻めるも、各国からの猛者たちの走りには一歩及ばず、決勝レースへの望みを敗者復活戦に託すことに。敗者復活戦では上位2者のみが決勝進出の権利を得られる中、大森は4位にてフィニッシュ。残念ながら、前回のチェコ戦のように決勝レースに進出することは叶わなかった。
結果、今回のハンガリー戦決勝レース2位となったサミー・ハルバート選手が非ヨーロッパ人初の年間総合優勝という快挙を成し遂げ、2024年FIMフラットトラック世界選手権は幕を閉じた。大森は合計32ポイントを獲得し本大会15位でシーズンを終え、マシンの供給元であるZAETAはマニュファクチャラーポイントの年間ランキングで、11社中4位で順位が確定となった。
大森はレースを振り返り、このようにコメント。
「最終戦となるハンガリーでのレースは天候に恵まれ、予定通りのスタートとなりました。残念ながら決勝に進むことはできませんでしたが、本大会総合15位でシーズンを走り切る事ができました。今シーズンはフルリニューアルされたマシンで迎えることとなり、開幕戦からマシントラブル等いくつかの壁を乗り越えながらのシリーズでしたが、走れば走るほどマシンフィーリングは少しずつ改善されていきました。今シーズンも走り切れたのはチームを始めスポンサー様、サポーターの皆様のおかげです。本当にありがとうございました」
また、所属チームであるZAETA CORSE TRICOLORE TEAM代表のジュリオ・ベルナルデッレはこのように振り返る。
「Masaは前回のチェコ戦で見事決勝進出を果たしたものの、今回は決勝に進むことができませんでした。彼のZAETAでのシーズン最後のレースをもっと盛大に祝いたかっただけに残念です。今年は本大会のレベルが大きく向上していることが理解でき、我々はマシンの準備と開発に今後より一層注力する必要があると感じました。この経験を2025年にも活かしていきたいと思います。ライダーとチーム全員に感謝します。2025年にまたお会いしましょう」
合同会社Here2Thereは、海外展開に挑戦する日本の価値ある才能や産業を支援する企業です。当社では、大森雅俊のFIMフラットトラック世界選手権での世界チャンピオン獲得を目指し、国内外で選手活動の総合マネージメントを行っています。
合同会社Here2There(2024年10月17日発行)