バイクブロス×マガジンズ編集部 ムラヤマ=文/写真
さて、先週のニュースでお伝えした奥多摩周遊道路の2輪規制だが、現地にて実際の規制の様子を確認してきた。当日は晴天だが気温は低く場所によっては-3度に達することもあり、残念ながらライダーの数は多くなかった。
奥多摩周遊道路の二輪車通行禁止規制のお知らせ
https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/anket/oku_kisei.htm
現在奥多摩周遊道路は、青梅市などから国道411号を使ってアクセスできる奥多摩湖方面からの進入が規制されており、2輪が通行するためには檜原街道から都民の森を抜けていくことになる。今回は圏央道あきる野ICから向かったが、道中には今回の規制についての看板が多数掲示されており、電光掲示板についてはすべてに「2輪通行規制」の表示があるほどで、規制開始後の徹底した周知を心がけているようだ。
いざ料金所跡を過ぎ登り始めると、すぐに警察の電光掲示板車輌が駐車しており、現地の警察官に誘導されるまま都民の森駐車場へ。バイクを止めると誘導を担当した方から規制の内容についての説明とチラシの配布が行われた。話をうかがったところ規制開始して間もないため、こうやってライダーに対し積極的な告知を行っているとのこと。また、規制の始点である山のふるさと村近辺でも同様で、電光掲示板車輌と告知の警察官がライダーに応対している。
今回の規制について現地警察官に確認したところ、最大の原因はやはりバイクの「死亡事故が目立つ」ということだったが、「シーズン中のライダーのマナーに対する苦情」も、今回の規制へ踏み切る判断材料の一つになったとのことだ。シーズンオフということもあり、規制に対してのトラブルなどは無いらしい。なお、現在バイクブロス×マガジンズ編集部では警視庁に対して今回の規制について質問を投げかけており、近日中に返答が届く予定。その内容については、次週以降のニュースとバイクブロス首都圏版にてレポートを行う。規制の是非はともあれ、ライダーにとって影響が大きい出来事だけに、引き続き詳細を追っていく次第だ。