3月26日(金)~3月28日(日)の日程で開催される「第37回東京モーターサイクルショー」がいよいよ始まった。13時からの一般公開が始まると会場となった東京ビッグサイト(西1/西2ホール)は初日から超満員、日本国内のバイクマーケットが停滞気味と言われているが嘘のようだ。そして、そんなファンの期待に応えるべく、国内4大メーカーも気合の入ったブースを展開。このページでは各メーカーの見どころを少しだけご紹介しよう。
【ホンダ】
「CB1100」「VFR1200F」そして「PCX」と矢継ぎ早に意欲的なニューモデルを発表したホンダ。ブースの見どころはもちろんその3台だ。CB1100、VFR1200Fの2台は既に市場投入されているのでショップや路上で見かけた人も多いかもしれないが、125cc新型スクーターPCXの発売は3月30日から。ホンダブースを訪れれば一足先にこのモデルをじっくりと観察できる。きっとそのクオリティの高さに驚く人が多いはずだが、実はその走りも想像以上。4月1日(木)には バイクブロス・マガジンズでも試乗インプレッションを掲載する予定なのでお楽しみに。
【ヤマハ】
ヤマハブースの見どころは注目のビッグオフ「スーパーテネレ(参考出品・輸出仕様車)」と、今年も大活躍しそうなMotoGPマシン「YZR-M1 2010年モデル(参考出品車)」だ。ヤマハお得意の並列2気筒エンジン(排気量1,199cc)とシャフトドライブを組み合わせたパッケージは、各部の質感も高く見逃せない1台。快進撃を続ける某ビッグオフの追撃体制は整ったか。一方、YZR-M1は公開されている情報が少ないものの、作り込まれた各部からはファクトリーマシンのみが持つ凄みが伝わってくる。また、車体各部に「森」をイメージさせるグラフィックが施されたセロー250 25周年デモル(市販予定車)も見ておくべき1台。
【スズキ】
スズキブースは「バーグマン フューエルセル スクーター(参考出品車)」が見どころ。このモデルは空冷式燃料電池を搭載し、水素タンクの高圧化によりその後続距離は350kmに達するという。2009年鈴鹿8耐の優勝マシンGSX-R1000(酒井大作・徳留和樹・青木宣篤 組)やV-Strom 650 ABS(海外向けモデル)なども展示。
【カワサキ】
カワサキブースの見どころは輸出仕様車。Z1000はラインナップの中でも最もワルな雰囲気を漂わせているメタリックチェストナットブラウンを展示。そのほかカワサキのスーパースポーツ・フラッグシップNinja ZX-10Rなども要チェック。戦闘機のような凝縮感を是非とも確認しておきたい。
以上、国内4大メーカーのブースをごく簡単にご紹介したが、見どころはまだまだ沢山ある。是非とも会場を訪れて、この熱気を味わって欲しい。(バイクブロス・マガジンズ編集部 渡辺)