2019年モデル(RG43J)から倒立フォークが採用されたYAMAHA YZF-R25だが、テクニクスから、その倒立フォークの性能をさらにアップさせる「YAMAHA YZF-R25(RG43J)用TASC」が発売される。
TASCは「Technix Advanced Smart Cartridge」の略で、フロントフォークのノーマルダンパーをカートリッジ式ダンパーと交換しパフォーマンスを向上させるチューニングメニューだ。
気になる価格は、組込み工賃込みで12万円(税抜き)。消耗部品は別途料金になる。
新商品フロントフォークカートリッジキット「Technix Advanced Smart Cartridge〝TASC〟』のYZF-R25(RG43J)用の販売を開始いたします。
TASCは部品単品での販売はしておりません。TASCの組込みには高度な技術を要するため、弊社にて組込み作業を行います。YZF-R25(RG43J)のTASC施工には純正ブラケットの加工が必要になります。表示価格には組込み工賃が含まれております。
新型になり倒立サスペンションを採用になったが、前モデルと同様に、減衰力調整、スプリングプリロード調整機能なく、カートリッジ式フォークではあるものの、片側のみにしかダンパー機能を持たないフォークを採用するYZF-R25(RG43J)。倒立フォークになり剛性が出ているうえに、スプリングレートが高く、通常走行時のサスペンションの使用位置がストローク前半部なため、通常のブレーキングではサスペンションをストロークさせにくい。そこで登場するのが「YAMAHA YZF-R25(RG43J)用TASC」です。
ダイノテストと実走行テストで、様々なライディングフィールドのセッティングデータをチャート化し仕様を決定しています。
TASC内部イメージ(写真はMT-09です)
STREET Set/PRELOAD:5 COMPRESSION:2 REBOUND:2 突出し:0mm
低速域でのブレーキングでもしっかりとフロントフォークがストロークするようにセットアップ。尚且つ初期からしっとりと減衰を効かせ、急激にストロークすることを防ぎ、小さなギャップ通過時の突き上げも確実に吸収しライダーへの不快感を大幅に軽減。 フロントタイヤが路面に留まるよう伸、圧とも減衰力を若干効かせ気味にセットアップ。
WINDING Set/PRELOAD:4.5 COMPRESSION:1+1/2 REBOUND:1+1/2 突出し:0mm
積極的にバイクを旋回させるため、ブレーキを当てながらコーナーにアプローチすることを前提にコンプレッション・リバウンド共に強めにセットし、路面への接地感を上げる。ストローク中間域でも減衰をしっかり効かせ安定した車体姿勢で ライディングができるようセットアップ
CIRCUIT Set/PRELOAD:4.5 COMPRESSION:2 REBOUND:1+1/2 突出し:10mm
フルバンク状態でもフロントタイヤにしっかりと荷重を掛け、 積極的にライダーがマシンを曲げていける仕様。突き出し量を増やすことで応答性もよくなり、サーキット走行で「攻める」走りをするライダー向けのセットアップ。
※COMPRESSION/REBOUNDは全締めから緩め方向の回転数。Preloadは目安線の一番上を「1」としています。
弊社テストでは、リアショックを「NITRON R3シリーズ」を装着してテストしております。車体のバランスを取るために同ショック又は同等の社外品への交換を推奨致します。同ショックを装着の場合には、各ステージのリアショックセットアップデータの提供も可能です。
■製品名/YAMAHA YZF-R25(RG43J)用TASC
■品番/TASCRG43J
■価格/12万円(税抜き)
■TASC組込み時消耗部品交換料金/7,800円(税抜き)
■交換部品/スライドメタル、ガイドメタル、ダストシール、オイルシール(ダストシール、オイルシールはSKF)
■納期/通常約1週間~(納期は弊社メンテナンスサービスの混雑具合により変わります。純正インナーチューブを使用するためインナーチューブの状態によ
※製品の改良・相場の変動により、価格・仕様は予告無く変更される場合があります。掲載の色調は環境により実際と異なる場合があります。
有限会社テクニクス
TEL/048-733-9055
リリース=有限会社テクニクス(2019 年10 月15 日)