2019年10月24日から11月4日(月)に東京ビッグサイト(東京都江東区)にて開催される「第46回東京モーターショー2019」。一般公開前日の10月23日(水)に行われたプレスデーにて取材を行ったスズキブースの模様をレポートしよう。
当日8:30より行われたプレスブリーフィングでは、代表取締役社長の鈴木俊宏氏が登壇。四輪などを含む未来のモビリティについて語った。
今回の注目車両は新開発の油冷エンジンを搭載した「ジクサー SF 250」。このエンジンに採用される油冷システム「SOCS(Suzuki Oil Cooling System)」はエンジンオイルの経路を潤滑用と冷却用に分岐。燃焼室まわりに張り巡らされたオイルジャケットと呼ばれる冷却用経路により熱伝導面積を拡大し、燃焼室全体を素早く均一に冷却することが可能という。
GSX-Rシリーズの雰囲気を残すヘッドライト回りのデザインは新設計。油冷エンジンのコンパクトさを生かしたスリムなボディが印象的だ。
兄弟車となるネイキッドスポーツバイク「ジクサー 250」は専用設計された薄型のLEDヘッドライトを搭載。
大きく張り出したシュラウドはB-KINGやGSRシリーズを思い起こさせる高級感のあるもの。
これがジクサーシリーズに搭載される249ccの4ストローク油冷SOHC単気筒エンジン。カムシャフトの駆動方式をSOHCにすることによりヘッドまわりがコンパクトになっている事がよく分かる。
このブースではMotoGPで活躍する「GSX-RR」と記念撮影ができる。先頭を走るゼッケン42番はアレックス・リンス選手の車両。その後ろを走るゼッケン36番はジョアン・ミル選手のもので、来場者は直接跨ることが可能だ。
市販モデルでは人気の「KATANA」や「GSX-R1000R ABS」を展示。
カフェレーサースタイルの「SV650X ABS」も展示される。クラシカルなルックスながら、メーター回りはフルLCD。低速発進をサポートするローRPMアシストや、セルボタンを一回押すだけでエンジンを始動できるスズキイージースタートシステムなどを装備する。