【ライダー研究】出かけるときに予備のスパークプラグは持っていきますか?

掲載日: 2018年04月29日(日) 更新日: 2018年04月26日(木)
この記事は2018年4月29日当時の情報に基づいて制作されています。

バイク関連のあらゆる事柄をリサーチするバイクブロスの「バイクリサーチ」。今回は、ひと昔前ならほとんどのライダーが持っていた例の_“アレ”をピックアップした。

近年は、ほぼ4ストロークになり、電子制御の燃料噴射装置(FI)を装備しているバイクが多い。よって、プラグがかぶって旅先やガレージで頭を抱えた……なんて経験をしている人は少ないかもしれない。しかし、「昔から持っているから」とか「極度の心配性なので」と常備している人もいるだろう。そこで愛車で出かける時にプラグを持っていくのか? 現行車、旧車に乗っているライダー関係なく調査した。

同社アンケートサイト「バイクリサーチ」では、2018年2月21日~3月5日に「出かけるときに予備のスパークプラグは持っていきますか?」というリサーチを実施。バイクブロス会員102人の投票を得た。ちなみにバイクブロス公式Twitterでも同じ質問をして794票が集まった。バイクリサーチと同じ結果になったので、そちらもあわせて公開する。

やはりといっていいのか、半数の55票を獲得したのが「愛車のプラグ型番は知っているけど持っていかない」(53.9%:Twitterでは42%)。続いて「そもそも愛車のプラグ型番を知らないので持っていかない」30票(29.4%:Twitterでは33%)、「持っていく」17票(16.7%:Twitterでは25%)となった。

最終的には現行車に乗っているライダーはほぼ持っていないとの結果に。きっと10年前ならアンケート結果が違ったであろう。しかし、旧車乗りのコメントでは「“キャブ車&キックのみ”の宿命で持っています(まあ、半分お守りみたいなもんですが)」、「旧車乗りなら必須です」とのこと。やはり旧車乗りにとっては、必須のアイテムのようだ。

乗っているバイクによって意見が分かれるのは当然だが、「昔は持っていたなぁ」と懐かしむ声が多く……「以前スポーツスターに乗ってた時は予備プラグを持っていた」、「今から33年前、2ストに乗っていた頃はシートカウルの中にしのばせていた」、「旧車に乗ってた時は、不必要にいじりたくて持っていた(笑)」との声があった。手のかかる子ほどカワイイといったところだろうか。

「備えあれば憂いなし」なんて言葉があるが、バイクの場合あらゆるトラブルが想定される。

だから、アレもコレもと様々な予備パーツや工具を持ってツーリングへ行くわけにはいかない。どこまでが「備え」なのか? 車載工具で全部のトラブルが解決するわけではないし、プラグ1個持っていてもバイクが直るわけではない。難しいところである。特に現行車のライダーはプラグをいらないと言い、いわゆる「備え」には該当しないと感じている。この結果は妥当なのかもしれない……。

とにかく、今回の調査で「プラグかぶり」という言葉が、後10年くらいでなくなってしまうのではないかと思った(旧車に乗り続けるというライダーも多いだろうが)。少し寂しい結果である。トラブルってイヤなことなんだけど、後でいい思い出になるんだよなぁ。

 情報元 = バイクブロス・マガジンズ、文=浜瀬将樹(一間堂)

(バイクブロス・マガジンズ編集部)

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