カワサキは、次世代二輪整備サポートシステム「KMSS(Kawasaki maintenance support system)」を全国のカワサキプラザに導入する旨発表した。
このシステムは、工具メーカーである京都機械工具株式会社(KTC)が共同開発した車両整備に特化した測定具+システムソフトウェア「TRASAS for AUTO」をベースとしており、測定具に車種毎のネジ締め付けトルクなどを自動的にダウンロードできるほか、スマートセンシングデバイスを経由して測定した値を整備記録簿に自動記録できるという。
IoT を活用した次世代二輪整備サポートシステムにより、お客様へ安全・安心なモーターサイクルライフをお届けします。
株式会社カワサキモータースジャパン(本社:兵庫県明石市、代表取締役社長:桐野 英子)は、さらなるお客様への安心・安全のモーターサイクルライフをお届けするため、京都機械工具株式会社(以下KTC)(京都府久世郡久御山町:代表取締役社長 田中 滋)と共同開発した IoT を活用した次世代二輪整備サポートシステム「KMSS」を全国のカワサキプラザに導入いたします。
「KMSS」は二輪整備の高度化、多様化に対し、IoT を活用した次世代二輪整備サポートシステムであり、安全・安心なモーターサイクルライフをユーザーに届けることを目的に開発しました(KTCより特許出願中)。
・整備記録簿の電子化
・車種ごとに異なるねじの締め付けトルク値をサーバーからダウンロードし、締め付け作業時に自動設定
・自動設定した目標締め付けトルク値に対してスマートセンシングデバイスで測定した正確な値を記録簿へ自動記録
KTC「TRASAS for AUTO」シリーズの「トルクル・タイヤデプスゲージ・ブレーキパッドゲージ」により、点検作業の正確性やスピードアップにより安全の見える化と作業の効率化、品質の均一化が可能となりました。
車両整備工場の点検・整備業務における工場全体の「安全、快適、能率・効率」を向上させる、KTCの「TRASAS」シリーズの中でも、車両整備に特化したラインナップ「TRASAS for AUTO」。
ハードウェアである測定具+システムソフトウェアからなり、測定具で測定したデータを無線でシステムソフトウェアへ転送。ボルトを締め付ける力「トルク値」、タイヤの溝やブレーキパッドの残量など、これまで点検時に測定した値を手書きで記録簿に記入、その後パソコンへ手入力していた作業を自動化し、データの信頼性を向上させるとともに、作業の効率化を図ります。
さらに、こうしたデータを顧客管理に活用することで、顧客の満足度向上や再来店につなげるなど、アフターマーケットのさらなる安全と作業品質の向上を実現します。
カワサキモータースジャパン
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リリース = 株式会社カワサキモータースジャパン(2021年11月1日発行)