バイク関連のあらゆる事柄をリサーチするバイクブロスの「バイクリサーチ」。今回は、旅先での休憩の一コマをピックアップした。
パーキングエリアやコンビニで休憩していると「このバイクカッコイイですね~」なんて声をかけられた経験はないだろうか? 偶然の出会いではあるが、話しかけられて良い思い出となった……という人が多いだろう。では反対に、自分からライダーに話しかける人はいるのだろうか? バイクブロスで調査した。
同社アンケートサイト「バイクリサーチ」では、2018年1月4日~1月18日に「休憩中のライダーに話しかける?」というリサーチを実施。バイクブロス会員119人の投票を得た。
まったくの赤の他人なのに、バイクという共通趣味があるだけでトークが弾んだり、「今度一緒に走りましょう!」なんて連絡先の交換までしたり……。声をかけるだけで様々な出会いが生まれるのは良いことだ。一体どんな結果になったのだろうか?
半数の票を集めたのが「話すきっかけ(気になるモデル、同じメーカーのバイクなど)があったら話しかける」の58票(48.7%)。2位は32票で「話しかけない」(26.9%)、続いて「話しかける勇気がないので話しかけて欲しい」が23票(19.3%)、「率先して話しかけている」6票(5%)となった。
「率先して話しかけています」、「きっかけがなくても、老若男女問わず話しかけてるなぁ」……という声がある一方で、「当方、極めて内気なモノです。基本話しかけることはありません」、「シャイなので、積極的には話しかけない」といった人見知りのライダーが多い印象を受けた。
しかし、共通の話題があるだけで、恥ずかしがり屋の人や普段は声をかけない人が、様変わりすることもある。「普段は声をかけないけど、キャンプライダー見ると、ついつい声をかけてしまいます」、「基本的には話しかけないけど、珍しい車種や自分と同じバイクの場合は話しかけることもある」などのコメントがいい例だ。自分の好きなものを共有したい欲が止められない……「その気持ちが痛いほど分かる!」というライダーの声が聞こえてきそうなコメントである。
この結果を鑑みると、積極的には話しかけないが、何かきっかけがあればコミュニケーションをとりたいと感じているライダーが多いことが分かる。「話しかけて欲しい」という票も多いので、声をかけられることを不快に思う人も少ない。勇気が出ない人は「何もなくても思いきって声をかけてみても良いのだ」と背中を押してくれる結果になっただろう。もちろん話しかけてみて相手が困っていたら空気を読む(フェードアウトする)必要もあるけどね(笑)。
情報元 = バイクブロス・マガジンズ、文=浜瀬将樹(一間堂)