ヤマハ発動機株式会社は、2021年7月に発表した脱酸素社会実現に向けた取り組み「ヤマハ発動機グループ環境計画2050」のうち、海外含む自社工場のカーボンニュートラル達成時期を前倒しとなる2035年に変更した。
同グループでは、水力・太陽光由来のエネルギーの積極的導入、化石燃料から再エネ電気へのエネルギー転換により、各事業所や工場内におけるエネルギーの最小化とクリーン化を推進する予定だ。
~CO2フリー電力の導入などにより、脱炭素社会実現に向けた取り組みを加速~
ヤマハ発動機株式会社は、2050年のカーボンニュートラルを目標とした「ヤマハ発動機グループ環境計画2050」(2021年7月発表)のうち、海外を含む自社工場における目標達成時期を2035年へと前倒しします。
当社はこの目標達成に向けて、エネルギーの“最少化”と“クリーン化”を軸とした活動を推進します。その結果、海外を含む自社工場の生産活動におけるCO2排出量は、2035年に92%削減(2010年比)となる見込みです。また、残るCO2排出量は、国際的に認められた手法でオフセットを行い、最終的に工場のカーボンニュートラルを達成する計画です。
【主な取り組み・概要】
■理論値エナジー
・真に必要なエネルギーのみを「価値」と定義し、価値以外はすべて「改善代(しろ)」としてエネルギーの最少化を目指す。
・設備を徹底して自動停止させ、待機エネルギーおよび固定エネルギーゼロを目指す。
■工程革新
・設備導入において、最少設備、最少エネルギーで高い生産性を実現し、大幅な省エネを実現。
【主な取り組み・概要】
■再エネ導入
・本社管轄のすべての事業所に対し、水力由来でCO2排出ゼロの「静岡 Green でんき(中部電力ミライズ)」を2022年7月より導入する。国内外のグループ会社についても順次導入を進め、2030年を目標にすべての電気をCO2フリーに切り替える。
・太陽光発電についても導入を進め、自社由来の再エネ比率を高める。
■化石フリー
・工業炉を始めとする熱設備の電化や蒸気レス空調の導入などにより、化石燃料から再エネ電気へのエネルギー転換を進める。
■ヤマハ発動機グループ環境計画2050
・URL/https://global.yamaha-motor.com/jp/profile/csr/environmental-field/plan-2050/
ヤマハ発動機株式会社(2022年6月28日発行)