【ヤマハ】ツール・ド・フランスをNIKENが走る?! ヤマハがLMW技術で欧州自転車レースを支援

掲載日: 2019年06月05日(水) 更新日: 2019年06月07日(金)
この記事は2019年6月5日当時の情報に基づいて制作されています。

ヤマハの現地法人であるヤマハ・モーター・ヨーロッパは欧州で自転車ロードレースを主催するフランスのスポーツメディアグループ「A.S.O.」、およびイタリアの「RCS」と3年間のパートナーシップ契約を結び、欧州の自転車レースの先導としてヤマハの「NIKEN(ナイケン)」を導入。今後開催されるツール・ド・フランスなどの世界三大ツールにもNIKENが先導車として使用される予定となっている。

これらのレースに使用されるNIKENは路面の荒れた山岳地帯でレースコミッショナーや公式サポートチームの支援を行うだけでなく、医療補助や水分・食料補給などの役割も果たすとのこと。既にヨーロッパでは自転車ロードレース「ジロ・デ・イタリア」が開催されたが、NIKENはこのステージおいてもその性能を発揮したようだ。

LMW技術で欧州自転車レースを支援

アルペンマスターの本領発揮

ずらりと並んだご覧の車両は、自転車ロードレースの先導車としてヨーロッパ各国で活躍中の特別車。当社LMW※1製品のフラッグシップ「NIKEN(ナイケン)」をベースに、各種の装備が追加されています。

「NIKEN」の開発コンセプトは、「アルペンマスター」――。山岳路における自転車ロードレースの先導は、まさにうってつけの役割と言えそうです。さまざまに変化するレースコースで、LMW機構の特長の一つである優れた安定感や接地感を発揮しながら円滑なレース運営に貢献しています。

ツーリングの快適性を高めた「NIKEN GT」

世界三大ツールも先導

欧州における当社の現地法人ヤマハ・モーター・ヨーロッパは、自転車ロードレースの主催者グループであるA.S.O.とRCSと3年間にわたるパートナーシップ契約を結び、グランツール(ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランス、ブルエタ・ア・エスパーニャ)を筆頭に、イタリア、フランス、スペイン、ベルギーの各地で開催されるさまざまな規模の自転車ロードレースをスポンサードすることになりました。

これらの大会では、レースサポート用にカスタマイズされた「NIKEN」が、レースコミッショナーや公式サポートチームを支援するため山岳路で先導を務めます。また、その機動性を活かし、必要に応じて医療アシスタントや水分補給、食料や交換タイヤの搬送など、重要な役割を担うことになっています。

2019年のグランツールの先陣を切ったジロ・デ・イタリアは、23日間、全行程3,500km以上の戦いを終え、6月2日にゴールを迎えました。標高差5,700m、5つもの山頂フィニッシュが設けられた過酷なコース設定に、「NIKEN」もその持ち味を十分に発揮したようです。

※1 LMW= Leaning Multi Wheel。モーターサイクルのようにリーン(傾斜)して旋回する3輪以上の車両の総称、商標登録第5646157号

リリース

ヤマハ発動機株式会社(2019年6月5日発行)

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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