【ドゥカティ】A・ドヴィツィオーゾ選手が日本GPで2位に輝く

掲載日: 2016年10月17日(月) 更新日: 2016年10月17日(月)
この記事は2016年10月17日当時の情報に基づいて制作されています。

リリース = ドゥカティジャパン株式会社

ドゥカティは、2016年10月16日(日)にツインリンクもてぎ(栃木)で行われた2016 MotoGP第15戦日本GPの決勝において、アンドレア・ドヴィツィオーゾ選手が2位表彰台を獲得したことを発表した。2016年シーズン前半を不運続きで過ごした同選手にとって、この勝利は運命に打ち勝ったリザルトと言える。また、同チームのエクトル・バルベラ選手はクラッシュから立て直そうとするも17位に終わった。

ドゥカティ
以下リリースより
2016年10月16日

日本GPでドヴィツィオーゾが2位表彰台を獲得、バルベラは17位完走

2016 MotoGP第15戦日本GPの決勝が10月16日にツインリンクもてぎで開催され、ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾが2位でフィニッシュし、表彰台に登壇した。

ドゥカティ

ドヴィツィオーゾは、2列目から見事なスタートを切ったが、第1コーナーでポジションを落としてオープニングラップを5番手で通過。その後、6周目にアレイシ・エスパルガロ(スズキ)をオーバーテイク。ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)との差を少しずつ詰めていった。そのロレンソが20周目にクラッシュ。後方からマーベリック・ビニャーレス(スズキ)が迫ってきたものの、ドヴィツィオーゾは巧みに追撃をかわして、2位でフィニッシュラインを通過した。

ドゥカティ・チームのオフィシャルライダーとしてのデビュー戦となったバルベラは、3列目からのスタート。いくつかポジションを落としたが、反撃に転じてダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)をパスしてポル・エスパルガロ(ヤマハ)に迫った。エスパルガロを攻略しようとした際、バルベラはミスを犯してクラッシュ。マシンにダメージを負いながらも再スタートを切り、17位でフィニッシュした。イアンノーネの骨折はまだ完全に回復していないため、バルベラはフィリップ・アイランドで開催される次戦のオーストラリアGPでもデスモセディッチGPに乗る予定。

ドゥカティ

【アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム#04) 2位】
「今日は本当にタフなレースだった。スタートは良かったが、最初のコーナーでバレンティーノに行く手を阻まれてポジションを落として、上位3台と差ができてしまった。だが、冷静さを保って、周回を重ねる毎にロレンソとの差を詰めていった。余計なリスクは冒さないつもりだったが、もう少しでオーバーテイクできるというところで、彼がちょっとしたミスをしてクラッシュした。マシンフィールはとても良かったし、自分のレース・マネージメントにも満足している。常にクラッシュの危険があったので、リスクは冒さなかった。それでもレースを通じてコンスタントなペースで周回できた。僕にとっても、ドゥカティにとっても重要なリザルトだ。今週は良い仕事ができた。マシンのベースは良いので、後はもう少し上積みできるよう今後も努力を重ねたい。」

【エクトル・バルベラ(Ducati MotoGPチーム#08) 17位】
「ファクトリーライダーとして、2016デスモセディッチGPで参戦できて素晴らしい経験となった。この機会を与えてくれたドゥカティとアビンティア・レーシングに感謝したい。すべてが初めてのことばかりだった。マシンも、チームスタッフも全然知らなかったが、セッションが進むにつれて状況が改善した。残念ながら、レースでは良いスタートが切れなかった。いつも乗っているマシンとはクラッチ特性がまったく違ったので、いきなり2つポジションを落とした。ペトルッチのオーバーテイクには十分時間をかけた。その後はポル・エスパルガロを捕らえて、何度かオーバーテイクを試みた。それまでよりもハードにアタックしたら、クラッシュしてしまった。今日は5位か6位でフィニッシュできると思っていただけに残念でならない。マシンを引き起こして再スタートしたが、ウィングが2箇所破損してしまい、それまでと同じようには走れなかった。いずれにしても、本当に素晴らしい体験だった。そして、来週のフィリップ・アイランドでも二度目のチャンスをもらえることが分かり、心からハッピーだ。」

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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