【スズキ】125cc新型スクーター『SWISH』『SWISH LIMITED』説明会レポート

掲載日: 2018年05月31日(木) 更新日: 2018年05月31日(木)
この記事は2018年5月31日当時の情報に基づいて制作されています。

取材・写真・文=バイクブロス・マガジンズ編集部

125ccの新型スクータ『SWISH』に跨りフォトセッションに応じる株式会社スズキ二輪代表取締役社長の濱本英信氏。

取材協力/株式会社スズキ二輪

2018年5月30日(水)、スズキ株式会社は「上質なスタンダードスクーター」をコンセプトに開発した125ccのスクーター『SWISH(スウィッシュ)』と『SWISH LIMITED』のメディア向け説明会を開いた。

『SWISH』はこれまでスクーターを乗り継いできた人でも、その仕様や走りに納得できるよう「軽快に」「スタイリッシュに」「便利に」をキーワードにしており、街にあうデザインや取り回しの良さ、便利な機能を多数取り入れた作りになっている。

『SWISH』は2018年6月26日(火)に31万8600円(税8%込み)で発売。シートヒーターやグリップヒーター、ナックルバイザーを装備して、寒冷時の快適性を高めた『SWISH LIMITED』は34万200円(税8%込み)で2018年9月21日(金)から販売を開始する予定だ。

では説明会の様子と『SWISH』及び『SWISH LIMITED』の詳細を画像と共にお届けしよう。


6月26日に発売となるSWISH。街に似合うスタイリッシュなデザインと、スズキGSXシリーズが源流のシャープで凛とした顔つきが印象的。こちらの色はトリトンブルーメタリック。全長は1830mm、シート高は760mm(770mm)で装備重量は114kg(115kg)。※( )内はリミテッド。


開発コンセプトやデザイン、エンジンの設計、車体設計など各担当者から説明が行われた。写真はスズキ独自の先進技術を集結したSEP(SUZUKI Eco Performance)エンジン。コンパクトで軽量な強制空冷・4サイクル・単気筒エンジンでピストンのスカートにはレジンコートを施している。


今回SWISHの解説をしてくれたのは、スズキ株式会社・二輪カーラインチーフエンジニアの守谷安則氏(左)、同・二輪エンジン設計部の福田善夫氏(中)、同・二輪車体設計部の成田 洋氏(右)。


カラーバリエーションは向かって左からキャンディーダーリングレッド、グラススパークルブラック、パールブレーシングホワイトと上記写真のトリトンブルーメタリックの4色。


LEDを採用した縦型2灯式ヘッドライド。この縦型2灯式はGSX-Rなど最近のスズキ・スポーツモデルのアイデンティティでもある。

 


スピード、タコ、オド、トリップ、オイルチェンジインジケーター、燃料計、時計などを表示できるフル液晶ディスプレイのインストルメントパネル。


給油のしやすさに配慮した給油口はメインスイッチからワンアクションで開口できる。その横に設けられたフロントインナーラックには500mlのペットボトルが2本収納可能だ。また、メインスイッチ右側には携帯電話などの充電に便利なUSBソケットも装備する。


上質なシートはタンデムで使うことも考慮したゆとりある作り。6kgの積載が可能なリアキャリアはタンデム時にグラブバーとして使うこともできる。


シートの下は大容量のトランクスペース。フルフェイスのヘルメットを収納してもその他の荷物も入れられるようになっている。最大積載量は10kg。また、シートのヒンジ部の脇にはヘルメットホルダーが左右に設けられ、たとえば左右どちらかに壁がある場所に停めてもヘルメットホルダーが使えるように考慮されている。


リアのコンビネーションランプはテールランプ、ストップランプ、ライセンスランプにLEDを採用。


取り回しの良さと走行性能を重視し、前後10インチのタイヤを採用する。タイヤのサイズは100/90-10。ホイールは5本スポークデザインでスポーティな雰囲気を演出した。さらにフロントにはフォークブーツを標準装備したテレスコピックサスペンションを、リアには2本サスペンションを採用。このリアサスペンションはタンデムや積載状況に合わせ3段階のプリロード調整が可能となっている。


高級感のあるSWISHの立体的なロゴ。


こちらが9月から販売予定のSWISH LIMITED。カラーバリエーションはSWISHと同様の4色を展開する。


SWISH LIMITEDはナックルバイザーや5段階調整が可能なグリップヒーター、サーモスタットによる自動温度制御機能を持つシートヒーターを装備。それぞれ左右のハンドル部にスイッチをレイアウトしている。写真右がシートヒーターのON/OFFスイッチで、写真左のハイビーム切替スイッチの上に設置された後付けスイッチがグリップヒーターのコントローラー。かつてのアドレスV125Sリミテッドに装着されていたものと同じくプッシュボタン式。どちらのスイッチもグローブをしたままでも操作しやすい。

以上、6月26日に発売になるSWISHメディア説明会と車両の詳細レポートをお届けしました。発売日まで約1カ月。実車を見るのを楽しみにしていてください!

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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