2018年3月13日、ハスクバーナ・ジャパンは今年発売を予定している「VITPILEN 401」「VITPILEN 701 」「SVARTPILEN 401」のお披露目を行なった。会場となった東京・北青山の北欧レストランAQUAVITにはファッション業界を含む多くの報道関係者が詰めかけ、ハスクバーナモーターサイクルズ・ジャパン代表ブラッドリー・ヘイギ氏と、ジェネラルマネージャーのシュラビッツ・ミヒャエル氏にの手によって、VITPILEN 701とVITPILEN 401がアンベールされた。
アンベール前に挨拶するブラッドリー・ヘイギ氏。
アンベールされたVITPILEN 401。VITPILEN(ヴィットピレン)とはスウェーデン語で「白い矢」を意味する。デザインを手がけるのはオーストリアのKISKA(キスカ)。
VITPILEN 401は2018年4月発売予定で価格は77万7000円(税込)。
VITPILEN 401のエンジンは排気量375cc、水冷DOHC4バルブの単気筒(最高出力:32 kW/9,000rpm・ 最大トルク:37Nm/7,000rpm)でスリッパークラッチ付き。ミッションは6速。
独創的なデザインのタンク&シート。2016年のミラノショーでコンセプトが登場してからほぼ形を変えていない。高さ835mmのシートとセパレートハンドルの組み合わせは独特なポジションを生み出す。
こちらはVITPILEN 701。401と同じストリート・ロードスターという立ち位置ながら、デザインでは棲み分けを行なっているのが分かる。シート高は830mm。
VITPILEN 701の発売予定は2018年7月で価格は135万5000円(税込)。
VITPILEN 701のエンジンは排気量693cc、水冷SOHC4バルブの単気筒(最高出力:55 kW/8,500rpm・最大トルク:72Nm/6,750 rpm)。こちらもスリッパークラッチ付きでミッションは6速。401・701ともにフレームはクロモリだ。
今までこんなデザインのガソリンタンクがあっただろうか? タンク上部に走るパーティングラインにも遊び心が。
ヘッドライトもコンセプトモデルを踏襲し、レンズ外周部がリング状に光るデザイン。
視認性とデザインを両立したメーター。速度計は中央に、回転数は液晶外周部に表示。左の表示切り替えボタンを押すたびに「Time Trip(走行時間)」「Fuel Range(航続可能距離)」などが表示できる。401/701共通のようだ。
屋外に展示されていたSVARTPILEN 401。「黒い矢」を意味するSVARTPILEN(スヴァルトピレン)はストリートスクランブラー的アプローチのモデル。基本スペックはVITPILEN 401と同一で、価格は77万7000円。こちらも4月発売予定。
SVARTPILEN 401はブリッジ付きのアルミバーハンドルやブロックパターンのタイヤを装着するほか、タンク上には樹脂製の追加パーツが装着されている。オプションの装着など拡張性を感じるデザイン。車体の乾燥重量は約150kgでVITPILEN401より約2kg増。
会場に展示されていた純正エクイップ。モーターサイクル同様に高いデザイン性が魅力だ。
ライトアップされたVITPILEN 401。平面と曲面が織りなすタンク部はさまざまな角度から眺める楽しみがある。
ハスクバーナが掲げるコンセプトは「SIMPLE. PROGRESSIVE.(=シンプルで革新的)」。発売間近のVITPILEN & SVARTPILENシリーズはまさにそのコンセプトを具現化したニューモデルだ。これまでオフロードブランドとして確固たる地位を築いてきたハスクバーナは、いよいよ日本のストリートでまったく新しいスタートを切ることになる。