ダンロップから、モトクロス競技専用タイヤ「GEOMAX MX34(ジオマックス エムエックスサンヨン)」が2023年7月1日(土)より順次発売される。同製品はブロック配置の最適化により従来品より泥はけ性能を向上したほか、新開発のパターンによりトラクション性能をアップ。また、新技術「PCBT ADVANCED」によりグリップ性能と接地感を向上させている。ラインナップはフロント6サイズ、リア11サイズ、価格はオープンプライスとなる。
住友ゴム工業(株)は、モトクロス競技専用タイヤDUNLOP(ダンロップ)「GEOMAX MX34(ジオマックス エムエックスサンヨン)」を2023年7月1日から順次発売します。発売サイズはフロント6サイズ、リア11サイズで価格はオープン価格です。
「GEOMAX MX34」は、国内外のレースで培ったDUNLOPの最新テクノロジーで開発した、マッド路面からミディアム路面まで、幅広い路面状況をワイドレンジにカバーするモトクロス競技専用タイヤです。
新開発のトレッドパターンの採用により、マッド路面からソフト路面で要求される泥はけ性能と、ミディアム路面でのグリップ性能、加速時のトラクション性能をそれぞれ当社従来品(※)から大幅に向上させるとともに、新カーカス材料の採用により、走行中に繰り返し加わる衝撃によるタイヤ剛性の低下を抑制し、優れた走行性能がスタートからゴールまで安定して持続します。
※「GEOMAX MX33」
フロントタイヤはマッド〜ソフト路面での走破性に必要不可欠な泥はけを良くするためにブロック配置を最適化。泥が詰まりやすいミドル〜ショルダーエリアのブロック間隔を広げることで、泥はけ性能が向上しました。
リアタイヤは、センターブロックを高く幅広にすることで、よりたくさんの土を引っ掻きトラクション性能が大幅アップ。ソフト~ミディアム路面までの幅広い路面レンジで加速性能が向上しています。
ブロックのしなやかさから得られるスライドコントロール性と、エッジ効果の増大によるコーナーグリップ性を同時に向上させた2段ステップブロック形状の「PCBT」(プログレッシブ・コーナリング・ブロック・テクノロジー)を更に進化させた「PCBT ADVANCED」を採用。
PCBTの回転方向のエッジ量を増やすことで、旋回中のグリップを向上させるとともに、PCBTの形状を貫通溝形状※にすることにより、ブロックが路面に当たった時のブロック表面のしなり量を増やし、接地感を向上させました。
※60/100-10、60/100-12、60/100-14サイズを除く全サイズに貫通溝形状を採用
ジャンプ時の大きな衝撃の繰り返しによりタイヤ剛性が低下し、走行性能が悪化することを抑制する新カーカス材料を採用。優れた走行性能がスタートからゴールまで安定して持続します。
※フロント21インチ・リア18インチ以上のサイズに採用
【GEOMAX MX34F(フロント)】
■タイヤサイズ・発売時期
・60/100-10 33J/11月発売
・60/100-12 36J/11月発売
・60/100-14 29M/11月発売
・70/100-17 40M/11月発売
・70/100-19 42M/11月発売
・80/100-21 51M/7月1日
【GEOMAX MX34(リア)】
■タイヤサイズ・発売時期
・70/100-10 41J/11月発売
・80/100-12 41M/11月発売
・90/100-14 49M/11月発売
・90/100-16 51M/11月発売
・100/100-18 59M/11月発売
・110/100-18 64M/11月発売
・120/90-18 65M/11月発売
・100/90-19 57M/7月1日
・110/90-19 62M/7月1日
・120/80-19 63M/7月1日
・120/90-19 66M/7月1日
※競技専用タイヤです。一般公道走行はできません。
住友ゴム工業株式会社(2023年6月28日発行)