「コカ・コーラ ゼロ」鈴鹿8時間耐久ロードレース
第39回大会記者発表会
日本最大のバイクの祭典「8耐」こと鈴鹿8時間耐久ロードレースの記者発表会が、2016年3月25日より開催された第43回東京モーターサイクルショーのアトリウムで行なわれた。
発表会では、鈴鹿サーキットを運営する株式会社モビリティランドの曽田社長、大会冠スポンサーのコカ・コーラ イーストジャパン株式会社の山田統括部長、世界耐久選手権のプロモーターであるユーロスポーツ・イベントのリベイロ代表の3氏によるスピーチが行われた。
8耐は世界耐久選手権(EWC)のシリーズに組み込まれており、2017年からは、なんとシリーズ最終戦となることが発表された。これは8耐というレースの規模の大きさや競技レベルの高さ、世界中からの注目を集めている事実を考慮しての決定だ。つまり「鈴鹿8耐は世界最高峰の耐久レースだ」と認められたというわけだ。
また、ゲストとして国内4メーカーを代表するチームの監督やライダーが登場し、2016年の8耐にかける意気込みを語った。チームのインタビューには、バイク好き芸人としてお馴染み、チュートリアルの福田充徳さん、それにレイザーラモンRGさんの2人が務め、大いに場を盛り上げた。
鈴鹿サーキットとツインリンクもてぎを運営する、株式会社モビリティランドの曽田 浩社長。日本のモータースポーツを牽引するレースとして、鈴鹿8耐の重要性をアピールした。
8耐のオフィシャルスポンサーとして、お馴染みのコカ・コーラ ゼロ。コカ・コーラ イーストジャパン株式会社の山田正明統括部長が、鈴鹿8耐をバックアップすると宣言した。
世界耐久選手権(EWC)のプロモーターである、ユーロスポーツ・イベント社のフランソワ・リベイロ代表が来日。「鈴鹿8耐こそ世界最高の耐久レースであり、EWCの中核イベントである」と語った。
エントラントインタビューを担当したゲストMCは、バイク好きとして知られる人気芸人、福田さんとRGさん。マニアックなバイクネタを絡めた笑いが、会場を沸かせた。
2015年の鈴鹿8耐で優勝を獲得したヤマハからは、プロジェクトリーダーの佐藤美之さんが登壇。チームは現在テスト中とのことで、エースの中須賀選手と吉川監督は来場できず。
スズキ陣営からは、ヨシムラの加藤陽平監督と津田拓也選手。チーム・カガヤマのオーナー兼ライダーの加賀山就臣選手が登場。加賀山選手は、RGさんのボケに対し鋭いツッコミを披露。
カワサキを代表して、チーム・グリーンの釈迦堂利朗監督と渡辺一樹選手が登場。市販車ベースで争われるバイクレースの最高峰、WSBKで圧倒的な強さを発揮するカワサキだけに、鈴鹿8耐にも自信をうかがわせた。
ホンダからは、過去3回の鈴鹿8耐優勝経験を誇るハルク・プロの本田重樹監督とエース高橋 巧選手が登場。王座奪還への決意を表明。また、現在ル・マン24時間参戦のため渡仏中のTSR藤井監督からのビデオメッセージも披露された。
今年も熱いバトルが展開されること間違いなし。レースファンならずとも、バイク乗りであるなら、夏は8耐観戦で決まりだ。